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新型コロナウイルスによるリモートワーク実施や外出自粛の影響で、不安やストレスが強く なり生活リズムが乱れてしまっている人も増えているのではないでしょうか。
そこで今回は、北名古屋市にある枕専門メーカー「まくらのキタムラ」さんに、ぐっすり眠れる睡眠のポイントを教えていただきました。キタムラさんは、大正12年創業、約100年ものあいだ、睡眠と向き合ってきた「眠りのプロ」です!
前編では「ぐっすり眠れる6つのポイント」をご紹介しました。後編では、よく眠るための環境とまくら選びについてお届けします!
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眠りやすい環境を整えよう
ポイント① 寝室の明るさを調整する
「体内時計」を調整するためには、昼と夜で明るさのメリハリをつけることが大切になります。 寝室の明るさ調節にも気を配りましょう。眠るときは、なるべく室内の光を遮断します。雨戸や遮光カーテン、またアイマスクもおすすめですよ。
ポイント② 香りの効果と湿度を保つ
香りは心地よく眠るためにプラスワンしたいアイテムです。リラックス効果のあるヒノキやアロマオイルで、ほのかに部屋を満たしましょう。
室内の湿度をある程度、一定に保つことも必要になります。だいたい40~50%が理想の湿度です。加湿器を活用するか、かために絞ったタオルを掛けたり、水の入ったコップを枕元に置いたりするだけでもよいでしょう。フェイスマスクの着用も有効です。 呼吸のしやすい通気性の高いものをチョイスしてください。
ポイント③ 朝の習慣を日光のあたる場所で行う
朝起きたら、すぐにカーテンを開け、窓から差し込む光を全身で浴びます。歯磨きやスマートフォンのチェックなど、朝起きてする習慣を日光の当たる場所で行うのもよいかもしれません。体内時計をリセットするようにしましょう。
ポイント④ ベッドを作業スペースにしない
私たちの脳は、場所とそこで行った行為をつなげる癖があります。たとえば、ベッドの上でスマートフォンを使うと、脳は「ここはスマートフォンを見る場所だ」と認識して、睡眠の質が悪くなってしまいます。ベッドに入るときに、スマートフォンなどの電子機器はできるだけ持ち込まず、「ここは睡眠をする場所」と脳が覚えるように習慣づけましょう。 在宅ワークで、寝室を作業スペースにしている方もいるかもしれません。その場合も、ベッ ドに座って作業をせず、別の場所を確保するようにしてください。
スイッチのON・OFFを自分でどうやってやるかを決めてみます。着替えや整髪、お化粧も、実は効果があります。音楽や調光もおすすめですね。
ポイント⑤ 寝具やナイトウエアは常に清潔に
睡眠中には、コップ1杯(200ml)ほどの汗をかくといわれています。寝具や寝装品は、常に清潔を保っておきましょう。
また寝るときには、布団を乾燥させた状態で使うことが望ましいです。天気のよい日は布団を外に干して、カバー類は2日に1回程度の頻度で洗濯してください。 枕も洗ったり、干したりしましょう。 在宅ワーク中なら、急な雨に降られる心配もありませんしね!
ポイント⑥ デスクには、必要最低限のものだけ置く
日中のデスク環境も眠りに関係します。
仕事に集中していると気がつくと一度も立っていない、なんていうこともあるかもしれません。それを防ぐためには、席を立たざるを得ない状況をつくりだすのがおすすめです。 例えば、水分補給をするためにキッチンへ行く、スマートフォンはあえて離れた場所に置いておくなど、ちょっとした工夫でも運動ができます。
休憩のときに屈伸や伸脚など下半身を使ったストレッチを導入しましょう。実は座ったままが長く続くと、エコノミークラス症候群を引き起こす心配もありますので、そのあたりを防ぐ体操を取り入れてみてください。