赤ちゃんが笑顔になる!離乳食インストラクターが作る「おいしい離乳食日記④」赤ちゃんって水分補給は必要なの?

掲載日:2018.11.28

赤ちゃんって水分補給は必要なの?

基本的に離乳食初期の赤ちゃんの水分補給は母乳やミルクなどの乳汁栄養で十分だと言われています。赤ちゃんは体内の水分量が大人よりも多く必要であり、代謝もいいので夏場などは汗を大量にかいたり、おしっこが増えたりします。また外出先ですぐに授乳ができない場合などもありますよね?そんな時母乳やミルクなどの乳汁栄養以外でも水分を補うことができます。

ただし、あくまで母乳や乳汁栄養を補うものとして考えます。一気に飲ませすぎて、離乳食を食べてくれなくなったり母乳やミルクなどの乳汁栄養を飲まなくなってしまうのは本末転倒ですもんね。飲ませるものは薄めにつくった麦茶か湯冷ましです。最初は少量から始めていきます。

ストロー飲みのメリット

では、水分補給をさせたい!って思ったらどうやって与えますか?今まではママのおっぱいや哺乳瓶の乳首から直接ゴクゴクしていた赤ちゃんは、最初から大人と同じようにコップやストローで上手に飲む事ができません。

一番はじめは「スプーン」から与えてみるといいかも知れませんね。コップやストローは「すする」や「かたむける」動作が必要です。まずは慣れはじめた離乳食用スプーンなどで麦茶や湯冷ましを与えて、スプーンからの水分を抵抗なく飲めるようになってからコップやストローなどを使用するとスムーズに水分補給ができるようになるのかなぁと思います。もちろん最初から上手にコップやストローで飲める子もいますので、必ずスプーンから始めなければいけない訳ではありませんが、水分補給でつまづいた時は「スプーンで与える」という選択肢を知っておくといいですよ。

「ストローができたらコップの練習」という順番で行く子もいれば、「ストローが苦手でコップ飲みの方が先に出来た!」っていう子もいますので、様子をみながら赤ちゃんに合わせて練習をするといいと思います。

私個人的にはストローが使えるようになるといい事がいっぱいだなぁと思ったので息子にも娘にも練習させました。ママが「ストロー使えるといいなぁ」と思ったら始めてみるといいのかもしれませんね!
ストローが使えるようになると、まだ上手にコップを使えない低月齢でも

✔水分補給が手軽にできるようになります
✔外出先で便利です(持ち運んでもぬれない、もれない)
✔口の発達を促すとも言われています

(離乳食インストラクター協会2級資料より抜粋)

というメリットがあると言われています。
もしストローを使い始めるならば、上手にゴックンができるようになる7ケ月頃からです。ストローとマグカップの間のような「スパウト」というものもありますので、赤ちゃんの発達に合せてママが上手に選んであげてくださいね!ちなみに私の息子&娘はスパウトはあまり好きじゃなかったようで、ほとんど使用しませんでした。

赤ちゃんはみんな発達状況が違いますし、好き嫌いの感覚もそれぞれです。離乳食をスタートして1ヶ月。最初の2〜3週間は必死な毎日で悩む隙がないですが、1ケ月経って振り返ったら「全然うまくいってないじゃーん」ってママが初めて落ち込む時期でもあります。離乳食ははじまったばかり!毎日が初めての事ばかりの赤ちゃんとママだもの、教科書通りには進まなくて当然です。食事はこれからずっと、毎日欠かす事のない大切な時間です。離乳食の時間そのものが嫌な時間にならないようにそこそこ力を抜いて、3歩進んで2歩下がって。1歩づつ前に進めていきましょうね!

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愛知県西尾市在住 2児の母。19歳で調理師免許取得所得後、8年間名古屋国際ホテル他レストランキッチンにて修業後、さかな屋の旦那と出会い結婚。長男が離乳食を食べてくれず悩んだ事をきっかけに、離乳食インストラクター資格を取得し離乳食講座を定期的に開催中(累積受講者数700名以上)。

おさかな離乳食セット「ととBaby」開発や離乳食インストラクター協会やクックパッド、自身のブログでおさかな離乳食記事執筆やレシピ提供、魚のさばき方、包丁の研ぎ方講座を定期的に開催するなど、魚食普及、魚離れに歯止めをかけるべく活動中!

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