赤ちゃんが笑顔になる!離乳食インストラクターが作る「おいしい離乳食日記⑤」初めてのお出汁とタンパク質

2019.1.23

離乳食インストラクター神田ひかりです。離乳食インストラクターとして安心で安全な最新の情報と共に、赤ちゃんが笑顔になる「おいしい離乳食メニュー」を日記形式でお届けします!

 

「離乳食ってまずいんでしょ?」「大人が食べるものじゃない」って思っていませんか?いえいえ、離乳食はおいしいんですよ。調味料や油をいっぱい使って味付けしなくたって、大人が食べてもほっこりするような「おいしい離乳食」が作れますよ!この離乳食日記では和のおだしを使って素材の味を生かしたおいしい離乳食献立と共に、食材の下処理方法、便利な道具や食べさせ方のコツなどの情報も一緒に綴っていきます。

 

これからママになる方、離乳食を始める方、すでに始めている方、離乳食ママを応援したいパパ、昔のことで忘れちゃった方、お孫さんにために今の離乳食を知りたいおじいちゃんおばあちゃん。

 

「人生80年の食基盤」となるのが離乳食です。大切なあなたの赤ちゃんの離乳食にお役に立てれば幸いです。また、赤ちゃんの為だけでなく濃い味付けに慣れてしまった大人の方にも。家族みんなの食生活をみつめ直すきっかけになるといいなぁと願っています。

 

 

 

離乳食初期「Day31〜Day37」
 ー5、6ケ月頃(ゴックン期)ー


Day31〜Day37、離乳食開始して1ケ月が経ちました。初期後半です。1日1〜2回離乳食を与える。必要であればその後授乳する。

 

 

Day31〜Day37の目標

 

炭水化物(10倍つぶし粥)+ビタミンミネラル(お野菜)+タンパク質(豆腐)

 

①初めてタンパク質(豆腐)を与えます。
②10倍粥は裏ごしたり、すりつぶしたりして、ヨーグルト状にする。
③お野菜(ビタミンミネラル源)は繊維の少ないかぼちゃなどを選ぶ。
④完食できなくてもいい。お粥、お野菜、スプーンの感触に慣れる事が目的。
⑤ママが抱っこしてお顔の正面からスプーンがくるように意識する。

 

 

与える量の目安と種類

 

赤ちゃんの体調や食べ具合を見ながら徐々に量を増やしていきます。離乳食開始して1ケ月経過したこの時期は、1日1〜2回食で炭水化物「10倍つぶし粥」、ビタミンミネラル「お野菜」、初めてタンパク質「豆腐」を与えはじめます。初めての食材は連続2日間与えてみて身体や体調の異変がなければ新しい野菜に切り替えました。

 

 

 

 

 

一般社団法人離乳食インストラクター協会2級講座資料より抜粋

 

 

 

食材の下処理例

 

初期形状:ヨーグルト状
ー必要ならば白湯でのばすー

 

白菜

 

白菜
葉の部分を茹でるか蒸す裏ごし

 

トマト


トマト
ミニトマト同様
皮、種を取り除いてから
裏ごし

 

カブ

 


カブ
皮を厚めにむいて茹でるか蒸す

 

 

 

離乳食初期「Day31〜Day37」

 

じゃがいも、かぼちゃ、はじめての豆腐(絹豆腐)Day31 じゃがいも、かぼちゃ、はじめての豆腐(絹豆腐)

 

Day32 10倍つぶし粥、白菜、絹豆腐Day32 10倍つぶし粥、白菜、絹豆腐

 

Day33 10倍つぶし粥にんじん裏ごし、白菜、絹豆腐

 

Day34 10倍つぶし粥、はじめての昆布だしで煮たかぶ、絹豆腐

 

Day35 10倍つぶし粥かぼちゃの裏ごし、昆布だしで煮たかぶ、絹豆腐

 

Day36 10倍つぶし粥、絹豆腐、トマト裏ごし

 


Day37 10倍つぶし粥、絹豆腐、トマト・大根の裏ごし

 

 

 

初めてのタンパク質

 


初めてのタンパク質は絹豆腐を使います。
必ず加熱してから裏ごしorすりつぶします。


豆腐の原料は「大豆」。大豆はアレルギーを引き起こしやすい食材なので、離乳食で初めて与える時は注意が必要です。

 


初めて与える時は
✔️平日の午前中(小児科があいている時間)
✔️小さじ1から
✔️食後の体調チェック


に注意して与えてくださいね!心配な事や症状があればかかりつけのお医者さんにご相談ください。


加熱をする理由
✔️加熱して殺菌するため


増やし方
私は息子も娘の時も、ちょっとづつ毎日(もしくは2日に1回)与えました。
ただし、考え方によっては毎日与えるのが心配……という方もいますので、心配な方は2¥、3日に1回にして量を少しづつ増やしてあげてください。

