【さかな屋のお嫁さん家 9月の食卓】さかな屋の重陽の節句とSABA祭!

掲載日:2019.09.07
【さかな屋のお嫁さん家 9月の食卓】さかな屋の重陽の節句とSABA祭!

愛知県三河湾、東幡豆漁港のさかな屋に嫁いで10年。たくさんのさかなと出会い、毎日様々な料理にチャレンジしています。そんなさかな屋の嫁の食卓をちょっと覗いてみませんか?その時期の旬のさかなを料理する中で出会った人や文化、愛用している道具や調味料など。皆さんのキッチンや食卓が少しでも明るくなるような情報をご紹介します!この食卓を見て「おさかな食べたいなぁ」って思ってもらえると嬉しいです。

さかな屋の嫁の重陽の節句料理

9月9日は重陽(ちょうよう)の節句。節句とは、日本の伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日。一年で5節句あるうちの一つです。5節句とは以下のことを言います。

1月7日 人日(じんじつ)・・・七草の節句(七草粥)
3月3日 上巳(じょうし)・・・桃の節句(菱餅)
5月5日 端午(たんご)・・・・菖蒲の節句(柏餅やちまき)
7月7日 七夕(しちせき)・・・七夕(素麺)
9月9日 重陽(ちょうよう)・・菊の節句(菊酒)

9月9日は5節句の一番最後「重陽の節句」です。聞いた事ありますか?実は私も知らなかった節句です。

・重陽の節句とは?
「重陽の節句」は「菊の節句」とも呼ばれ、菊酒を飲んだり栗ご飯を食べて無病息災や長寿を祈るとされています。

・中国より伝わった歴史
中国では奇数が縁起がよい「陽数」、偶数は縁起が悪い「陰数」と考えられており、陽数の最大値「9」が重なる「9月9日」を「重陽」とされ節句の一つとなりました。旧暦でいう9月9日は現在で言うと10月半ば、菊がきれいに咲く時期ともあり行事には「菊」を用いられるようになりました。

日本には平安時代に伝わり、初めは宮中行事として菊を眺めたり厄払いとして用いられるようになりましたが、徐々に庶民の間にも広まり江戸時代には5節句の一つとして親しまれるようになりました。

・重陽の節句の食と行事
菊を鑑賞しながら「菊酒」を飲むと長寿になると言われています。菊酒とは、蒸した菊の花びらを冷酒に一晩つけて香りをうつすのだそう。

その他、菊の花びらを湯船に浮かべた「菊湯」に入ったり、乾燥させた菊の花びらを枕につめて「菊枕」で眠ることで、菊の香で邪気を払うとされていたそうです。また作物の収穫時期ということもあり、栗ご飯やナス料理を食べて無病息災や不老長寿を祈ったとされています。

愛知県西尾市在住 2児の母。19歳で調理師免許取得所得後、8年間名古屋国際ホテル他レストランキッチンにて修業後、さかな屋の旦那と出会い結婚。長男が離乳食を食べてくれず悩んだ事をきっかけに、離乳食インストラクター資格を取得し離乳食講座を定期的に開催中(累積受講者数700名以上)。

おさかな離乳食セット「ととBaby」開発や離乳食インストラクター協会やクックパッド、自身のブログでおさかな離乳食記事執筆やレシピ提供、魚のさばき方、包丁の研ぎ方講座を定期的に開催するなど、魚食普及、魚離れに歯止めをかけるべく活動中!

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