全国から99組の作り手が集合!『ててて見本市 2019』

2019.2.28
ててて見本市

去る2018年2月13日〜15日に「ててて見本市2019」が、東京の青山にあるスパイラルホールにて開催されました。“中量生産・手作業”をコンセプトに掲げ、地域の特性や手仕事の背景をも伝える製品の数々が出揃いました。第8回目となる今年は、各地から99組の作り手が集まりました。

 

昨年に続き、今年もレポートしてきましたのでご紹介します。

 

 

 

「ててて見本市」とは

 

ててて見本市

 

全国各地で小規模なものづくりを行う「作り手」と、バイヤーやメディアなどの「伝え手」の橋渡しの場となる展示会です。そして「伝え手」から、消費者である「使い手」とつながっていく。「ててて見本市」という名前には、そんな3つの「手」がつながるという想いが込められています。

 

今回は東海エリアのお店を何店舗かピックアップしてご紹介したいと思います。

 

 

 

ichishina|三重県伊勢市

 

ichishina

 

三重県伊勢市で、オリジナルプロダクトを製作している「ichishina(イチシナ)」。「一生一品」をコンセプトに、飽きがこないデザインとずっと使える素材のプロダクトを提案。イチシナデザインと三重の作家さんが共同で、ものづくりをされています。

 

ichishina

ichishina


特に気になったのが、こちらの真鍮製・銅製のプレートです。約100年前に、旅館で使われていたプロダクトのデザインを再現。銅製・真鍮製ならではの経年変化を楽しみながら長く使えるアイテムです。

 

ichishina

 

ichishina漆塗りのプレート

 

伊勢神宮内宮前にある雑貨店では、今回ご紹介したichishinaのプロダクトをはじめ、「一生一品」という視点でセレクトされたアイテムが取り扱いされています。伊勢神宮の参拝と合わせて、ぜひ訪れてみてくださいね。

 

【ichishina】
http://ichishina.com/
https://www.instagram.com/ichishina_design/

 

 

 

「えんける道具店」|愛知県・常滑

 

えんける道具店

 

愛知県常滑市の「えんける道具店」。陶器の湯たんぽ、黒七輪、甕(かめ)など、手作業でつくられる暮らしの品を提案してくれるお店です。今回のててて見本市では、「甕(かめ)」が紹介されていました。

 

えんける道具店


甕は、岐阜県多治見市で13代続く職人の加藤さんご夫婦の手作業によって一点一点つくられています。甕の素材には、「珪藻土」や「酸化チタン」が含まれているので、調湿・消臭効果に優れています。甕は食品づくり&保存に最適な器なんです。

 

えんける道具店

 

えんける道具店


モダンなカラーは、現代の暮らしにもすっと馴染みます。

 

えんける道具店

 

甕の素材には珪藻土が含まれているので、塩や砂糖などの保存に最適です。実店舗は、常滑の焼きもの散歩道にあるので、散策と合わせて立ち寄ってみてくださいね。

 

【えんける道具店】
http://tokonameenkel.com/
https://www.instagram.com/tokonameenkel/

 

 

NEIGHBOR & CRAFTSMAN|岐阜・美濃

 

NEIGHBOR & CRAFTSMAN

 

少し変わったプロダクトを見つけました。

 

岐阜県美濃市の「NEIGHBOR & CRAFTSMAN」。実は、航空機部品などの金属加工を40年以上行なっている町工場から生まれたプロダクトブランドなんです。「図面通りのものづくりだけでは、ものづくり本来の目的を忘れてしまう」「人のためのものづくりを忘れないように」そんな想いから、プロダクトブランドを立ち上げたのだそう。

 

NEIGHBOR & CRAFTSMAN


上部のつまみに施された独自開発の開閉機構と、すーっと心地よく閉まるカバーが特徴の密閉キャニスター。お茶やコーヒー豆を乾燥から守ってくれます。

 

NEIGHBOR & CRAFTSMAN

 

精密な金属加工の技術でつくられたコマは、長いときだと18分も回り続けます。

 

NEIGHBOR & CRAFTSMAN


どのプロダクトも、驚くほど繊細につくられていて、職人さんのものづくりへの情熱を感じました。東海エリアだと、東急ハンズで取り扱いがありますよ。

 

【NEIGHBOR & CRAFTSMAN】
http://neighbor-craftsman.jp/
https://twitter.com/info_neighbor

 

 

 

RYOTA AOKI GALLERY|岐阜県・多治見

 

RYOTA AOKI GALLERY

 

印象的な陶器の数々に思わず足を止めてしまいました。

 

岐阜県・多治見にギャラリーを構える「RYOTA AOKI GALLERY」。金・銀・プラチナといった、陶芸では通常扱うことない素材と、陶芸の伝統手法を融合させた新しい陶芸作品を生みだしている作家さんです。

