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名古屋市東区泉、地下鉄桜通線「高岳」駅のほど近くに、素敵な洋菓子店がオープンしたと聞き、わくわくしながら取材に行ってまいりました。お店の名は「slow(スロウ)」。名前のとおり、シンプルで洗練された印象を裏切らない、飾らないうつくしさを持ったお店でした。
※以下、スロウと記載します。
甘いものがある。その喜びを。
入口の正面に並ぶシュークリームと焼き菓子。
ドアを開けると、アートのようなシュークリームや焼き菓子が、整然としたたたずまいで並んでいます。
カットケーキや、色鮮やかなホールケーキ。
その隣では、華やかなケーキがお出迎えしてくれ、眺めているだけで、幸せな気持ちに。
ギャラリーのような空間に並ぶ焼き菓子。
スロウでは、日常に馴染む甘いものとして、シュークリームや、シンプルなカットケーキを。ハレの日には、華やかなホールケーキを。そして、お手土産などにもうれしい、少し日持ちのする焼き菓子を。
この3つを軸に持ち、それぞれこだわりの品をつくられています。
壁に飾られたドナルドサルタンの絵。
「生活の一部に、優しく美味しい甘いものがあったら。それは、とても豊かなことだと思うんです。」お話をおうかがいした、店長の近藤さんが、そう教えてくださいました。
1日を終えたときに、家にケーキがあったり、冷蔵庫を開けたらシュークリームが入っていたり。そんな日常の幸せを、お客様に感じてもらいたいという想いで、洋菓子をつくってこられたそうです。
スロウのおすすめ
まずは食べてみてもらいたいというものを、近藤さんにご紹介していただきました。
シュークリーム プレーン ¥600(税込)
スロウの看板商品、シュークリーム。クッキーシューのざっくり感を楽しんだあと、中からとろりと口に広がる、優しく濃厚なカスタードクリーム。
カスタードクリームは、和菓子屋さんの餡子や、鰻屋さんのタレのように、お店の個性やパティシエのこだわりがでるのだそう。カスタードクリームにこだわってきた、スロウの想いがつまった一品です。
クリームが口に広がる瞬間の幸せを、ぜひ感じていただきたいです。
カヌレ ¥100(税込)〜
カリもちっとした、食感も人気のカヌレ。スロウでは、甘さをどう表現するかを考え、きび砂糖と黒糖を使用されています。「カヌレください。」というお客様の声が多く、お客様の声で育ってきた商品なのだそうです。きび砂糖と黒糖の、お砂糖の違いも楽しんでいただけたらと、2種類のカヌレをつくられています。
取材中に完売してしまい、残念にも味わうことができずでした。カヌレをおもとめの際は、早めの時間・もしくはご予約をされてからのご来店がよさそうです。
ショートケーキ ¥650(税込)
スロウでは、ショートケーキのスポンジや生クリームにも、きび砂糖が使用されています。きび砂糖の優しい甘さとイチゴの酸味。加えて、最後に口の中にミルク感が広がるよう、土台のスポンジに、ホワイトチョコのガナッシュがサンドされています。
「カットケーキは、シンプルで味がイメージできる名前のものがいい。でも食べると、味に変化があったり、ものがたりがあったり。」と、おっしゃる近藤さん。
そんな甘くて幸せなものがたり、ぜひ味わってみてください。
ホールケーキ(デザインにより価格が異なります。)
「ハレの日には、とびきり華やかなケーキを。」
ケーキを選ぶときにも、シーンをイメージして幸せな気持ちになってくれたら。そんな想いでデザインされたケーキ。大切な思い出に、鮮やかな彩りをそえてくれそうですね。
「Lady」
ホールケーキは、3日前までに、お電話・ご来店にてオーダーできます。女の子のケーキは、ヘアスタイルを変えたり、メガネをかけたり、多少のアレンジであれば、可能だそうです。お友達や、ご家族のハレの日に、ぜひともオーダーしたいですね。
テリーヌショコラ 七味 ¥250(税込)
ういろうや生チョコに近い食感をイメージしてつくられた、テリーヌショコラ。
中には、意外な材料、七味唐辛子が入っています。その甘さのあとにくる、ぴりりとした後味がくせになり、リピーターのお客様が多いそうです。おいしさだけでなく、会話も弾みそうな工夫がいっぱいありますね。