
名古屋市博物館 企画展 戦前を生きる ~収蔵品が伝えるココロ~
TOP画像:前線の兵士から子に届いたハガキ(館蔵)
先の大戦が終わることで今の私たちにつながる戦後が始まりました。天皇を君主とし、国民は「臣民」 とされた戦前の大日本帝国は、憲法など国の根本やさまざまな常識は今と大きく違っていました。
しか し人々はその“当時の当たり前”の中で今の私たち同様、毎日を精一杯生きていました。名古屋市博物 館の戦前期にまつわる収集品から、戦前の人々を包んでいた社会の前提と、その中で確かに生きた個人 をうかがい知ることができます。現代に残された“物”の向こう側に確かに存在した人々のココロに少 しでも近づきたいと思います。
※本展では、太平洋戦争終戦までの時期の日本を、「戦後」に対する「戦 前」として扱います。

勅語の保管庫と非常持出用かばん(館蔵)

即位する天皇を迎える名古屋市民(館蔵)

出征中の兵士を励ますための品々(館蔵)

軍事機密の保護を訴えるポスター(館蔵)

国民学校の学童疎開先での書類群(館蔵)