多治見モザイクタイルミュージアムは想像以上に家づくりのヒントが満載でした

2017.10.31
モザイクタイル外観

みなさんこんにちは。最近の施工事例を見ているとタイルを使用したお宅が増えていますよね。そこで改めてタイルについて知ろうと思い立ち、岐阜県多治見市笠原町にあるモザイクタイルミュージアムへ行ってきました。なんでもミュージアムだけでなく、家づくりのヒントが満載なんだとか…。ちなみに笠原町はモザイクタイル生産量、なんと全国一位!

 

名古屋からモザイクタイルミュージアムまでの所要時間は約1時間(今回は高速道路を使用しました。)多治見ICで降り、20分ほど車を走らせると坊主頭のようなカタチをした建物が現れます。こちらの建物は世界的にも有名な建築家で知られている藤森照信氏が設計・監修しているそうです。

 

採土場をイメージした外観

 

採土場をイメージした外観

 

建物に近づいて見ると所々にタイルの破片が埋め込まれています。芸が細かいですよね。タイルの原料である土を採取する採土場をイメージしているそうです。漆喰の白い壁にこんな風にタイルをはめ込んで見てもいいかもしれませんね。

 

採土場をイメージした外観 採土場をイメージした外観

 

1階は受付・体験工房・ミュージアムショップ、2階から4階までは展示室になっています。まずは一番上の4階から見ていくことにしました。

 

存在感抜群の階段

 

存在感抜群の階段この階段は登り窯をイメージしているそうです。


1階から4階まで一直線に続いている階段はとても長く見えますが、上に上がるに連れて階段の幅を狭くすることで長く見せる設計になっています。

 

存在感抜群の階段

 

階段を上って行くと、途中にはこのように各階を表す数字がモザイクタイルで施されています。照明が上から当てることで、より空間に雰囲気がでてますね。

 

存在感抜群の階段

 

よく見ると手すりにもタイルが施されています。アイアン素材にモザイクタイルを貼ると言う発想はしていなかったので新しい発見です。さりげなくこういうアイディアを家づくりに取り入れて見てもいいですね。

 

 

階段を上り切ると外からの明るい光が差し込んできました。私は今回階段を使用しましたが受付の横にはエレベーターもありますので赤ちゃんや小さなお子様連れの方でも安心です。

 

藤森氏厳選のタイルコレクションが楽しめる4階展示室

 

 

4階の展示室には、全国各地から収集されたタイル製品の中から藤森照信氏が厳選したものが展示されています。銭湯のタイル絵や昔懐かしい小さなタイルを敷き詰めた流し台、タイル1枚ごとに模様が施されている絵タイルなど、タイルアートから実際に生活の中で使用していたものまで見ることができます。「造作の洗面台をつくるならこんな色味にしようかな」なんて想像しながら見ていたらワクワクしてきました。レトロな色使いなども家づくりの参考になりそうです。

 

見せ方にこだわったタイルカーテン

 

 

4階の展示室で一際存在感を放っているのが「タイルカーテン」。タイルの新しい見せ方として提案され、大・小カタチさまざまなタイルでつながれています。タイルをよく見ると金魚のカタチをしたタイルやお花のカタチをしたタイルもあるので、お気に入りのタイルを見つけて見てくださいね。

 

タイルの歴史を知れる3階展示室

 

 

3階はモザイクタイル製造や販売の歴史をたどるコーナーです。土を練って、プレスして、釉薬(ゆうやく)をかけて焼く、というタイル作りの工程を一通り学ぶことができます。

 


モザイクタイルを色付けをする釉薬(ゆうやく)とっても綺麗ですね。


私たちの生活に身近にあるタイルが実はこんなにも近くで生産されていたのだと思うと、タイルへの愛着がふつふつと沸いてきて、なんだか愛おしく見えてきました。

 

家づくりしている方に一押しの2階ショールーム

 


商談スペースも設けられています。

 

 

