【後編】在宅ワーク&外出自粛でよく眠れない方必見!眠りの専門家に聞いた、よく眠れる環境&まくら選びのポイント
目次
枕選びの4つのポイント
枕と向き合い続けて、90年以上にもなる「まくらのキタムラ」。今回は、枕選びのポイントも教えていただきました。
– 枕選びのポイントを教えてください。
枕の役割とは、マットレスや敷き布団と、頭部、頸部の間にできる隙間を埋めて安定させることです。睡眠中は筋肉が弛緩して自分ではコントロールできなくなるため、不安定な状態で眠ってしまうと、首が不自然に曲がって負荷がかかってしまうのです。結果として、眠りが浅くなったり、首や肩の凝りの原因になったりします。
枕の選ぶポイントは、主に下記の4点です。
① 枕の高さが自分の体形に合っている
理想的な枕の高さは、体形や首のカーブの深さによって変わります。枕に頭をのせた状態を 横から見て、あごが上がってしまう、逆に下がりすぎてしまうような枕は、見直すことをお すすめします。
② 基本構造がしっかりしている
せっかく高さを合わせても、寝ている間に中身が偏ってしまっては理想の姿勢は保てません。中身が1つの袋に入ったものだと型崩れしやすいので、独立したパーツが連結して入っている「ユニット構造(頸部支持構造)」のものを選ぶとよいでしょう。
③ 楽な姿勢で寝ついている
枕が合っていないと、楽な姿勢を探して何度も寝返りを打ち、スムーズに寝つけません。そのため、まずは自分が寝つくときに楽な姿勢を確認することが大切です。
④ 十分な大きさがある
横向きに寝ても楽で、左右に寝返りを打っても頭部や頸部をしっかり支えてくれる大きさのものを選びましょう。
ちなみに枕の見直しタイミングは3年なのだそう。
「最近なんとなく合わなくなった」「眠れなくなった」という方は、在宅ワークによって明らかにこれまでと違ったライフサイクルになっていますので、もし気になるようでしたら、ぜひ枕も見直してみましょう。