【展覧会レポート】みんなだいすき!スヌーピーミュージアム展が名古屋にやってきた。

掲載日:2019.07.25
【展覧会レポート】みんなだいすき!スヌーピーミュージアム展が名古屋にやってきた。

アメリカの新聞コミック「ピーナッツ」に登場する世界で一番有名なビーグル犬、スヌーピー。スヌーピーの魅力がぎゅっと詰まった展覧会が6月22日(土)より名古屋にやってきました!

本展は、昨年秋に、惜しくも閉館した六本木「スヌーピーミュージアム」の展覧会、全5回を凝縮。スヌーピーファンの聖地として知られるアメリカ・サンタローザのシュルツ美術館が所蔵する、貴重な原画作品やスケッチ、ヴィンテージグッズなど約200点を展示。そして、20世紀後半のアメリカ文化に触れることができる、特別な展覧会となっています。

今回は、実際に「スヌーピーミュージアム展」へ行ってきましたので、見どころポイントや魅力をお伝えしていきます。

会場は名古屋市博物館

スヌーピー

スヌーピーミュージアム展の会場は「名古屋市博物館」。桜通線「桜山」駅4番出口から徒歩5分ほどの場所にあります。会期は、2019年6月22日〜9月1日の約2カ月にわたって開催されます。

スヌーピーミュージアム

入り口へ着くとさっそく、スヌーピーミュージアム展を楽しむ豆知識が看板に書かれていました。

読みすすめていくと、「ピーナッツ」の知られざるエピソードを知ることができます!

スヌーピーミュージアム

さあ、いよいよ会場へいきますよ。

土日はかなり混雑が予想されますのでお気をつけください(入場まで最大1時間以上待ち)


スヌーピーについて改めて知ろう!
「もういちど、はじめましてスヌーピー。」

スヌーピーミュージアム

最初の部屋は、「もういちど、はじめましてスヌーピー。」です。ここでは、「ピーナッツ」の作者チャールズ・M・シュルツ氏がスヌーピーを思いついた誕生秘話や4本足時代のスヌーピー、約50年間の間に外見のみならず内面的にも大きな変遷を遂げていく様子を紹介しています。

スヌーピー

スヌーピー

AからZまでのアルファベットが壁面には記されています。例えばDはDOGHOUSEといったように、アルファベットの頭文字にちなんだ、スヌーピーにまつわる、あれこれを紹介しています。

スヌーピー

スヌーピー

スヌーピー

今ではとっても貴重なヴィンテージグッズも展示されていますよ。欲しくなってしまうようなキュートなものばかりです。

スヌーピー

スヌーピー

こちらは、世界の衣装に身を包んだスヌーピー。かわいすぎます!

愛すべき「ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!」

スヌーピー

ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!

「ピーナッツ・ギャング」とは、スヌーピーをはじめ「ピーナッツ」に登場する個性豊かなキャラクターたちのことです。スヌーピーの故郷アメリカでは、親しみを込めてそう呼ぶのだそう。

みなさんスヌーピーはもちろんご存知だと思いますが、スヌーピーの飼い主はチャーリー・ブラウンです。親友の黄色い鳥はウッドストック、怒ってばかりの「ガミガミ屋」ルーシーなど、「ピーナッツ」には個性豊かな70を越すキャラクターが登場します。

ここでは、特になじみ深いギャングたちをオールスターとしてピックアップして紹介しています。貴重な原画や映像を通して、スヌーピーとオールスターたちの関係性を知ることができます。

ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!

ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!スヌーピーのペナント。

Love is Wonderful 「恋ってすばらしい。」

ピーナッツ・ギャング・オールスターズ!