タイルについて学んだあとは2階へ。ここからは家づくりをする方は特に必見。2階は最新のタイル情報がわかるショールームになっています。各メーカーのタイルが並んでいるだけでなく、実際に触れることもできます。「これから家を建てる方」や「リノベーションを考えている方」にとっては家づくりの参考になること間違いなしの場所なんです。

 


このようにタブレットで色や種類を選択することで、どのメーカーがどんなタイルを扱っているのか調べることもできます。

 

こんな可愛いネコのタイルもあるんですね。ネコ好きとしてはたまりません。


そしてこのショールームがすごいのは、タイルを1シートから購入できてしまうことです。ポピュラーなタイルから通常は手に入らないような珍しい物まで揃っています。東海地方で一般の人が1シートからタイルが購入できるのはここだけだそうです。まさかミュージアムで家づくりをするためのタイルが購入できるなんて思いもしませんよね。在庫がない場合はお取り寄せすることも可能なので聞いてみてくださいね。

 

 

「タイルを家の中で使いたいけど、どんなタイルが適しているのかわからない」という方も安心してください。ショールーム内にはコンシェルジュカウンターがあるので相談することもできますよ。

 

私たちも来館された方の相談に乗るコンシェルジュの加藤さんにお話を伺ってきました。

 

>>タイルを自分で貼るのは難しくないですか?

 

加藤さん:「もちろん工務店に頼んでもいいですが、案外簡単に自分で貼ることもできますよ。日本だとDIYはここ数年で流行ってきましたが、海外ではDIYの文化が古くから根付いているのでみんな自分で壁を塗ったり、タイルを貼るんです。自分たちが暮らす家だから、自分たちが快適になるように整えていくんですね。他にも目地の色と言えば白や黒と思っている方が多いと思いますが、目地の色を変えるだけでタイルの雰囲気が一気に変わるので、そこも面白いところですね。こうしたことも含めて、もっと楽しんで家づくりをしていただきたいです。」 

 

 

>>まずは簡単にできるものから挑戦してみたいのですが何かありますか?

 

加藤さん:「このように植木鉢にタイルを貼ってみるのもおすすめですよ。手軽に始められますし、インテリアのアクセントにもなるので挑戦してみてください。」

 


金魚のタイルはこの金魚だけを作っているメーカーさんだそうです。


>>ここに来るのは家づくりをする前がおすすめですか?

 

加藤さん:「そうですね、是非家づくりを始める前にきてください。ここへ来て家づくりの想像を膨らましてから取り組むことをおすすめしますよ。現物をみることで家への想像が一気に増していくはずです。」

 

>>なるほど!家づくりを始める前に来ることが大切なんですね。加藤さん貴重なお話をありがとうございました。

 

加藤さん:「何か困ったことがあればいつでも来てくださいね。」

 

加藤さんの人柄とタイルに対する熱い語りを聞いてすっかりタイルの魅力にはまってしまいました。なんだか私自身もここへ来る前より将来の家づくりへの想像が明確になった気がします。(※予定は今のところありません。)

 

※現在(2017年9月)〜11月までの毎週土曜日はプロによる『「タイル」なんでも相談会』も無料で開催しています。リビングのリフォームや新築、ご自宅の水回りなどプロのインテリアデザイナーに相談できるチャンスです!各日限定3組様までなのでお早めに予約してくださいね。

 

悩んでいたことや、今まで聞きづらかったことなど家づくりのヒントが見つかるはずです。

 

1階は体験工房やミュージアムショップ

 


1階ではタイルの詰め放題(500円)やお子様連れでも楽しんでいただけるワークショップを随時開催しています。タイルの魅力を知れるミュージアムだと思っていたら、まさかこんなにも家づくりに役立つ場所だとは驚きでした。お休みの日にふらっと立ち寄ってみるのもいいですし、家づくりの参考に行くのもいいですね。今週末はモザイクタイルミュージアムへ行ってみませんか。  

 

【モザイクタイルミュージアム】

住所:〒507-0901 岐阜県多治見市笠原町2082−5 MAP
開館時間:9時〜17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始
観覧料:300円 年間パスポート 1000円
TEL:0572-43-5101
公式サイト:http://www.mosaictile-museum.jp/