【さかな屋のお嫁さん家1月の食卓】さかな屋の嫁のお正月(おせち料理)
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さかな屋の嫁のおせち料理
おせち料理は毎年老舗日本料理店「尾州」のものを頂いています。大将が幡豆出身で、義父と同郷のよしみでお得意様です。それは、それは、素晴らしい立派なおせち重で、毎年年始の楽しみのひとつです。
今年は残念ながら注文が殺到し購入できなかったので作る事にしました。作ると決めたのが12/29のこと。食材調達に苦労しましたが、海産物は主人が上等なモノを準備してくれました。また、さかな屋の嫁特製海鮮ギフトセットがとても重宝しました。バタバタと始まった年末のおせち料理づくりですが、日本文化の伝統食であり宝なので、これを機に来年もちゃんと自分でこしらえようと思いました。
丹波の黒豆・金時人参の紅白なます柚子風味・さつまいも栗きんとん・たつくり
(黒豆)「まめ」は健康・丈夫を意味することば。
「健康に働けますように」と願いを込めて。丹波の黒豆と愛知県産の黒豆では値段は3倍違いました。最高級なものと比べると6倍!味比べしたくて2種類とも炊きましたが、丹波の黒豆は豆の味がしっかりして、歯ごたえも抜群でした。さずが!ブランド豆。値段の違いに納得です!
(紅白なます)は紅白でおめでたい、さっぱりした料理。
色鮮やかな金時人参を使いました。柚子の皮を薄く千切りして風味をプラス。
(栗きんとん)勝負運と豊かさを祈る料理。
黄金色に輝く財宝に見立てて、1年の豊かさをん願う。さつまいもは紅はるかと安納芋の2種類をミックスして、甘すぎる栗の甘露煮を控えめに。
(たつくり)健康・豊作・子孫繁栄
片口いわしの稚魚「ごまめ」を用いることから、①「まめ」=「丈夫・健康」②「稚魚」=「子孫繁栄」を祝うとされました。また、田んぼの肥料としていわしをまく事で稲がよく実り大豊作になると云われていたので、めでたい料理やおせち料理に用いられます。
数の子、高野豆腐、マグロステーキ、タコのバジル和え
天然車海老の出汁煮、出汁巻き玉子、ごぼうの牛肉一松巻き、トコブシの甘辛煮
北海道産ホタテのすずみそ焼き、金目鯛の西京みそ焼き、紅白かまぼこ、里芋の揚げ煮
(海老)腰が曲がるまで丈夫という長寿への願い
(八幡巻き)ごぼうが主役となることから「細く長く幸せが続きますように」と願って食される。
(伊達巻)巻きすで丸められた形が「巻物」に似ていることから、「知識が増えますように、学問が長じますように」との願望が込められている。
我が家は出汁巻き卵の方が好きなので、伊達巻は作りません。あの甘みが実はちょっと苦手です。同じ卵料理とのことで「子孫繁栄」のつもりで入れます。
出汁巻き卵を作る時のフライパンは、生涯和食の料理人だった祖父の形見です。銅製のもので、レシピも一緒に引き継ぎましたが、この大きさのフライパンで祖父のレシピでは巻くのが本当に難しいんです。今だにマスターできていません。出汁巻き卵は生涯私も作りつづけていつかは胸張って出せるようにしたいです。
(煮しめ)「煮汁がなくなるまで時間をかけてじっくり煮る」という調理法「煮しめる」からきていると云われている。いろんな食材を一緒に煮ることから「家族が仲良く一緒に結ばれて、末長く繁栄しますように」と願いが込められています。
さかな屋の嫁特製海鮮ギフトセットがおせちに大活躍!黒ムツの照り焼き、ホタテのすずみそ焼き、金目鯛の西京みそ焼き、トコブシの甘辛煮はギフトセットのもの。解凍して焼くだけ。全て一つ一つ手作業で作っているので大量生産できないギフト。只今完売中。
自家製メヒカリ、フグの唐揚げ
その他
(いくら)(数の子)(里芋)子孫繁栄
(紅白蒲鉾)縁起物
1歳3ケ月の娘もなんちゃっておせちプレートで一緒に味わいます。お餅はまだ危険なので、大根でつくった大根もちを雑煮にみたてています。たつくりはしらすのごま和えで。さつまいもの巾着。茹でた大根人参の酢の物。金目鯛の味噌焼き。