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ジェームズ・ブライドル《ドローン・シャドー002》
2012、イスタンブール(トルコ)
3年ごとに開催される国内最大規模の国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』が2019年8月1日(木)〜10月14日(月・祝)の75日間、愛知県内の4つの会場を中心に開催されます。2019年の芸術監督を務めるのは、ジャーナリストの津田大介氏。「情の時代 Taming Y/Our Passion」をテーマに、現代美術をはじめとした、さまざまなアート作品に触れることができます。
アートと言うと、難しく感じる方も多いと思いますが、このトリエンナーレでは、アートを身近に感じ、楽しんだりできるよう工夫が随所にされています。今回は、そんなトリエンナーレの見どころをご紹介していきます。

アイシェ・エルクメン《On Water》
2017 Photo: Roman Mensing/Münster
トリエンナーレとは?
あいちトリエンナーレは、2010年より3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭です。4回目となる2019年は、国内外から80組以上のアーティストを迎えます。国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、さまざまな表現を横断。最先端の芸術作品に触れることができる一大イベントです。
トリエンナーレの中心となる国際現代美術展では、国内外60組程度のアーティスト・団体の作品を展示予定。愛知県美術館を含む愛知芸術文化センターを中心に、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺地区など)、豊田市内(豊田市美術館及びまちなか)での作品展示など、広域に展開されるそう。
展覧会以外のプログラムとしては、国内外の10組程度のアーティスト・団体の映像作品の上映や、演劇などパフォーミングアーツの上演が愛知芸術文化センターを中心に行われるほか、今回初となる音楽プログラムが、愛知芸術文化センターやオアシス21、四間道・円頓寺地区で開催されます。そのほかにも、子どもから大人まで来場者同士が相互に学び合い、創造性を楽しむための「アート・プレイグラウンド」という環境を展開するなど、老若男女がアートを身近に感じられるイベントになっています。

キャンディス・ブレイツ《Love Story》
2016、Featuring Alec Baldwin and Julianne Moore、第57回ヴェネツィア・ビエンナーレ、南アフリカ館展示風景、ヴェネツィア(イタリア) Commissioned by the National Gallery of Victoria, Outset Germany + Medienboard Berlin-Brandenburg Photo: Andrea Rossetti Courtesy of Goodman Gallery, Kaufmann Repetto + KOW
見どころ
現代美術
<国際現代美術展>
・国内外の60組程度のアーティスト・団体の作品を展示し、最先端の現代美術を堪能。
・愛知県美術館を含む愛知芸術文化センターを中心に、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺地区など)、豊田市内(豊田市美術館及びまちなか)での作品展示など、さまざまな場所でアートに触れることができます。
<映像プログラム>
国内外の10組程度のアーティスト・団体の映像プログラムが、愛知芸術文化センターを中心に上映されます。
舞台芸術
<パフォーミングアーツ>
・国内外の10団体程度の先鋭的な演劇などの作品を、愛知芸術文化センターを中心に上演。
<音楽プログラム>
・愛知芸術文化センターやオアシス21などを一体として、回遊しながら楽しむことができる、美術と音楽の垣根を越えた、祝祭感のある音楽プログラム「あいちトリエンナーレ2019 MUSIC & ARTS FESTIVAL」を開催。 四間道・円頓寺地区でも、「音楽プログラム」が開催されます。
ラーニング
「あいちトリエンナーレ2019」では、「受けとめる、深める、形にする」をキーワードに、来場者自身が作品への興味を掘り下げ、作品から受けた印象を形にできる場が設けられます。子どもから大人まで来場者同士がお互いに学び合い創造性を楽しむための「アート・プレイグラウンド」という環境を複数会場で展開。これまでにない「あいちトリエンナーレ」の姿が期待されます。
会期
2019年8月1日〜10/14(月・祝)[75日間]
主な会場
・愛知芸術文化センター
・名古屋市美術館
・名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺地区など)
・豊田市(豊田市美術館及びまちなか)

モニラ・アルカディリ『吹き替え感』2017、クンステン・フェスティバル・デザール、ブリュッセル(ベルギー)
Photo: Catherine Antoine Courtesy of the artist

イム・ミヌク《The Possibility of the Half》
2012、Korea Artist Prize、国立現代美術館、果川市(韓国) Photo: Kim Yong-gwan Courtesy of the artist

パスカレハンドロ(アレハンドロ・ホドロフスキー&パスカル・モンタンドン=ホドロフスキー) pascALEjandro (Alejandro JODOROWSKY and Pascale MONTANDON-JODOROWSKY)