【読書好きスタッフが選ぶ、1月に読みたい1冊】今月のテーマ「2022年に知っておきたいキーワード」
目次
早いもので今年も終わりを迎え、いよいよ2022年の幕開けです。みなさん2021年はどんな年でしたか?
いいことがあった人も、なかった人も気持ちを新たにそれぞれがスタートしていきます。
そこで今回は、「2022年に知っておきたいキーワード」をテーマに注目の本をご紹介していきます。
2022年益々盛り上がる!「だれにでもわかる NFTの解説書」
2021年、大注目を浴びたデジタル関連のキーワードが「NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)」。NFTとは、デジタルアートと「NFT」を掛け合わせた作品のこと。
なんとなく最近その言葉をよく耳にする!という方も多いのではないでしょうか。2022年はNFTイヤーになると言われているほど、国内でもラインやメルカリなどが参入することを発表しています。
そこでおすすめなのが「誰にでもわかるNFTの解説書」。この本では、NFTの説明や買い方・売り方 、出品の方法、NFTの法律や会計、NFTの将来的展望までを一冊でわかりやすく説明しています。
まずはこの本を読んで、NFTとは?を知ってみてください。
年末の定番書籍「日本の論点 2022〜23」
世界と日本の最新情勢がわかる大前研一氏の「日本の論点」が今年も登場です。
「なぜ日本では真面目に働いても給料が上昇しないのか」が今年の全体テーマ。岸田新政権の課題は「30年間所得が増えない」という異常事態に終止符を打ち、明確な成長戦略に舵を切ることに他ならないと、大前氏は訴えています。一方、世界に目を向ければ、影響力を強める中国の台頭がさまざまなかたちで各国に波及していることが鮮明となっています。
大前氏が豊富な知識と体験、洞察力を駆使して、新しい時代に役立つものの見方や考え方を本書では述べています。チェックしておいて損はない一冊です。
改めて知りたい人必見!
「こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本」
子供向けに書かれたSDGsの本ですが、大人にもとってもおすすめな一冊です。SDGs(エスディージーズ)とは、国連が決めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標のことです。
正直、筆者自身もSDGsの言葉の意味をあまり理解していなかったのですが、この本を読んで、しっかりと理解ができるようになりました。
本書では、未来を担うこどもたちに対し、SDGsと世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすい内容になっています。
普通の会社員でもできる「日本版FIRE超入門」
FIREとは近年話題になっている、早期リタイアのことです。 読み方は「ファイア」ですが「火」という意味ではなく、「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字。最近は日本でもFIREを目指す人が増えてきています。
FIREを実現するためには、資元本を一定まで貯め、株などの投資で運用益を長期的に得る必要があります。
本書では、普通の人が地道な努力でFIREできる!という内容が書かれており、金融リテラシーを身につける上でもとてもおすすめな一冊です。知っているか、知らないかで見る世界は大きく変わります。
ぜひこの本も読んでみてくださいね。
誰もが優しくなれる世界を「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」
ディオールが同名ロゴTシャツをつくり、ビヨンセをはじめ、全米が称賛したTEDスピーチの翻訳版です。2017年に発売された本ですが、いまでも大きな支持を得ており、フェミニズムを理解するための最適の1冊です。
フェミニズムというと堅苦しい人権運動ように感じますが、実際は違います。性別や国籍や人種にかかわらず現代を生きるすべての人に関係のあること。「誰かが不当に扱われ、不自由な生き方を強いられているなら現状を変えよう」というポジティブな考え方です。
BLMやヘイトクラムなど、さまざまな人種問題が起こった2021年だからこそ、改めてこの本を読んでフェミニズムを理解することが大切です。
今回は「2022年に知っておきたいキーワード」をテーマにお届けしました。新たな年に向けて、さまざまな事柄に目を向けていきたいものです。