【さかな屋のお嫁さん家2月の食卓】さかな屋の恵方巻き

2019.02.01
【さかな屋のお嫁さん家2月の食卓】さかな屋の恵方巻き

愛知県三河湾、東幡豆漁港のさかな屋に嫁いで10年目。たくさんのさかなと出会い、毎日様々な料理にチャレンジしています。そんなさかな屋の嫁の食卓をちょっと覗いてみませんか?その時期の旬のさかなを料理する中で出会った人や文化、愛用している道具や調味料など。皆さんのキッチンや食卓が少しでも明るくなるような情報をご紹介します!この食卓を見て「おさかな食べたいなぁ」って思ってもらえると嬉しいです。

さかな屋の嫁の節分・海鮮恵方巻き

2月3日は節分。新しい季節が始まる前に悪いことを追い払おうと、豆まきをするだけでなく、トゲトゲのヒイラギの枝に臭いのきついイワシの頭を刺して玄関に飾る風習もあるそうです(柊鰯)。古い時代には柊の痛いトゲと、鰯の生臭い臭いが、鬼の苦手なものとされていたようです。

節分

また、節分に炒り大豆をまいたり歳の数だけ炒り大豆を食べるのには、邪気を払い福を願う意味があり、生の豆を使うと拾い忘れた時に芽が出ることも考えられ、それは縁起の悪いこととされているので「炒り」大豆を使うのだそうです。

炒り大豆だけではなく落花生を使う地域も少なくないので、最近では節分時「炒り大豆」も「落花生」も両方販売されていますよね。ちなみに我が家は「落花生派」です。特別なこだわりではありません、落花生の方が好きだからです。小さな子がいますので、落花生を2,3個ラップで包んだ物で豆まきをします。数も何個作ったか把握して、豆まきが終わったら拾い忘れることの無いようにしています。1歳の娘は今何でも口に入れてしまう時期なので、拾い忘れたら大変です!最近では炒り大豆もバラバラではなく、個包装になって売られていますよね。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭で室内で豆まきを行う際は、豆の拾い忘れ、誤嚥に気を付けてあげてくださいね!

豆まき

節分の時に食べる「恵方巻き」は恵方を向いて食べるといいと言われています。恵方とは、その年の福徳を司る神様がいる方向の事で、今年2019年は東北東だそうですよ。また恵方巻を食べる際のルールもユニークですよね!

①太巻きを一人につき一本用意する
巻き寿司を鬼の金棒に見たてて、それを退治するとか。福を巻き込むための巻き寿司とか。福が切れたりしないよう、切らずにそのまま丸かじりするとか。

②恵方を向く
その年の福神のいる方向を向きながら食べる。

③願い事をしながら最後まで黙々と食べる
しゃべったら運が逃げると言われているので食べ終わるまでしゃべらない。

私はそのルールに乗っかって食べてはいませんが、一口目だけは丸かじりし、その後は太巻きを切っちゃっています。やっぱり家族でワイワイおしゃべりしながら美味しく食べたい!というのが本音ですよね。

そしてやっぱりその恵方巻、とにかく「美味しいもの」を!どこを切っても金太郎飴みたいに、お花が出てくるような飾り巻きもやってみたいですが、酢飯ばかりでお腹いっぱいになっちゃうのも勿体無い。やっぱりさかな屋の恵方巻きは「とにかく美味い海鮮巻き!」

まずは材料準備。

①かんぴょうと干し椎茸は一緒に煮ちゃいます。
②出汁巻き玉子は、フライパン横向きで焼きます。いつも通り縦向きで焼くと海苔の長さまで足り無いので、できるだけ長く焼きたい。
③酢飯はもちろん!自慢の自家製すし酢で。
④キュウリは塩もみをしてラップして1時間ほど寝かす。大葉はアクセントに。
⑤海鮮は(生キハダマグロ)(モンコイカ)(天然車海老)(とびこ)

かんぴょう

卵焼き

酢飯

恵方巻きの具材

恵方巻きの具材

並べる順番は、食べる時を想像しながら。玉子とかんぴょうのマリアージュ。モンコイカ、大葉、トビコはセットで食べたい!とか。そんな想像を膨らませてみながら置いてみる。巻く前の楽しみがココにあります!

恵方巻き

あとは巻くだけ!一気に威勢良く!

恵方巻き

恵方巻き

恵方巻き

酢飯はだいたい巻き寿司1本200gぐらい。少し少なめにしておくと女性でも1本食べられるかな。

恵方巻き

あさりですずみそ汁

初物のあさりですずみそ汁。うーん、あさり、まだ少し早いかな。

綺麗な断面もみてみたい!やっぱり生マグロ!冷凍マグロでは感じられない弾力と奥深い旨み。モンコイカ、たくさんの隠し包丁を入れて柔らかくて濃厚。天然車海老の上品さととびこの食感。もうッ!最高!さかな屋の恵方巻はやっぱり「海鮮巻き」ですよね!

海鮮巻き

豆まきもテンションMAX!2世帯同居の醍醐味、「赤鬼も青鬼も両方同時に退治できる!」1歳の娘はさすがに鬼に泣かされた!

美味しくて楽しいがイチバン!

愛知県西尾市在住 2児の母。19歳で調理師免許取得所得後、8年間名古屋国際ホテル他レストランキッチンにて修業後、さかな屋の旦那と出会い結婚。長男が離乳食を食べてくれず悩んだ事をきっかけに、離乳食インストラクター資格を取得し離乳食講座を定期的に開催中(累積受講者数700名以上)。

おさかな離乳食セット「ととBaby」開発や離乳食インストラクター協会やクックパッド、自身のブログでおさかな離乳食記事執筆やレシピ提供、魚のさばき方、包丁の研ぎ方講座を定期的に開催するなど、魚食普及、魚離れに歯止めをかけるべく活動中!

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ととBabyお試しセット:http://toto-baby.net/otameshi-set/

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