レトロかわいい建築めぐり。大正ロマン溢れる「名古屋市市政資料館」
目次
明治憲法下における法廷を再現
市政資料館は、名古屋市政の歴史がわかる資料が展示されていますが、もともとは控訴院であったことから、明治憲法下の法廷・陪審法廷・現行憲法下の法廷の再現をするとともに、司法制度の歴史も学ぶことができるんです。
こちらの展示室は明治憲法下の法廷です。今とは服装もスタイルも全然違いますね!検察が、裁判官と同じ位置に座っていることに驚きました。
再現といえど、椅子に座ると気持ちがピシッとします。
現行法制下における法廷の再現
続いての展示室へ行ってみましょう。こちらは、現行憲法制定(昭和21年)後の、昭和23年当時の法廷の姿を再現しています。裁判時の服装も現代とさほど変わりはありませんね。
こうした、貴重な資料や展示はめったにみることができないので、とてもおもしろいです!
最後は、陪審法廷の再現です。
陪審法の施行に伴って設置された陪審法廷を再現しています。
陪審法とは、刑事訴訟や民事訴訟の審理に際して、民間から無作為で選ばれた陪審員(ばいしんいん)によって構成される(裁判官を含まない)合議体が評議によって事実認定を行う裁判です。日本でも昭和3年から昭和18年まで陪審法廷が行われていました。
こうした司法制度歴史的移り変わりを、子どもでも理解できるように展示されているので、とても勉強になります。

廊下の様子
市政資料館では名古屋市の歩みから、司法と裁判所の歴史を学ぶことのできる素晴らしい場所でした。何より、うつくしいネオ・バロック建築は必見の価値あり!
ぜひ貴重な資料や展示、歴史を感じに訪れていただきたい場所です。
展示を見たあとは、
昭和レトロな喫茶室でひといき
市政資料館には、喫茶室も併設されているんです。場所は、中央階段の左側。大きな看板があるわけではないので、意識しないと通り過ぎてしまいそうです。

カフェ・オレ 300円 / 抹茶オレ 350円
ドリンクは300円〜ととってもお値打ち。昔ながらの、昭和からときがタイムスリップしたかのような店内は、心地よくリラックスして過ごすことができます。
小倉トーストやサンドイッチも人気なので、ぜひ市政資料館へ訪れた際は喫茶室にも足を運んでみてくださいね。