名古屋市美術館開館30周年記念 『アルヴァ・アアルト もうひとつの自然』

日時:2018年12月8日(土)~2019年2月3日(日) | 
場所:名古屋市美術館

アトリエのアアルト 1945 年©Alvar Aalto Museum photo: Eino Mäkinen

 

建築家でありデザイナーでもあるアルヴァ・アアルトの生誕120周年にあたる、2018 年9月15日(土)を皮切りに、2019年にかけて4会場を日本巡回する回顧展「アルヴァ・アアルト‐もうひとつの自然」が開催。

 

ヴィトラデザインミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館が企画した本展は、2014年9月にドイツのヴァイルアムラインにあるヴィトラデザインミュージアムで始まり、スペインのバルセロナ、マドリード、デンマークのオールボー、フィンランドのヘルシンキ、フランスのパリで開催されてきた国際巡回展です。日本では約20年ぶりとなる本格的なアアルトの回顧展にあたり、オリジナルの図面や家具、照明器具、ガラス器、建築模型などで、「北欧の賢人」とも称された20世紀を代表する建築家であり、アルテックの設立者の一人であるアルヴァ・アアルトの生涯と作品を辿ります。

 

 

内容

 

アルヴァ・アアルト《フィンランディア・ホール》 1962-71 年 ヘルシンキ(フィンランド) ©Alvar Aalto Museum photo: Rune Snellman

 

北欧・フィンランドが生んだ建築家アルヴァ・アアルト(1898‒1976)は、木やレンガなどの素材を生かし、周囲の自然環境との調和を図る建築で知られ、フィンランドのみならず世界的に評価を得ています。

 

代表作の《パイミオのサナトリウム》(1933年)は、患者が少しでも心地良く過ごせるよう配慮し、アアルトが生涯大事にした、人に優しい建築という考え方を体現したものでした。また、友人夫妻のために設計した《マイレア邸》(1939年)は、邸宅周囲の松の森と建物内部の連続性を意識し、手すりや柱に至るまで自然の素材を多用した有機的な建築となっています。

 

アルヴァ・アアルト《ペンダント・ランプ A331 ビー ハイヴ(ハチの巣)》1953 年 ©Vitra Design Museum photo: Andreas Jung

 

アアルトはデザイナーとしての手腕も発揮し、ドアの取っ手から家具、照明器具、ガラス器など、人が生活したり仕事したりする空間の隅々まで、ディテールにも拘ってデザインしました。レストラン・サヴォイのためにデザインした《サヴォイ・ベース》(1936年)は、フィンランドの湖の曲線をイメージさせるもので、現在においても親しまれるロングセラーとなっています。

 

この展覧会は、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館によって企画され、各国を巡回する回顧展です。日本においては、アルヴァ・アアルトの包括的な展覧会は20年ぶりとなります。オリジナル図面、家具、照明器具、ガラス器、建築模型など約300点をご紹介するこの展覧会では、自然の美しさと温かみ、そして人間の温もりを大切にしたアアルトの建築とデザインが、日本においても多くの共感を得ることでしょう。

 

展覧会のみどころ

アルヴァ・アアルト《スツール 60》1933 年 ©Vitra Design Museum photo: Jürgen Hans

 

 
アルヴァ・アアルト《ティー・トロリー 900》1937 年 ©Vitra Design Museum photo: Jürgen Hans


アアルトの代表作、パイミオのサナトリウム(1933)の一室を、当時の家具等で再現。また、メインパートナーであるアルテックと、日本巡回展のメインスポンサーであるイッタラが用意したアアルトの代表的なスツールやテーブル、アームチェアを試すことができます。

 

概要

 

アルヴァ・アアルト《ニューヨーク万国博覧会フィンラ ンド館》1939 年 ©Alvar Aalto Museum, Esto Photographics photo: Ezra Stoller / Esto Photographics Inc.

 

展覧会名:名古屋市美術館開館30周年記念 アルヴァ・アアルト もうひとつの自然


会期:2018年12月8日(土)~2019年2月3日(日)


休館日:月曜日(ただし12月24日[月・休]、1月14日[月・祝]は開館し、12月25日[火]、1月15日[火]は休館)、12月29日[土]から1月3日[木] 開館時間:午前9時30分〜午後5時 金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)


主催:名古屋市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、中京テレビ放送 協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、インターオフィス 協力:ルフトハンザ ドイツ航空、ルフトハンザ カーゴ AG、名古屋市交通局 後援:フィンランド大使館、愛知県・岐阜県各教育委員会、名古屋市立小中学校PTA協議会

http://www.art-museum.city.nagoya.jp/aalto