酒好きの編集部スタッフが、おすすめビールをご紹介するこちらのコーナー。今月は掛川市初のクラフトビール醸造所「Kakegawa Farm Brewing(カケガワビール)」をピックアップしました。
静岡県らしい「お茶」を使ったビールをはじめ、地場の特産物を積極的に取り入れたクラフトビールが特徴です。ベルギーで醸造修行をした職人が手がけています。
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。
目次
掛川市初のクラフトビール醸造所
「カケガワビール」とは
掛川市初のビール醸造所として2018年にオープンした「Kakegawa Farm Brewing(カケガワビール)」。掛川茶・メロン・苺・みかんなど、地場の農産物を積極的に取り入れたビール造りを行っています。ベルギービールをベースとしたオリジナリティ溢れるビールです。
カケガワビールは直営店や全国の飲食店で味わえますが、「お土産として持って帰りたい」「紹介したい」という声から研究を重ね、クラフトビールのボトリング研究をスタート。ボトリングされたカケガワビールが誕生しました。
地場の特産物を積極的に取り入れた
クラフトビール
今回は4種類のカケガワビールを飲んでみました。
ごくごく飲めるブラウンエール「カケガワクラシック」
まずは「カケガワクラシック」から。
“ごくごく飲めるビール”をコンセプトにつくられた低アルコールのブラウンエール。みかんのような柑橘系の香りと、キリッとした苦味が特徴です。
ローストされたような麦の香ばしさとスパイスの香りがフワッと広がります。後半にホップの苦味が強くなりますが、アルコール度数が3.5%と低アルコールなので、スッキリごくごく飲めました。
緑茶の香りが広がる「深蒸し茶エール」
今回1番気になっていた「深蒸し茶エール」。ビール用にオリジナル焙煎した茶葉を使用しているのだとか。
グラスに注ぐと驚くほどの緑茶の香り!!緑茶の渋みと甘みをしっかりと感じることができます。さわやかな緑茶の香りと、ホップの苦味がベストバランス。
香りを楽しみながら、ゆっくり飲みたいビールです。
ほうじ茶の香ばしさに包まれる「掛川産ほうじ茶エール」
お次もお茶を使った、ブラウンエール「掛川産ほうじ茶エール」。カケガワビールの人気シリーズです。
ほのかな苦味と、鼻に抜けるほうじ茶のいい香りに癒されます。ホップの苦味も感じることができ、スッキリとした飲み口。〆の一杯に良さそう。
カケガワビールのお茶シリーズは、お茶とビールのバランスが抜群ですね!
バーボン樽で香りをつけた「バーボントリプル」
最後は「バーボントリプル」。
名前の通り、バーボン樽で香りをつけたビール。ぶどうのようなフルーティーさが口いっぱいに広がります。アルコール度数は9.0%と高め。度数は高いのですが、フルーティーな香りとスッキリとした口当たりなので、不思議と飲みやすい。
ゴクゴクと喉ごしを楽しむのではなく、1人晩酌でゆっくりと楽しみたくなるビールです。
掛川市初のクラフトビール「カケガワビール」、ぜひ見かけたら試してみてくださいね!