3つ目の部屋は、「恋」がテーマです。スヌーピーやピーナッツ・ギャングたちの色とりどりの恋エピソードを、貴重な原画作品とオリジナル映像で紹介しています。

Love is Wonderful

Love is Wonderful

「ピーナッツ」のキャラクターたちは、よく恋をします。しかしその恋は必ずと言っていいほど、片思いなんです。

チャーリー・ブラウンは長い間、赤毛の女の子に夢中ですし、ルーシーはシュローダーのことが大好きですが、シュローダーはいつだってピアノに夢中です。嵐のような恋。許されざる恋。虹の彼方の恋。まだはじまらない恋……などなど、さまざまな「恋エピソード」が満載です。

ピーナッツの真髄「ともだちは、みんな、ここにいる。」

ピーナッツ

東京・六本木のスヌーピーミュージアムのフィナーレを飾った展覧会が、4つ目の部屋「ともだちは、みんな、ここにいる。」です。

”友情”は約50年間に渡って描かれ続けた「ピーナッツ」の歴史そのものです。ピーナッツ・ギャングが織りなすさまざまな関係性にフィーチャー。友情にまつわるエピソードをメインに、最終回のために厳選された原画でその歴史を振り返ります。

ピーナッツ

より近くで原画をみていただきたいという想いから、最大限に近づいて見られるように展示を工夫されています。

ピーナッツ

チャーリー・ブラウンはルーシーにいつも意地悪ばかりされているのに、大事な悩みを相談するのはいつだってルーシーです。ペパーミント パティとマーシーは正反対なのに、ウマが合う。スヌーピーの兄スパイクの唯一の話し相手であるサボテンの話など、どの原画も思わずほっこりしてしまうものばかりです。

ピーナッツ

もう一つ注目していただきたいのが、宇宙服を着たスヌーピーの展示です。

アポロ計画がすすむ1960年代のアメリカは、NASAのセーフティ・マスコットにスヌーピーを起用したいと考えます。1968年、チャールズ・M・シュルツ氏もこの計画に賛同。スヌーピーは一人前の宇宙飛行士としてデビューすることになるのです。

以来、現在に至るまで、スヌーピーはNASAの友好の象徴、アメリカの象徴的なキャラクターとして、在りつづけています。

アメリカ人にとってのスヌーピーの存在の大きさを、本展を通して新たに知ることができました。

愛が溢れた「愛しのピーナッツ。」

ピーナッツ

本展を締めくくるのが、スヌーピーミュージアムのオープン記念展「愛しのピーナッツ」。「愛しのピーナッツ。」をテーマに、シュルツ氏の夫人、ジーン・シュルツさんがお気にいりの原画の数々をエピソードとともに展示。創作にまつわるエピソードやジーン夫人のみが知る秘話の数々が紹介されています。

ピーナッツ

こちらは、ジーン夫人一番の宝物。1985年のバレンタインデーにシュルツ氏が原画に色をつけて、ジーンさんにプレゼントしたもの。赤いハートとメッセージを添えられています。

ずっとジーンさんの寝室に飾られていたものなのだそう。こちらの貴重な原画を見ることができるのは本展だけです!

ピーナッツ
約50年前のものとは思えないほど状態のいいヴィンテージグッズも。

ピーナッツ

本展の最後を締めくくるのは、長年「ピーナッツ」の日本語訳を手がけてきた谷川俊太郎さんの詩です。ぜひじっくりと谷川さんの詩を読んでみてくださいね。

ピーナッツ随分と姿が変化したスヌーピー。

5体のスヌーピーは、1950年代、60年代と、コミックの年代別にピックアップされています。フォトスポットになっているので、ここで記念撮影をしてみてくださいね!

スポット詳細

【スヌーピーミュージアム展】

日程  :2019年6月22日(土)~9月1日(日)
※休館日:毎週月曜日(祝日にあたるときはその直後の平日。ただし8月13日は特別開館)、第4火曜日
時間  :9時30分~17時00分(入場は16時30分まで)
会場  :名古屋市博物館(名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1)
主催  :名古屋市博物館、中日新聞社、東海テレビ放送
協賛  :アイシン・エィ・ダブリュ
企画制作:スヌーピーミュージアム、シュルツ美術館
協力:Charles M. Schulz Creative Associates、Peanuts Worldwide LLC、ソニー・クリエイティブプロダクツ、近畿日本鉄道
http://www.snoopymuseum.tokyo/
© Peanuts Worldwide LLC

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