地下鉄「一社」駅からバスで約10分。マンションの一階にある暮らしのセレクトショップ「Anchor Bridge(アンカーブリッジ)」。店主こだわりの器が勢ぞろいしており、どの器もカラフルな色味が特徴。食卓を楽しくしてくれる器や、長く愛されるアイテムなどを提案しています。
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お店のコンセプトは「暮らしを豊かに」。
日々の食卓が楽しくなり、日々の生活に寄り添うモノを提案しています。店内には、地元岐阜県でつくられた美濃焼や、愛知県でもここでしか扱っていない人気作家の器、国内の食器やアメリカや北欧ヴィンテージ、暮らしのアイテムなども取り揃えています。
カラフルな器に心惹かれてお店をオープン
「Anchor Bridge」はご夫婦でスタートしました。写真は奥様の横地桜子さん。お店を立ち上げたきっかけから、器に対するこだわりを伺いました。
– お店をオープンしたきっかけを教えてください。
横地さん:「昔、ニューヨークに留学していたことがあり、そこでファイヤーキング(1940年代に製造された食器ブランド)にどっぷりハマったんです。ヴィンテージ感のあるイラストや色味のある器に一目惚れして。そこから「器っておもしろい!」と思ったんです。」
– ファイヤーキングが好きになって器に興味を持つようになったんですね。
横地さん:「そうなんです。ミルクガラスの雰囲気やカラフルな色合いに惚れました。日本へ帰国するタイミングの時、ファイヤーキングの魅力を伝えたいと、主人と一緒にファイヤーキングのみ販売するネットショップをスタートしたんです。」
横地さん:「1年ほどネットショップを運営する中で、実店舗をオープンしたいねと、2人で話をしていました。実店舗をオープンするなら、日本の器も取り入れようと思ったんです。
ネットショップをはじめてから、日本の器にもどんどん興味が出てきて、その中でも、ポップでアメリカンなカラーの色が気に入った長崎県の波佐見焼のブランド「HASAMI」など、国内のセレクトした器を集めて、2013年に現在の場所で実店舗をオープンしました。」
– そこからどのようにして、現在取り扱っている作家さんや窯元さんと出会ったのでしょうか?
横地さん:「愛知県の隣、岐阜県でつくられた器を提案したいなと強く思うようになり、そのタイミングで「SAKUZAN(サクザン)」に出会ったのです。「SAKUZAN」は、通常の美濃焼とは少し雰囲気が違い、洗練されたシンプルな器が特徴です。
出会ったのが今から4年ほど前。初めて「SAKUZAN」のお皿を見たときに「私たちが提案したい器はこれだ!」と思ったんです。すぐに3代目社長と話をして、お店で販売をスタートしました。」
– 「SAKUZAN」は、カラフルな色使いが特徴的ですね。
横地さん:「当初「SAKUZAN」は2〜3色のみの展開でしたが、徐々にカラーバリエーションが増えてきました。当店では10色の色味のある器を用意しており、「SAKUZAN」をメインで取り扱っているので、好みのカラーを見つけることができますよ。(全て電子レンジ・食洗機で使用可能)」
– 色のある器を使うことで、食卓全体が楽しくなりますね!
横地さん:「特に「SAKUZAN」の場合、色を変えても統一感があるのが魅力です。私自身もこの器を使っていますが、それぞれ器の色が違ってもマッチするのが良いなと実感しています。」
– 横地さん流の器選びや楽しみ方について教えてください。
横地さん:「食器を選ぶ時、持っている器が白色なら、無難に白色で合わせてしまいがちですが、カラーをプラスすることで、いつもの食卓や同じ料理でも雰囲気が違う印象になると思います。
色の器を選ぶ際は、ご自宅に白色の器が多い場合、それらに似合う色として、モノトーンから進めていくのが良いかと思います。その後、ピンクや黄色などを加えると良いかなと思います。最近は、グレーも人気です!グレーは、いろんなカラーに合わせやすいのでおすすめですよ。」
– 今まで色の器を取り入れたことがない方でも、色のある器との出会いがここでは楽しめるんですね。
横地さん:「色を加えることで、食卓全体がワクワクします。器は大小さまざまですし、マグなど、種類も豊富です。器の色の楽しさをここで見つけていただけると、とても嬉しいです。」
– 最後に、今後の展望について教えてください。
横地さん:「器と言うと、どうしても敷居が高いイメージになってしまうかと思います。私たちのお店では、年齢問わずにカジュアルに器を楽しんでもらえるように、高級感を出す感じではなく「アミューズメントパーク」のように、見て楽しめる陳列、手の届く価格帯など、幅広いアイテムを揃えています。
これからは器はもちろんですが、暮らしのアイテムもどんどんと増やしていき、トータルでライフスタイルを提案できればと考えています。」