MENU SEARCH

お米や食材そのものを楽しめる、鈴鹿の「農家カフェippongi」

グルメ

三重県・鈴鹿市
2019.09.12
小林 ちふみ

小林 ちふみ

鈴鹿市在住のデザイナー / 和菓子職人(見習い)

SHARES

  • Facebook
  • Twitter
  • Line

田植え後のご褒美だった「むしもち」

父から農業を継ぎながらも新たな挑戦を続ける杉本さんに、祖父から和菓子づくりを学ぶ私は、強く刺激を受けました。今回はせっかくなので、農業にまつわるお菓子のお話をしたいと思います。

▼ 和洋菓子キクノヤの記事
https://life-designs.jp/webmagazine/kikunoya/

むしもち
おもちを葉っぱで包む、シンプルな伝統菓子「むしもち」。

鈴鹿市は田んぼがたくさん広がっており、昔から農業が盛んな地域です。その中で生まれた文化がいくつも根付いており、その一つがお菓子にあります。

今回ご紹介するのは、小麦粉の生地に粒あんが入ったシンプルな和菓子の「むしもち」です。むしもちは季節で名前と姿を変える特徴があります。春先は、サンキライの葉で包んだ「いばらもち」となり、夏を前にすると、ミョウガの葉で包んだ「みょうがもち」になります。

いばらもち

サンキライという植物の葉で挟む伝統菓子「いばらもち」。

みょうがもち

ミョウガを巻きつけて蒸すので、香りのいい「みょうがもち」。

おもちに使うサンキライやミョウガの葉などは、近くの畑で摘んできます。気候の移り変わりと和菓子はとても深く関係しており、「いばらもち」と「むしもち」の販売期間は自然に委ねられているのです。つまり、葉が採れる間だけの期間限定。

むしもちは別名「野上がり餅」とも呼ばれ、昔、田植えを終えた百姓の人がご褒美として食べていたとされる伝統菓子なのです。

むしもち

むしもちは春から夏にかけての人気商品です。

小豆の成分で元気になれる

そんなむしもちには、粒あんがたっぷり詰め込まれています。

あんこの原料である「小豆」はアミノ酸をバランスよく含んでおり、タンパク質やビタミンが取れるので、近年でも健康食品としても注目の素材です。

昔の百姓の人たちは、そんな健康面のメリットを知ってか知らずしてか、「野上がり餅」として小豆を食べて体を労っていたのかもしれません。

粒あん

炊いている途中の粒あん。

粒あん

もちの中に入る、丸めた粒あん。

あんこは、主に小豆と砂糖だけでつくられます。素材を活かすことこそ、″おいしい″につながるという杉本さんの考えと同じく、あん炊きでも素材のままの味を引き出すことに専念します。

「素材そのものを″おいしく″食べることが健康につながる」という考え方にはとても納得感があり、この取材での大きな気付きとなりました。これからは″おいしい″だけではなく、健康も意識してお菓子をつくっていきたいです。

【 和洋菓子キクノヤ 】
住所:三重県鈴鹿市若松北1丁目37-10
電話番号:059-385-5001
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日・ 第4月曜日
駐車場:有
http://kikunoya1934.jp/
https://www.instagram.com/kikunoya1934/

NEXT
【展覧会レポート】三重県立美術館で開催された『デンマーク・デザイン展』へ行ってきました!
【展覧会レポート】三重県立美術館で開催された『デンマーク・デザイン展』へ行ってきました!

インテリア

三重県・津市
PREVIOUS
レトロな水上ビルに誕生した、ホッと一息つけるコーヒースタンド「無名 coffeestand(ムメイ コーヒースタンド)」
レトロな水上ビルに誕生した、ホッと一息つけるコーヒースタンド「無名 coffeestand(ムメイ コーヒースタンド)」

カフェ

愛知県・豊橋市
1 2 3 4

【 農家カフェippongi 】
住所:三重県鈴鹿市中箕田1-2-6
営業時間:8:00~17:00
定休日:水曜日、木曜日
駐車場:有

http://www.cafe-ippongi.com/
https://www.instagram.com/cafe.ippongi/

小林 ちふみ

小林 ちふみ

鈴鹿市在住のデザイナー / 和菓子職人(見習い)

大学でグラフィックデザインを学んだのち、名古屋市でWebデザイナーをしながら、おじいちゃんから和菓子づくりを学ぶ。実家の80年以上続く和洋菓子屋の味や思いを継承しながら、町の活性を目指して活動をしています。2019年よりフリーランスのデザイナーをはじめました。三重の素敵を発信してきます。

http://mamezara.jp

カテゴリー

エリア

  • Facebook
  • Twitter
  • Line
アレックスコンフォート

特集一覧へ

エネファント