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愛知県三河湾、東幡豆漁港のさかな屋に嫁いで10年。たくさんのさかなと出会い、毎日様々な料理にチャレンジしています。そんなさかな屋の嫁の食卓をちょっと覗いてみませんか?その時期の旬のさかなを料理する中で出会った人や文化、愛用している道具や調味料など。皆さんのキッチンや食卓が少しでも明るくなるような情報をご紹介します!この食卓を見て「おさかな食べたいなぁ」って思ってもらえると嬉しいです。
愛知県が誇る水産物
ーあいちの四季の魚ー
「トラフグ」
愛知の誇るべき水産物の(冬の魚)としてトラフグがあります。
種類がとても多いふぐは、ふぐ目に属し、マンボウやカワハギなどもふぐの一種だそうです。その種類は世界で約100種類、日本近海でも約50種類ほどです。そのうち日本で食用として許可しているのは22種類で、その中でもトラフグはフグの王様と呼ばれ、フグ類の中で最も高値でおいしいとされています。

トラフグのイラスト(愛知県漁業協同組合連合会より)
成長したフグが産卵のために日本沿岸に寄ってくる時期でもあり、ふぐの代表的な調理法が鍋などあたためてくれる調理が多いことから「冬が旬」と言われていますが、愛知県では漁獲の時期を10月から2月と限定し、漁獲サイズは700g以上と厳しく規制されて重要な資源を守っていますので、冬のみ食べられる風物詩となっています。
気軽にフグが食べたい!という想いから養殖技術の進歩により、養殖のトラフグが市場で流通するするようになりました。近年では流通しているトラフグは養殖モノが多いのですが、愛知県では養殖はなく天然モノならば全国で1、2の産地とされています。
高級水産物、高値の花として知られるトラフグですが、主要産地の南知多町などでは観光業界と連携し、お手ごろ価格で提供しています。中でも有名なのは、南知多町の離島である日間賀島と篠島。日間賀島は『タコとフグの里海』、篠島は『おんべ鯛とふぐの島』と、どちらもフグをキャッチフレーズにしていて、冬のトラフグツアーが人気です。また、南知多町に比べると漁獲量は少ないですが、西尾市にもトラフグが水揚げされ、離島の佐久島でも食べることができます。
しかし、フグといえば「毒」というイメージも強く、ご家庭でフグを食べるのはハードルが高いと思われているのが現状でしょうか。せっかくならば小旅行も兼ねて、フグ堪能ツワーなんていかかでしょうか?おすすめです!
▼愛知県の離島でふぐを堪能
●名鉄電車でいく!日間賀島 豪華ふぐづくしプラン
●海を味わいつくす島、篠島。
お家で安全にフグ料理を食べたい場合は、絶対に自分でさばいたりせずに「ふぐ処理師免許」を持つ、信頼できるフグ専門店で下処理してもらってくださいね!弊社も「ふぐ処理師免許」を保有しており、フグを取り扱っています。
今回はご家庭でも気軽に食べられるように、「養殖トラフグ」でLet’sCooking!1匹で鍋(てっちり)、刺身(てっさ)、唐揚げ、フグ皮の酢の物にします。
トラグフはあいちの四季の魚の8魚種のひとつです!
養殖トラフグ1,25kgで
大人4人、トラフグ三昧めし
今回は養殖のトラフグ1.25kgで大人4人、トラフグ三昧の夕飯をつくってみようと思います。
弊社もフグ処理師免許を所有していますが、お客様からご注文を受けた際はフグ専門店にて
プロの捌き(みがき)済みのモノを仕入れますのでより安心してお召し上がり頂けるかと思います。
上記写真がフグ専門店より仕入れた状態です。本当にうつくしい捌き(みがき)です。弊社が仕入れているのは株式会社 赤羽商店さん。名古屋柳橋市場にも店舗があります。
【株式会社 赤羽商店】
本社:愛知県知多郡南知多町大字片名字新師崎5-1
上記の状態でもよければ一般の方でも購入できますよ!
そこから、3枚に下ろしたり、薄皮を引いたり、皮をボイルして千切りしたり……細かい処理は弊社で行います。
下処理が済んだら、さっそく調理です!