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愛知県額田郡幸田町のJR「相見」駅から徒歩約10分、静かな住宅地の一角に佇むのが「GLAN(グラン)」。“本当に使いやすい日用品と家具”をコンセプトに、2015年7月にオープンし、地元の人はもちろんのこと、県外からもファンが訪れるお店です。
落ち着いた雰囲気の店内には、店主が国内を中心にセレクトした器やキッチンアイテムなどの日用品や、国内でつくられたこだわりの家具を揃えています。どれもシンプルなデザインながら使い心地がよく、長く愛され続けているモノたちです。
使ってみて良いモノ、好きなモノを届ける
「GLAN(グラン)」という店名は、“どんぐり”を意味しており、小さなどんぐりの実がその地に根を張って、大きな一本の樹に成長するように、お店もお客様とともに成長し歩んでいきたいという想いで名付けたそうです。こちらがの「GLAN(グラン)」オーナーの濱田祐輔さん。お店を始めたきっかけや、商品に対するこだわりを伺いました。
-お店を始めたきっかけを教えてください。
濱田さん:「以前は大手家具屋に勤めていました。家具バイヤーや店舗の店長などを11年ほど経験し、自分でお店を持ってみたいと思うようになりました。お店をオープンするのであれば、自分自身が良いなと思うモノをお客様に提案したいと思っていました。その後、2015年にGLANをオープンしました。」
-なぜ幸田町でお店を開こうと思ったのですか?
濱田さん:「もともと田舎が好きで、落ち着いた雰囲気の所でお店を出したいと思っていました。静かな街の幸田町でお店を探していて、ご縁もあってここでお店を開きました。」
-「自分自身が良いなと思うモノをお客様に提案したい」とのことでしたが、店内の商品ラインナップは、濱田さんのオススメの商品が揃っているということですね。
濱田さん:「そうですね。国内でつくられている日用品や、家具を提案しています。私の中でいいなと思うもの、そして、それらを実際に使ってその良さを体感した上で商品としてお客様にお届けをしています。また、作家さんのところに出向き、つくられている工程を見た上で、作家さんがどんな想いでモノをつくっているのかなどを代弁しながら提案をしています。」
−実際にご自身で使うことで、そのモノの良さをよりお客様にお伝えできますね。
濱田さん:「想いを伝えるというのが私の使命です。単に売るだけではなく、使ったことで“このモノはここが良かった”、“こんな点が使いやすかった”と、直接お客様にお伝えすることができます。長く使い続けてもらいたい、そのモノを好きでい続けて欲しい。それが私たちモノを提案する職業として、大事なことだと考えています。」
-今後の展望を教えてください。
濱田さん:「私がいいなと思う暮らしのモノを今後も提案し続けていきたいです。使う人の想いや気持ちに寄り添いながら、お客様なりに選んで、最終的にそのモノが好きになってもらえたらありがたいです。一時期は、消費社会で安くて使えれば良いという風潮だったのが、最近、徐々に良いモノや上質なモノを使いたいという人が増えてきたように感じます。モノの本質を見てくれる人が増えて、とてもいいことだなと思っています。小さな店だからこそ、これからもいろんな提案をしていきたいと思っています。」