年代も国も交ざり合う新しい形のインテリアショプ『 CASICA(カシカ)』|東京・新木場

2018.12.27
CASICA

古くからの材木倉庫が立ち並ぶ新木場エリア。もともとあった倉庫をリノベーションし、ショップやカフェ、ギャラリーなどの複合施設に生まれ変わりました。古家具や器、道具たちと、世界各国の民芸からプロダクトまでがヒエラルキーなく同じ空間に並ぶモノの魅力を再考し再構築するショップです。

 

カシカ

 

コンセプトは、「生きた時間と空間を可視化する」。このコンセプトの通り、店内は、新しいモノや古いモノ、国内外問わずさまざまなモノがディスプレイされています。

 

デザインを担当したのは、架空のパン屋「TAKIBI BAKERY」で知られる「CIRCUS(サーカス)」の鈴木善雄氏、引田舞氏によるユニット「焚火工藝集団」。もともとの倉庫の良さをなるべく生かしながら、約300坪の広々とした空間をトータルプロデュースしています。

 

 

南風食堂が監修したカフェ

 

 

店内に入ると、想像以上に開放感があります。倉庫をリノベーションした建物の中には、ショップ・ギャラリー・カフェ・アトリエ・撮影スタジオなどさまざまなスペースが設けられています。まずは併設されたカフェでランチタイムをいただくことにしました。

 

南欧食堂カウンタースペースは古い漢方薬局をイメージしているそう。制服もとてもすてきでした。

 

こちらのカフェは、小岩里佳氏と三原寛子氏による料理ユニット「南風食堂」が監修するデリカテッセンスタイルのカフェ。薬膳やアーユルヴェーダの考えをベースに、食や飲み物を通して身体の求めることを可視化。毎日食べても飽きのこないメニューを中心に、季節の野菜をたっぷり使った料理、バクテーや豚のフローレンス風など世界の郷土料理が日替わりで楽しめます。

 

デリショーケースには、ハーブやスパイスをたっぷり使用したデリが並びます。

 

ランチメニューは おかず3品、雑穀米、本日の汁碗、お漬物が付く「CASICAセット(1,200円)」と「CASICA Curry(900円)」。どれもおいしそうで迷ってしまいます。

 

カシカ カレー「CASICA Curry(900円)」

 

悩んだ挙句、筆者は大のカレー好きなので、ここはやはりカレーをいただくことに。食べ進めていくとじんわりとあたたかくなっていくのを感じました。あっという間にペロリと平らげてしまうおいしさです。

 

イートイン広々としたイートインコーナー。

 

 

ユニークで個性的な観葉植物

 

観葉植物
天井を見上げると大きな観葉植物が吊り下げられています。

 


店内には、さまざまなグリーンも扱っています。グリーンを手がけているのは、植物との関係を再構築するプロジェクトチーム「園芸と再生」。生きた時間を可視化するというコンセプトの通り、生き生きとした植物とインテリアが独特にマッチしています。

 


観葉植物どれも一つずつユニークで存在感のある植物たち。

 

多肉

 

 

倉庫の特徴を活かしたギャラリースペース

 

ギャラリー

 

店内奥にある小さな入り口を抜けると、天井高13メートルのギャラリーが広がります。店内の様子とはまた一味違う、空気感がありました。展示内容は定期的に変わるそう。

 

 

すべてのモノのルーツを曖昧に

 

ベニワレン
ベニワレンのラグ

 

ラグ

ベニワレンのラグの横には、おばあちゃんの家で見かけるような古い桐ダンスがディスプレイされていました。古道具とラグの相性のよさに驚きです。

 

こうした、ディスプレイの仕方を見るだけでもお部屋の空間づくりの参考になります。

 

つぼ商品にはキャプションがついていないため、一見すると、商品がどこの国のどんなモノなのか分からなくなります。

 

商品は、大正や昭和時代に使われていた古道具をはじめ、日本各地や世界各国の民芸品、現行品のプロダクトなどが混同しています。あえて、すべてのモノのルーツを曖昧にすることで、新しい使い方や発見ができるようにとの想いが込められています。

 

 

 

古くから日用品として愛されてきたカゴも大小豊富にそろっています。作家さんがつくったモノ、東南アジアのモノ、古いモノが同じ場所に置かれています。

 

トランク


こちらは旧日本軍の軍人さんが使用していたトランク。一見欧米製のトランクにも見えますがよくみると、ローマ字で日本名が記されています。

 

木彫りくま店内の至る所に、北海道の木彫り熊がディスプレイ。北海道土産の定番も、こうして置かれているとなんだか新鮮さを感じます。

 

カシカ大正や昭和初期のお皿やしめ縄、雑貨なども豊富。

 

カシカ1Fの奥には、大正や昭和初期の家具を現代の暮らしに合わせてリペアしたプロダクトも展開。

 

リペア

 

カシカのディスプレイを見ていると、モノを見立てることのおもしろさを感じます。一見どう使ったいいのか分からないものも、自分ならどう使うだろうか?と考えることも楽しみになりそうです。

 

瀬戸物

 

瀬戸物のデッドストックも販売されています。カフェで使われていた食器もありましたよ。

 

 

 

モノが溢れている現代だからこそ、新しいモノ、古いモノといったフィルターをなくし、フラットな目線でモノを見ることは、とても大切なことです。フィルターを外せば、気に入ったモノが、古い新しい関係なく、ただ純粋に好きだというい気持ちでモノと向き合えるのを感じました。

 

東海エリアにはまだ、こういったお店は少ないですが、今後増えてくるとおもしろいですよね。カシカの商品はオンラインショップでも購入が可能ですので、チェックしてみてください。

 


【CASICA(カシカ)】
住所  :東京都江東区新木場1丁目4−6 MAP
営業時間:11:00~18:30
定休日 :月曜日
https://casica.tokyo/