目次
愛知県三河湾、東幡豆漁港のさかな屋に嫁いで10年。たくさんのさかなと出会い、毎日様々な料理にチャレンジしています。そんなさかな屋の嫁の食卓をちょっと覗いてみませんか?その時期の旬のさかなを料理する中で出会った人や文化、愛用している道具や調味料など。皆さんのキッチンや食卓が少しでも明るくなるような情報をご紹介します!この食卓を見て「おさかな食べたいなぁ」って思ってもらえると嬉しいです。
さかな屋の嫁の食欲UP!メニュー
暑い夏こそ!エキゾチックな風味と盛り付け、海鮮の旨味で食欲を掻き立てたい!五感を震わせて食欲UPを狙う!
赤イカのニラチヂミ
焼いても煮ても固くならない、旨味の強い赤イカが大好き!我が家では普段から和洋中どんな料理にも欠かせない海鮮の一つです。夏は特にニラの独特な風味を生かした「チヂミ」と相性抜群!チヂミのタレで、和風にも中華風にもなります!
おいしさの立役者はかつお節。焼くときに「美味しいかつおパック」を散りばめてあげると、口に入れた瞬間フォワーッとかつおの旨味が広がって、イカやニラのおいしさを底上げしてくれます!今回は無添加の干しエビも一緒に。見た目は華やかじゃないけど、旨味のお祭りみたいな一品です。
(生地)2枚ほど
小麦粉70g
卵1個
水80〜100cc(具材)
イカ お好み
ニラ 1束
かつおパック お好み量
乾燥エビ お好み量
(タレ)混ぜ合わせるだけ
醤油 50cc
黒酢(普通の酢でもOK) 30cc
砂糖 小さじ2
ごま油 小さじ1
すりごま 適量
塩 少々
「美味しいかつおパック」は名古屋の老舗かつお節店「ボニト」さんのもの。枕崎産の本枯れ節を輪切りに方向に細かく削る製法(ソフト削り)で、口当たりもよくフワフワした食感が特徴。冷奴やお浸しやオニオンスライス、雑煮の上にパラっと添えるのに向いています。出汁を取るためではなく、かつお節をそのまま食べる時に適したものですね。
「本枯れ節」が使われている部分に注目です。時間と手間をかけて作られた「本枯れ節」は余分な水分や脂肪分がなく、クセの少ない上品なかつお節であり高級品です。私はお料理の用途で使い分けていますが、かつお節自体を食べる場合はやっぱり「本枯れ節」のソフト削りを使います。クセがないので、他の食材の邪魔をしません。密やかに食材の旨味を底上げしてくれるんです。縁の下の力持ち!
本枯れ節は、よくスーパーで見かける1袋100円ほどで買えるかつおパックでは使用されていないかと思いますが見分け方は裏の原材料名を見てみてください。
本枯れ節の場合「かつおのかれふし」
そうでない場合「かつおのふし」
と書かれています。値段は約3倍ほどしますが、たくさん消費するものではないですので。やっぱり普段使いにはもったい無いと思う場合は、お正月のお雑煮にいいかつおパック使ってみるのはいかがですか。普段使わないけど、晴れの日や家族が集まるときにプチ贅沢をしてみるのも楽しくないですか?一度ぜひ行きつけのスーパーで探して見てくださいね!
作り方
①熱したフライパンに油をひき、生地を薄くひく。
②かつおパックと乾燥えびを散りばめて、イカ、ニラを手早くのせる
③最初に流した生地の半分量ほどの生地を上から回しかけて、ひっくり返せるぐらいまで焼けたらひっくり返すし、フライ返しで押し付けながら裏面をやく。この時少しゴマ油少々、フライパンの淵から回しかけておくとカリッと焼ける。
④2、3回ひっくり返しながら押して焼いたら完成!
辛味を足したい場合は、生地に細かく刻んだ「紅生姜」を足したり、タレに「ラー油」を加えてみるといいですよ!「生姜醤油」で頂くとさっぱりな和風になります。