 

 

 

初めての昆布だし

 

 

いよいよ登場です「おだし」。


離乳食初期から使えるのは「昆布だし」。お野菜に慣れたら使えます。離乳食に手づくりのおだしを活用すると素材のおいしさをグゥーンと底上げしてくれて、ほっこりと幸せな気持ちにさせてくれます。

 

昆布やかつお節などの天然素材から作るおだしは、和食のベースとなるもので料理のおいしさの決め手となり、離乳食における役割も非常に大きなものです。旨味の底上げだけでなく、香り高い風味が赤ちゃんの五感を刺激し、余分な調味料や味付けが必要ありません。


その香りは市販の顆粒だしやだしパックでは到底真似できるものではありません。また、素材から手づくりしたおだしをベースに離乳食を作れば、添加物などがなく安全な離乳食がつくれます。

 

おいしい上に安心で安全な離乳食を赤ちゃんに与えてあげられるのが手づくりの「おだし」なのです!

 

離乳食をスタートさせてみて気づかれたかと思います。


離乳食は大人の料理の様に「味付け」は一切しません。(後期完了期まで)内臓機能が未発達な赤ちゃんにとって調味料などの濃い味付けは消化に負担がかかります。ですから、離乳食は素材そのものなのです 。


離乳食のイメージが


✔️「美味しそうじゃない」
✔️「大人が食べるものじゃない」と思われがちなのはきっと
「味付けしない=美味しくない」と思っているからですね!


昆布やかつお節などの天然素材でとったおだしは、食材の本来の旨さを引き出してさらに底上げしてくれる事を知らない方が多いのも確かです。

 

 

(左)おだしで煮た大根   (右)水で煮た大根 


同じ大根を使っても出来上がりは別物です!おだしで煮た大根は、大根本来の「甘さや旨味」とおだしの「香り」が折り重なって、赤ちゃんのみならず大人もおいしい!と感激しちゃうんです。人間の五感をフル刺激してくれます。


私の講座ではよくのこの大根の食べ比べをしていただきます。大人でも「おいしい!」とご感想をいただきます。おだしで煮ただけですよ。本当においしいのです。


離乳食作りを機に手づくりのおだしにチャレンジして赤ちゃんの五感をしっかり育ててあげながら、大人もおだしを使った料理が食卓に並ぶと素敵ですよね!

 



まずは「昆布だし」から!
「離乳食用だし昆布」という素晴らしい商品があります。愛知県豊橋市の老舗昆布屋やまひこさんの商品です!


創業110年老舗昆布屋やまひこ
商品はこちらから購入できます。

 

おだし初心者の方にはとても便利だと思います!おだしって各ご家庭によって様々でレシピの正解がないので。この商品の素晴らしいと思うポイントは

 

①とっても濃厚なだしが出る羅臼昆布である事
②「400ccの水に7本の昆布を浸してできる」単純明解な数字でおいしい昆布だしができあがる事
③小袋販売である事
④だしを活用した離乳食レシピが同封されている事


初心者の方にはいいポイントかなぁと私は思います。


(初期には昆布だけでだしをとって)
野菜などを煮て裏ごしたり、すりつぶしたりすれば完成!カンタンです。

 

 

離乳食ではどんどん「おだし」を活用してもらいたいです。

 

ズバリ!おいしい離乳食をつくるポイントが「おだしの活用」です。月齢が進んで赤ちゃんの成長と共に使えるおだしの種類も増えてきますのでバリエーションも豊富になります。おだしを作るようになるとご家庭の台所やダイニングが懐かしい、ほっこりするおだしの香りに包まれるようになり、その香りとおいしい離乳食で育った子は「母の味」を感じながら成長してくれるはずです。「母の味」は子どもへの最大のギフト。食卓での思い出は大人になっても、一生子どもの心に残るものですから。

 

神田 ひかり
さかな屋の嫁 / 離乳食インストラクタ―

愛知県西尾市在住 2児の母。19歳で調理師免許取得所得後、8年間名古屋国際ホテル他レストランキッチンにて修業後、さかな屋の旦那と出会い結婚。長男が離乳食を食べてくれず悩んだ事をきっかけに、離乳食インストラクター資格を取得し離乳食講座を定期的に開催中(累積受講者数500名以上)。おさかな離乳食セット「ととBaby」開発や離乳食インストラクター協会やクックパッド、自身のブログでおさかな離乳食記事執筆やレシピ提供、魚のさばき方、包丁の研ぎ方講座を定期的に開催するなど、魚食普及、魚離れに歯止めをかけるべく活動中!

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