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去る2018年2月13日〜15日に「ててて見本市2019」が、東京の青山にあるスパイラルホールにて開催されました。“中量生産・手作業”をコンセプトに掲げ、地域の特性や手仕事の背景をも伝える製品の数々が出揃いました。第8回目となる今年は、各地から99組の作り手が集まりました。
昨年に続き、今年もレポートしてきましたのでご紹介します。
「ててて見本市」とは
全国各地で小規模なものづくりを行う「作り手」と、バイヤーやメディアなどの「伝え手」の橋渡しの場となる展示会です。そして「伝え手」から、消費者である「使い手」とつながっていく。「ててて見本市」という名前には、そんな3つの「手」がつながるという想いが込められています。
今回は東海エリアのお店を何店舗かピックアップしてご紹介したいと思います。
ichishina|三重県伊勢市
三重県伊勢市で、オリジナルプロダクトを製作している「ichishina(イチシナ)」。「一生一品」をコンセプトに、飽きがこないデザインとずっと使える素材のプロダクトを提案。イチシナデザインと三重の作家さんが共同で、ものづくりをされています。
特に気になったのが、こちらの真鍮製・銅製のプレートです。約100年前に、旅館で使われていたプロダクトのデザインを再現。銅製・真鍮製ならではの経年変化を楽しみながら長く使えるアイテムです。
漆塗りのプレート
伊勢神宮内宮前にある雑貨店では、今回ご紹介したichishinaのプロダクトをはじめ、「一生一品」という視点でセレクトされたアイテムが取り扱いされています。伊勢神宮の参拝と合わせて、ぜひ訪れてみてくださいね。
【ichishina】
http://ichishina.com/
https://www.instagram.com/ichishina_design/
「えんける道具店」|愛知県・常滑
愛知県常滑市の「えんける道具店」。陶器の湯たんぽ、黒七輪、甕(かめ)など、手作業でつくられる暮らしの品を提案してくれるお店です。今回のててて見本市では、「甕(かめ)」が紹介されていました。
甕は、岐阜県多治見市で13代続く職人の加藤さんご夫婦の手作業によって一点一点つくられています。甕の素材には、「珪藻土」や「酸化チタン」が含まれているので、調湿・消臭効果に優れています。甕は食品づくり&保存に最適な器なんです。
モダンなカラーは、現代の暮らしにもすっと馴染みます。
甕の素材には珪藻土が含まれているので、塩や砂糖などの保存に最適です。実店舗は、常滑の焼きもの散歩道にあるので、散策と合わせて立ち寄ってみてくださいね。
【えんける道具店】
http://tokonameenkel.com/
https://www.instagram.com/tokonameenkel/