愛知県西尾市にある幡豆エリアは、山と海に囲まれた自然豊かな小さな町。この町に2017年にオープンした宿が「Luna Rossa(ルナロッサ)」です。宿のコンセプトは「アーシング(Earthing)」。地球とつながり、日常のいらない感情を捨て、新しいエネルギーをチャージするということ。
三河湾を一望できる景色。四季の花々が咲き誇る広い庭。自然たっぷりの風景と心地よさを、この宿を通して体感することができます。
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入った瞬間、気がフッと変わる非日常宿
2018年6月にオープンしたLuna Rossa。現在、新型コロナウイルスの感染拡大の懸念のため、今年から宿の1棟貸しとしてプラン変更をしており、少人数貸切プラン(定員1〜3名)50,000円(税抜)、貸切プラン(定員4~5名)65,000円(税抜)※6名様より+9,000円/1名様毎(定員11名)、を受け付けています。
こちらは、2010年から2019年末まで営業をしていた「Cafe Ocean(カフェオーシャン)」のオーナー吉崎さんが経営しています。
吉崎さん:「もともと宿泊業が夢のひとつで。飲食、農業、ネイチャーツアー(カヤック、サップなど)、宿をいつかはやりたいなと思っていました。そして、かねてより親交のあった不動産屋が最初に紹介してくれた場所がここ。海が見える高台で一目惚れして、ここでなら理想の宿ができるとオープンしました。」
この辺りは三河湾国定公園で、海沿いに住宅は建てられない場所。Luna Rossaは保養所として建築され、以前はプライベートで使われていた場所でした。道路からもこの建物が見えず、近所の人も存在自体知らない場所だったそうです。
入り口に入った瞬間、パッと気が変わるくらい非日常的な空気感が体感できる不思議な場所。約2,000坪ある敷地には、建物と広々とした芝生、四季折々の植栽が私たちを出迎えてくれます。
三河湾の絶景を楽しんで
四季ごとに楽しめる植栽や花などの広い庭とともに、一番の魅力なのが、なんと言っても三河湾を一望できる景色。
目の前には伊良湖岬、右手には知多半島。取材した日は雲ひとつない良い天気。遠くの山々とゆったりとした三河湾を一望することができました。
庭にあるこの椅子に座って三河湾を眺めることも。ここで絶景を眺めるだけで、心が軽やかになります。
その他、庭にはブランコが置いてあったり、外での楽しみ方も提案してくれます。
まるで別荘のよう!
デザイン性の高いモダンな空間
こちらがLuna Rossaの外観。煙突屋根が印象的な佇まいです。
以前ここの家主だった方がヨットを持っており、そのヨットの名前でもあった「ルナロッサ」を引き継ぎました。入り口にはヨットを感じさせる照明も印象的。
こちらが1階のロビー&共同スペース。大きな窓からは贅沢な景色が一望できます。
1階奥にはリトリートスペースを完備。ここではヨガを楽しんだり、プロジェクターで映画を楽しんだりといろんな使い方ができます。(有料)
そして2階は客室。12畳の洋室や6畳の和室などを用意しています。それぞれ客室の名前は「月」をイメージした名前になっているのも◎
それぞれゆったりと寛ぐことができるお部屋を完備。オーシャンビューが楽しめる部屋もあり、居心地抜群です。
お風呂は檜の香りが一面に広がる檜風呂。大きな窓からは外を眺めることができ、お庭で摘んだ季節のハーブを使ったハーブバスを楽しむことができます。
各部屋にはオーナーがハワイで購入した大好きな絵画を展示。自然体なタッチに心和みます。
2階奥にはいろんな本が楽しめる本棚も。食のことや暮らしのことなど、想いが詰まったこだわりの本を読むことができます。
また、庭ではバーベキューが楽しめるコンロや、石窯ピザをつくることができる石窯なども用意しています。
「ここには特別なものは何もないけれど、自然に囲まれているので非日常に自分の身を置くことができます。テレビや携帯などの娯楽から離れて、自然を楽しみ、座っているだけで心が洗われるような時間を過ごしてほしい。」とオーナーの吉崎さんが話してくれました。