 

RYOTA AOKI GALLERY

 

一番の特徴は釉薬。年間約15,000種類もの釉薬を研究されているのだそう。

 

RYOTA AOKI GALLERY

 

特に驚いたのが、こちらの金を使わない金色の釉薬でつくられた器。金属をまったく使わずに、独特な表情を作り上げています。

 

RYOTA AOKI GALLERY

 

こちらの「神様のカップ&ソーサー」のように、まるで宝石のような作品も多数。台湾や中国でも展示会をするなど、世界的に活躍されています。ギャラリーは週末限定で訪れることができます。

 

【RYOTA AOKI GALLERY】
https://www.ryotaaokipottery.com/
https://www.instagram.com/ryotaaoki/

 

 

 

EIJI MIYAKI|岐阜県・多治見

 

EIJI MIYAKI

 

こちらも同じく岐阜県多治見市の陶芸家「EIJI MIYAKI」。

 

主に量産品で使われることの多い、型を使った鋳込みという技法で制作されています。この技法は通常、デザインから製品に至るまで分業で行われますが、すべての工程を自らの工房で行うことにより、新しい陶磁器の表現や可能性を追求しています。

 

EIJI MIYAKI

 

EIJI MIYAKI


見た目に美しいだけでなく、使いやすい形の器が特徴。見ても使っても楽しめる器です。

 

EIJI MIYAKI

 

東海エリアだと、名古屋・本山にあるライフツールストア「NODE」にて取り扱いがあります。(オンラインショップでも購入可)

 

【EIJI MIYAKI】
http://eijimiyaki.jp/

 

 

 

woodpecker|岐阜県・本巣

 

woodpecker

 

これまでにライフデザインズで取材させていただいた店舗さんもいくつか出展されていたので、ご紹介していきます。

 

岐阜県本巣郡で、無垢材のまな板を中心に各種キッチン用品を製造販売している「woodpecker(ウッドペッカー)」。「木と一緒に暮らす」をテーマに、それぞれの木の特性を生かし、まな板・カッティングボード・木のお皿などを製作しています。厳選した木材を使用し、1枚板から商品に適した部分だけを削り出し、一つひとつ丁寧につくられています。

 

woodpecker

 

2007年の設立後、今では全国150店舗以上のインテリアショップやライフスタイルショップで取り扱われている注目のブランドです。

 

woodpecker

 

woodpeckerでは、さまざまなコラボレーションアイテムが誕生しています。最新作は、プロダクトデザイナー「ヨシタ手工業デザイン室」さんとコラボレーションした「てがかり」。片手でも持ち上げやすいフォルムが特徴です。

 

woodpecker

 

昨年京都で開催された交流会「ててて往来会」にて配布された地域通過「ててて木札」も製作されました。

 

woodpeckerの記事はこちらから

 

【woodpecker】
https://www.hello-woodpecker.com/index.html?path=index.html

 

 

 

3RD CERAMICS|岐阜・多治見

 

 

全国でも有名な焼き物の産地、岐阜県多治見。この街にアトリエを構え、陶磁器のデザイン・生産・販売を行う「3RD CERAMICS(サードセラミックス)」。「気づきのある暮らしを送る人へ」をコンセプトに、個人作家でもなく、大きなメーカーでもなく、新たなモノづくりのカタチを提案しています。

 

3RD CERAMICS


コンセプトは、最もスタンダードな花瓶。ろくろで制作され、ひとつとして同じ形はありません。浮かびあがるグラデーションのような模様が特徴的です。

 

3RD CERAMICS

 

ゆるやかなウェーブが優しい印象を与えてくれるランプシェード。ゆるやかなウェーブや、土のざらつきを感じる質感など、大量生産のプロダクトでは出せない味わいが魅力です。

 

3RD CERAMICS

 

個人の作家ではなく、大きなメーカーでもない、“第3の陶芸”のあり方にどんどんと挑戦しづつけている3RD CERAMICS。今後も目が離せません。

 

3RD CERAMICSの記事はこちら

 

【3RD CERAMICS】
http://3rd-ceramics.com/
https://www.instagram.com/3rd_ceramics/?hl=ja

 

ててて見本市


今回東海エリアの作り手さんを中心にご紹介させていただきましたが、ててて見本市では、ここでは書ききれないくらいのたくさんのブースが出展されていました。作り手の方がものづくりへのこだわりや、誕生の背景などを生き生きと話される姿が印象的でした。

 

ライフデザインズでは、今後もすてきな作り手さんを続々とご紹介していきますので、お楽しみに!

 

【ててて見本市】
http://tetete.jp/
https://www.facebook.com/tetetecommittee/