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去る2019年5月10〜11日に、「エクステリア&ガーデンフェア名古屋 2019」が、ポートメッセなごやにて開催されました。2010年にはじまり、年々規模を拡大しているエクステリアの総合展。今年は、エクステリア関連企業34社、ガーデン出展社16社が集結しました。今年で10周年を迎えた、最新のエクステリア&ガーデニング情報が満載のイベントです。
「エクステリア&ガーデンフェア名古屋 2019」が開催されたポートメッセなごや

今年から会場が3号館から1号館に変更され、より広々とした空間になりました。

植物、園芸用品がそろう「Welcome Garden」コーナー

第8回 E&G DESIGN 学生デザイン大賞。今回の公募テーマは、「人と環境のつながり-幸せ感あるエクステリア-」
第7回 エクステリア施工フォトコンテスト。施工会社の情報も記載してあるので、好みの施工会社を探すのにもおすすめですよ。
当日はガーデニンググッズ販売をはじめ、著名講師を招いてのセミナーやトークショーを開催。さらに、フラワーデモンストレーションや、楽しく学べるワークショップ、エクステリア工事に関する相談を受けるエクステリア無料相談会など、多彩な催しが行われました。
2日目の5月11日(土)は「音楽の日」と題し、アカペラステージ、ハワイアンフラショー、庄野真代さんのミニライブが開催されました。こうした音楽イベントは、初の試みです。
エクステリア&ガーデンについて、
まるごと知れる!

東海エクステリアフェア実行委員会 実行委員長の近藤 純一さん
今回は、実行委員長である近藤純一さんにお話を伺ってきました。まずは、イベントの立ち上げ経緯についてお聞きしました。
近藤さん:「今年で10回目の開催ですが、「エクステリア&ガーデンフェア」をはじめる前は各企業がバラバラに展示会を開催していたんです。このようなエクステリアの総合展はありませんでした。なので、カタログや冊子から商品を選ぶということが一般的でした。しかし、単体だとどういう使い方をすれば良いかイメージしにくいんですよね……。
そこで、各企業を集め、実際に商品を見て体感してもらえる総合展として、「エクステリア&ガーデンフェア」をスタートしました。フェンス・門柱・表札・植物まで、さまざまな商品が一度に集まるので、トータルバランスでエクステリアをイメージしていただきやすくなりました。」
実寸大の模型で商品を体感できるブースも。家と合わせてイメージができます。

表札やポストも実際のアイテムが豊富に並びます。

人工芝のブース。実際に触れてみることで、質感の違いを体感できました。
近藤さん:「緑があると、家の価値はぐっと上がると思うんです。エクステリアやガーデンをしっかりと計画することで、2,000〜3,000万円の家でも、5,000万円に見えることだってあります。家づくりの際には、どうしても家本体に予算を使ってしまい、エクステリアや外構の予算がないということをよく聞きます。
建ててからだとローンの返済金額は決まってしまっているので、外構になかなかお金を使えないんですよね……。そうならないためには、最初にエクステリアなど家の外側のイメージもしっかりと持っておくことが大切だと思います。こうした展示会などにもぜひ足を運んでいただいて、夢を膨らませていただきたいですね。」
”家での暮らしを豊かにしたい”
というニーズが年々増加
第1回は来場数約4,300人からスタートし、第9回目には来場数約20,000人まで年々規模を拡大している「エクステリア&ガーデンフェア名古屋」。どのような方が来場しているのでしょうか。
近藤さん:「お家づくりされている方、戸建にお住まいの方がほとんどです。家族連れでのご来場が7割以上。年々リピーターの方も増え、約3割の方が再来の方です。大阪や東京では、プロユーザーさんの来場がほとんどですが、名古屋では一般の方の来場もとても多いです。
その背景には、近年の働き改革で帰宅時間が早くなっていることがあると思うんですよね。”家での暮らしを豊かにしたい”という方が増えている印象があります。その影響もあり、エクステリア商品のデザインや素材も豊富になっているのだと思います。」