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離乳食インストラクター神田ひかりです。離乳食インストラクターとして安心で安全な最新の情報と共に、赤ちゃんが笑顔になる「おいしい離乳食メニュー」を日記形式でお届けします!
「離乳食ってまずいんでしょ?」「大人が食べるものじゃない」って思っていませんか?いえいえ、離乳食はおいしいんですよ。調味料や油をいっぱい使って味付けしなくたって、大人が食べてもほっこりするような「おいしい離乳食」が作れますよ!この離乳食日記では和のお出汁を使って素材の味を生かしたおいしい離乳食献立と共に、食材の下処理方法、便利な道具や食べさせ方のコツなどの情報も一緒に綴っていきます。
これからママになる方、離乳食を始める方、すでに始めている方、離乳食ママを応援したいパパ、兄弟姉妹がいるが昔のことで忘れちゃった方、お孫さんにために今の時代の離乳食を知りたいおじいちゃんおばあちゃん。
「人生80年の食基盤」となるのが離乳食です。大切なあなたの赤ちゃんの離乳食にお役に立てれば幸いです。また、赤ちゃんの為だけでなく濃い味付けに慣れてしまった大人の方にも。家族みんなの食生活をみつめ直すきっかけになるといいなぁと願っています。
離乳食初期「Day15〜Day21」
ー5、6ケ月頃(ゴックン期)ー
Day15〜Day21、離乳食第3週目です。午前中の授乳の1回を離乳食におきかえる。必要であればその後授乳する。
Day15〜Day21の目標
炭水化物(10倍つぶし粥)+ ビタミンミネラル(お野菜)
①10倍粥は裏ごしたり、すりつぶしたりして、ヨーグルト状にする。
②初めてお野菜(ビタミンミネラル源)も与え始めるが繊維の少ない人参などを選ぶ。
③完食できなくてもいい。お粥、お野菜、スプーンの感触に慣れる事が目的。
④ママが抱っこしてお顔の正面からスプーンがくるように意識する。
与える量の目安と種類
赤ちゃんの体調や食べ具合を見ながら徐々に量を増やしていきます。離乳食3週目は1日1回食で炭水化物「10倍つぶし粥」、ビタミンミネラル「お野菜」を与える。タンパク質「豆腐」は離乳食スタートして1ケ月経ってからスタートしていきます。ですから3週目はお粥、野菜のみです。初めての野菜は連続2日間与えてみて身体や体調の異変がなければ新しい野菜に切り替えました。
※炭水化物(例)
10倍つぶし粥の他に
さつまいもやじゃがいもなど
※ビタミンミネラル(例)
人参、大根、玉ねぎ
かぼちゃ、ほうれん草、小松菜
キャベツ、白菜、小松菜
トマトなど
※一般社団法人離乳食インストラクター協会2級講座資料より抜粋
食材の下処理例
初期形状:ヨーグルト状
ー必要ならば白湯でのばすー
かぼちゃ
2、3cm角にカットして茹でるか蒸す。皮を外して裏ごし。モソモソしているので白湯でのばしてヨーグルト状にする。
ブロッコリー
加熱しやすい大きさにカットして茹でるか蒸す。穂先の部分のみカットして裏ごしする。ブロッコリーは裏ごしても、白湯でのばしてもどうしてもザラザラ感が残ります。嫌がる赤ちゃんには無理にブロッコリー単体で与えなくても、途中でおかゆに混ぜてあげてもいいかなぁと思います。
大根
皮を厚めにむき1cmほどの厚さにスライスして茹でるか蒸して裏ごしする。皮の部分に繊維あるので、少しもったいないと感じるかもしれませんが、厚くむいてあげてください。むいた皮は細く切って大人のきんぴらなどに使用できます。