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©️Satoshi Asakawa
全国各地で大盛況となった「デザインあ展」が、各地の巡回を経てついに愛知県にやってきました!コロナ禍を意識した新たな展示「しょうどくのへや」も加わり、2021年1月5日(火)から2021年3月14日(日)まで豊田市美術館にて開催されています。
今回は、そのみどころをたっぷりとご紹介していきます。
「デザインあ展」とは?
将来大人になる子どもも、今の大人も政治家も企業のトップにも、もっと自分の中のデザインマインドを育ててもらいたい。そんな想いから生まれたNHK Eテレの教育番組「デザインあ」。それを実際に見て、体験できる展覧会に発展させた企画が「デザインあ展」です。
番組同様、インターフェースデザイナーの中村勇吾氏、そしてミュージシャンの小山田圭吾氏、その他多彩なクリエイターが参加しており、すべての人にとって大切な「デザインマインド」をテーマに開催。展示を通じてデザインの思考を辿る五感を活用した体験型展示や、斬新な映像が映し出され、子どもから大人まで楽しめる体験型の展覧会となっています。
また場内は写真・動画撮影がOKですので、お気に入りの展示と一緒に写真撮影を楽しむことも可能です。
忘れずにもっていこう!
本展には体験型の展示コーナーがあります。その際に必要な「鉛筆」「消しゴム」「コンパス」は、各自で持参する必要があるので、忘れずに持っていきましょう!
4つに分かれた展示コーナー
会場は「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」「体験コーナー」の4つのへやに分かれて展示されています。
まずは「観察のへや」からみていきましょう。
ここでは、身のまわりにあるモノ・コトから、「お弁当」「マーク」「容器」「からだ」「なまえ」といった5つのテーマを取り上げています。
観察のへや
梅干しのきもち
同展の中でも特に人気の展示「梅干しのきもち」。巨大なお弁当の梅干しに自分がなれるという遊び心ある作品です。
梅干し役の人は下からのぞき込み、写真を撮る人は階段を上がってお弁当をのぞき込みます。
すると……。こんな風に梅干しになることができるです。なかなかシュールですよね。
ただ、梅干しになることで、お弁当の視点を変える面白さに気づくことができました。いつも上から眺めてばかりのお弁当ですが、こんな風にほかの具材をみることはできないので面白かったです。
顔を出してすてきな写真を撮ってみてくださいね!
卵料理のプロセスを見せる「たまごの変身」やお弁当に使われている食材の展示など、見せ方が変わるだけで、デザインが潜んでいることに気が付きます。
器のモンタージュ
こちらは「器のモンタージュ」という作品。液体の量を、身近な器にあてはまるかたまりで表現しています。
名は顔をあらわす
この作品では、自分の名前を入力すると名前が顔になるんです。顔のパーツが実際の顔と連動するので、自分の顔が動けば文字も動きますよ!
マスクで画面と連動しない方は、この用紙をつかってやってみてくださいね!