名古屋城を望むホテルの客室でアート鑑賞を。現代アートの祭典「ART NAGOYA2020」
目次
912号室|ART GALLERY 水無月
岐阜県のギャラリー「ART GALLERY 水無月」からは、国内だけでなく、アメリカやヨーロッパでも活躍する日本画家「大竹寛子さん」の作品のみが展示されていました。
蝶や花をモチーフにされた作品は見る人を虜にする魅力があります。日本画の伝統的な技法を基に、箔や岩絵具を用いて新たな表現を展開されています。
915号室|ギャラリー風
大阪市北浜のギャラリー風からは、韓国人写真家「キム・ドゥハ」さんの作品が展示されていました。2014年に韓国で発表した写真集「ポトンソニョ(普通少女)」が話題となり、2019年夏、日本版を出版。「ART NAGOYA」では過去の作品に加え、新作まで見ることができました。
会場にはご本人もいらしており、作品についても一つひとつ丁寧に説明してくださいました。こうして、アーティストさんと交流できるのもART NAGOYAの楽しみです。
911号室|GALLERY IDF
“人の心を持つ植物”をテーマに、ガラスで表現したオブジェやインスタレーションを制作するガラス作家・深川瑞恵さんの作品。植物と、ガラスの繊細がとてもうつくしいです。
名古屋城と作品が溶け込んで、まるでひとつの作品のようにも感じられました。
921号室|ときの忘れもの
会場内でもひと際目を引いたのが、彫刻家・葉栗剛さんの作品。細部にまで施された刺青はもちろん、木彫りとは思えないほどのリアルさに思わずびっくり!
お腹のぽっちゃり感や顔の表情も愛嬌があって、だんだんとクセになりそうです。
会場を周っていると、すっかり夕暮れ時に。空のグラデーションと作品の雰囲気がマッチして、どの部屋も幻想的な雰囲気に包まれていました。
今回の「ART NAGOYA」も、たいへん素晴らしく感動の連続でした。東海エリアで、これだけの作品に出会える機会は滅多にありません。
ホテルナゴヤキャッスルを会場にするのは、今年が最後ですが来年はどんな風にして私たちを楽しませてくれるのか、今からとても待ち遠しいです。