岐阜県現代陶芸美術館で開催中の「マリメッコ・スピリッツ展」に行ってきました!
目次
歴代のマリメッコのテキスタイル
吹き抜けに面した廊下部分には、「これぞマリメッコ!」といった、歴代のテキスタイルが展示されています。現在のものと比べて、より大胆な印象を受けますね。
マリメッコデザイン監修による茶室 「真理庵」
本展のみどころの1つが、マリメッコデザイン監修による茶室 「真理庵(まりあん)」。日本発の茶室文化とマリメッコのデザインが出会う新しい茶室空間をつくりだしています。マリメッコのプロダクトデザイナーが、茶室のファブリックや道具をコーディネートし日本の伝統文化とフィンランドのデザインの融合を試みたのだそう。
「真理庵」の中には実際に入ることができます。
「真理庵」の横では、アルミ・ラティアとマリメッコの歴史が紹介されていました。
日本で「マリメッコ」というとかわいらしいイメージがありますが、フィンランドではそうではありません。アルミ・ラティアは生涯にわたり「女性が自由に豊かに暮らすこと」を提唱し続けました。体を締め付けないAラインの服や、ユニセックスの服などをはやくから提案したのもラティアです。残念ながら普及はしませんでしたが、「マリハウス」という住宅デザインまで手がけていたのだそう。
北欧の小さな国で生まれたマリメッコは、フィンランドの人びとから愛される、なくてはならないものに変わりました。