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離乳食インストラクター神田ひかりです。離乳食インストラクターとして安心で安全な最新の情報とともに、赤ちゃんが笑顔になる「おいしい離乳食メニュー」を日記形式でお届けします!
NEWS
2019年3月31日に厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」が約10年ぶりに改訂されました!
このガイドは、わたくしの記事において文献とする離乳食インストラクター協会・母子栄養協会をはじめ、妊産婦・子どもに関わっている指導者や支援者が認識を統一するためガイドです。
市町村での離乳食講座や市販される離乳食本なども、このガイドを基準に作成される場合が少なくありません。つまり「日本の離乳食の基準」が改訂されたと言って過言ではありません。昔と今では離乳食の大まかな流れは変わりませんが、科学的研究を重ねて集積され、育児・就労状況の変化や母子保健施設の充実なども含めて「今の時代に寄り添って更新された」という点で、できるだけ「最新」で「確かな」情報が皆さんに届いて欲しいと願いながら、わたくしも新ガイドを元に情報を更新して参ります。
私の連載でご紹介している離乳食メニューは(2018年4月1日〜2019年3月31日頃)までの記録で、新ガイドが発表される直前・直後のものですが、(新)「授乳・離乳の支援ガイド」2019で新たに改訂されたポイントなどを折り込みながら「最新の情報で安全に離乳食を進められるように導く」事をモットーにし、引き続き連載させていただきます。
「離乳食ってまずいんでしょ?」「大人が食べるものじゃない」って思っていませんか?いえいえ、離乳食はおいしいんですよ。調味料や油をいっぱい使って味付けしなくたって、大人が食べてもほっこりするような「おいしい離乳食」がつくれますよ!
この離乳食日記では和のおだしを使って素材の味を生かしたおいしい離乳食献立と共に、食材の下処理方法、便利な道具や食べさせ方のコツなどの情報も一緒に綴っていきます。
これからママになる方、離乳食を始める方、すでに始めている方、離乳食ママを応援したいパパ、昔のことで忘れちゃった方、お孫さんにために今の離乳食を知りたいおじいちゃんおばあちゃん。
「人生80年の食基盤」となるのが離乳食です。大切なあなたの赤ちゃんの離乳食にお役に立てれば幸いです。また、赤ちゃんの為だけでなく濃い味付けに慣れてしまった大人の方にも。家族みんなの食生活をみつめ直すきっかけになるといいなぁと願っています。
離乳中期「Day82〜Day88」
ー生後7〜8ケ月頃(モグモグ期)ー
生後7〜8ケ月頃は(離乳中期)とされています。1日2回離乳食を与えます。必要であれば、母乳又は育児用ミルクを離乳食の後に与えます。
Day82〜Day88の目標例
①初めての「納豆」にチャレンジ!
②「鮭や赤身魚」「ささみ肉」などにチャレンジ!
③7倍粥へ徐々に移行する。
④2回食に慣れる時期
⑤椅子に座れる様になるので(背もたれがあり)(足の裏がしっかりつく)椅子を選んであげる。抱っこがいい子は抱っこでもOK。
(新)授乳・離乳の支援ガイド2019対応
与える目安量とオススメ食材例一覧
赤ちゃんの体調や食べ具合を見ながら徐々に量を増やしていきます。
Day82〜Day88の献立例
神田ひかりの第2子(2018年4月〜2019年3月頃までの1年間の離乳食期の献立)

Day82 (しらすとかぼちゃのパン粥)(ブロッコリー・にんじんスープ)

Day83 (7倍粥)(しらす・レタス・トマトのトロトロ)

Day84 (初めての納豆)(かぼちゃ・小松菜・マグロ・かつお昆布出汁)
Day85 (トマトの7倍粥)(初めてのアスパラガス・鮭・玉ねぎ・かつお昆布出汁)
Day86(初めてのニラ・納豆・ほうれん草・うどん・かつお昆布出汁)

Day87(鮭・ポテト・キャベツ・豆乳)(しらす・小松菜・かつお昆布出汁)
Day88 (7倍粥)(白身魚・かぼちゃ米粉トロトロ)(ぶどうみじん切り)