【伊賀市】ものづくりを通して食文化を学ぼう!「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」
目次
モクモクの原点!ウインナーづくり体験
もともと養豚農家が集まり始まった、モクモク手づくりファーム。ご近所の方から「ウインナーの作り方を教えて」と言われて教室をはじめたのがきっかけで1つずつ施設が増え、大きなファームになりました。そんなモクモクの原点ともいえるウインナーづくりをいざ、体験!
※ボイルウインナー教室 1,750円(小学生以上) 体験教室は2名より受付
まずは、お肉を混ぜるところからスタートです。片栗粉を入れ、お好みでオレガノとバジルのハーブを入れて手で混ぜ込みます。ねばねばしてきたら、美味しくなる証拠!
その後は、白身のお肉を細切れにしてつぶさないように入れます。こうすることで、食べた瞬間にプチッと広がる粗挽きの食感になるのです。
混ぜ合わせたらウインナーメーカーにお肉を詰めます。ピストルみたいにカチカチ指で引くことで、羊の腸にお肉が入っていく仕組みです。
すべて詰めると長い形状になります。くるくるとひねれば、おなじみの姿に!ひねった箇所をはさみで切ったあと、約10分ボイルします。
ボイル後は試食してもよし、持って帰ってもよし!6〜8個のウインナーが完成します。日頃食卓に並んでいる食材の背景を知れるのが、体験のよいところ。湯がいている間はスタッフの方が食育に通ずるお話もしてくれるので、貴重な時間が過ごせますよ。
自然を感じながら思いにふける!
「野天もくもくの湯」
「野天もくもくの湯」は無料エリアにあり、自然に包まれた露天風呂と良質なお湯が魅力です。広報の浜辺さんによると、全国の有名な温泉を参考にしたり、海外から資材を取り寄せたりなど、こだわりがつまった温泉なのだとか!
内湯は天井が高くて広々としています。天気が良い日は奥の扉も開いて、外の風を感じられる仕様です。
露天風呂ではじめに目に入るのは、「生源泉の湯」です。地下1,000mから偶然湧き出たぬるめの湯質。お湯の色がその日の天候によって茶褐色や黒褐色になるそう。取材時は自然に調和したうぐいす色でしたよ。
奥に進むと、「モクモクの湯」が見えます。お湯のテーマが月替りになり、取材時は香りでリラックスできそうな「ミントの湯」でした。
さらに奥に上へ上がると、大きな石がある湯冷ましスペースが!
緩やかな石の階段を上った先には「木の葉隠れの湯」があります。木々に囲まれた空間に天然の一枚岩をくりぬいた趣のある浴槽は、まるで温泉旅館のよう!目を閉じれば、葉がこすれる音や鳥のさえずりが聴こえますよ。
園内のショップで
モクモクブランドを購入しよう!
農業から加工まで行っているモクモク手づくりファーム。園内で目にした食べ物はほぼ購入でき、ショップは無料エリアに2箇所あります。
園内で作られているハム・ウインナー・パン・ビール・お菓子などは「モクモクショップ」で購入できます。レストランで食べた味や各工房で体験した味をお家に帰っても楽しめます。もちろん、お土産やプレゼントとして渡せば喜ばれること間違いありません!
気軽に立ち寄るなら「野菜塾市場」もおすすめです。地域の方が育てた野菜・お米・豆腐などが購入できます。人気が高い商品は、もちもちした食感のお米「ごーしちご」と、日本で1番濃厚と言われている「本気のざる豆腐」。
本気のざる豆腐は、伊賀市の鞆田地域で大昔作られていた鞆田大豆を使用したもの。通常の大豆より粒が大きく、甘みが強いのが特徴であり、農家さんに頼んでもう1度作ってもらったのだとか。豆乳濃度15%まで上げて時間をかけて作り込んだ、まさに本気度が桁違いのお豆腐です!
農業こそ食文化の原点!
食べて知り、体感して学べるファクトリーファーム
工場でもあり、農場でもある「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」。体験・遊び・食事を通して食文化を深く理解できます。1度行けば「また行きたい、食べたい」と思え、その度にたくさんの人の手と命の温かみを感じられるでしょう。
食欲が増してくるこの季節。ぜひ、モクモク手づくりファームで旬を味わい、食文化の原点であるものづくりを体験してはいかがでしょうか。