映画『雨の詩』 シネマスコーレにて3/18(土)〜24(金)まで上映決定!

<第33回マルセイユ国際映画祭招待作>映画『雨の詩』 シネマスコーレにて3/18(土)〜24(金)まで上映決定!

2023/3/18(土)〜24(金)
名古屋 中村区 名駅

映画『雨の詩』が名古屋・シネマスコーレにて3/18(土)〜1週間限定で上映が決定!

長編デビュー作『祖谷物語』で国内外の映画祭で高く評価されたフィルム映画作家・蔦哲一朗が、環境に配慮した生活に違和感を感じはじめた主人公たちの心情を16ミリ白黒フィルムで描いたスローシネマです。

『雨の詩』(英題:Song of Rain) 2021年/日本/ビスタサイズ/5.1ch/モノクロ/45分 出演:須森隆文、寺岡弘貴 監督:蔦 哲一朗 プロデューサー:増渕愛子 撮影監督:青木 穣 録音 技師:佐々井宏太 制作進行:辻 秋之 助監督:久保寺晃一 撮影助手:石井綾乃/村上拓也 製作・配給 ニコニコフィルム
(C) 2022 ニコニコフィルム All Rights Reserved 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

アースシップMIMA×蔦 哲一朗『祖谷物語 –おくのひと–』(2013)

2019年、徳島県美馬市に日本初の「アースシップ」が誕生。アースシップとは缶や瓶、廃タイヤなどで建築され、太陽や雨といった自然エネルギーを循環させ自給自足する家のこと。近年、環境保全の観点から「持続可能な家」として世界中で注目を浴びているが、日本での知名度は低い。そこで、地元・徳島を中心に映画製作をする蔦哲一朗監督は、「昨今のSDGsでも注目されている持続可能なライフスタイルとは一体なんなのか」というテーマと「アースシップMIMA」を結びつけ、本作を企画。

アースシップ最大の特徴は、屋根に溜まった“雨水”をろ過し生活用水として使用した後、それらの排水が床下を通って室内の植物を自動的に育ててくれることである。雨が重要な役割を果たすアースシップで、循環型スローライフを送る主人公たちの日常に、監督が敬愛する詩人・山尾三省の詩を織り交ぜながら描く本作は、ノスタルジックでありながら、どこか異世界の空気感漂う作品に仕上がっている。また、本作は自然光をいかした16mm白黒フィルムでの撮影を敢行し、日本の里山の風景を美しく切り取り、雨がもたらす恵に想いをはせる中編映画となっています。

Story Cast

自然に配慮した生活をするジンとテラは、雨水をろ過し生活用水に変える循環機能をもった「アースシップ」という家に住みながら、自給自足の生活に挑んでいる。都会から移住してきたジンは、地元民のテラから狩りなど田舎での暮らし方を教わり、文学や詩を楽しむように自然を理解していく。自分たちで野菜を作り、自然の中で生きることに意義を感じていたふたりだったが、次第に関係がギクシャクし始めていたのであった。

3/18 監督:蔦哲一朗、主演:須森隆文 登壇決定!

監督 蔦 哲一朗

1984年生まれ・徳島県出身。上京して東京工芸大学で映画を学び、2013年に徳島・祖谷(いや)地方を舞台にした映画『祖谷物語-おくのひと-』を35mmカラーフィルムで制作。東京国際映画祭をはじめ、トロムソ国際映画祭(ノルウェー)で日本人初となるグランプリを受賞するなど国内外で数多くの映画祭に出品され話題となった。

また、BFI(英国映画協会)が2020年に発表した各年を代表する日本映画において、2013年のベストワン映画に選出。その後、祖父である池田高校野球部元監督・蔦文也のドキュメンタリー映画『蔦監督-高校野球を変えた男の真実-』を発表。地元・徳島への貢献と、映像を通して自然の美しさを伝えることをテーマに活動している。現在は新作長編映画『黒の牛』を2023年公開に向け準備中。

ぜひこの機会にシネマスコーレへ足を運んでみてくださいね。

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