目次
愛知県名古屋市東区白壁一丁目にある「名古屋市市政資料館」。レトロかわいい建物やドラマのロケ地としても使われていることから、近年は観光名所としても人気を集めています。
今回は、名古屋市市政資料館の魅力をお伝えしていきます。
名古屋市市政資料館とは?
市政資料館は、名古屋市営地下鉄名城線「市役所」駅からは徒歩8分ほどの場所にあります。入場料は無料なので、どなたでも気軽に入ることができます。
もともとは「名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」として、1922年(大正11年)に建設。ネオ・バロック様式のレンガ造建築物は重要文化財に指定されており、名古屋市が設定する「文化のみち」の起点に位置付けられています。
現在は、名古屋市市政資料館として、名古屋市の誕生から現代までの政治・経済・産業・文化などのできごとについて知ることができます。所蔵資料や市政に関する展示など、名古屋市自体の歴史の系統的な展示が見られるのはここだけ。
名古屋市の区域がどのように拡がってきたか、どのように産業が発展してきたかなどを知ることができるんです。
ネオ・バロック建築を象徴する大迫力の大階段

柱の上半分の部分は、マーブル塗りといって漆喰でできていますが、下の部分は、大理石。触ってみると、上と下で冷たさが違い、下の大理石の部分が冷たく感じられることがわかります。
柱の上半分の部分は、マーブル塗りといって漆喰でできていますが、下の部分は、大理石。触ってみると、上と下で冷たさが違い、下の大理石の部分が冷たく感じられることがわかります。
市政資料館の魅力はなんと言っても、館内へ入ると出迎えてくれる、迫力ある大階段!こんなにすばらしい階段、今ではほとんど見ることができません。
建物は、19世紀後半に流行したネオバロック様式で建築。特に中央階段室は、ネオバロック様式が最もよく表れている場所です。その特徴としては、左右対称のつくりになっていること。2階から3階までが吹き抜けになっていること。そして茶色と黄色のツートンの化粧柱がずらりと並んでいる点です。
また、正面のステンドグラスは、公正な裁判を意味する天秤(てんびん)の絵が描かれています。
階段に上り、天井を見上げると、ドーム天井のステンドグラスが見えます。天井のステンドグラスは日輪を素材に用いて公明正大な裁判を表現しているのだとか。
結婚式の前撮り・後撮りなどの撮影地として利用されるほか、ロケ地としても大階段はよく使われているんです。
<過去に撮影されたドラマ>
・午前0時、キスしに来てよ
・謝罪の王様(マンタン王国迎賓館)
・花より男子2(道明寺邸)
・華麗なる一族
・官僚たちの夏
・負けて、勝つ~戦後を造った男・吉田茂~
・坂の上の雲
建設当時を復元した豪華な会議室
それでは、散策していきたいと思います!まずは3階の会議室へ行ってみましょう。
こちらは、建設当時を復元した会議室になっており、シャンデリアやカーテン、絨毯など調度品もすべて当時のまま復元しています。
中でも床の絨毯は天津緞通(てんしんだんつう)と呼ばれる手織りでつくられたたもの。厳格な雰囲気を与えますね。
天井は、周囲より一段高くなった折り上げ式天井。周囲には、これでもか!というくらいぜいたくにモールディング(装飾)されています。