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JR岐阜駅の南側の大通り沿いに佇むお店「サカエパン」。地元の人なら一度は行ったことがあるという老舗パン屋です。毎日たくさんの人が訪れ、行列ができるほどの人気店。サカエパンの魅力や一押しのパンをご紹介します。
昭和22年に創業した老舗パン屋。
懐かしい佇まいと建具が心惹かれるパン屋「サカエパン」。その歴史は深く、昭和22年に創業しました。当初はパンの卸しからスタートし、宅配業向けの製造にシフトしました。その後、自宅を改装して個人向けにパンの販売をスタートしました。現在は3代目の店主が営んでいます。
店内にあった創業当時の写真。食品工業という名前が記載されています。
入り口の雰囲気も懐かしさを感じます。ついつい写真を撮ってしまいたくなるくらい!
こちらが店内の様子。「昔から何も変わらない、このまま変わり続けることなくパンづくりに励みたい」と店主の髙木さんが話してくれました。三世代で通ってくれるお客様も多く、長きに渡って、地域の人から愛されているパン屋さんです。
店内には、原材料を明記したポップもありわかりやすいのも魅力です。
ぎっしり詰まった大きなあんぱん
「サカエパン」の名物がこちらの「あんぱん」。昔から愛されているあんぱんは、名物として愛されています。たっぷりと詰まった十勝産の小豆で作ったなめらかな餡が魅力です。
実際に、あんぱんをつくる工程に密着!
もっちりとした生地にたっぷりの黒胡麻。その上に全卵を塗って艶出しをします。胡麻の香りが広がります。
オーブンの中へ。8分ほど焼くそうです。
大きなあんぱんが完成!厨房には焼きたてのパンの香りが一面に広がります。美味しそう……!
名物のあんぱんは1日400個以上はつくるそう!来店したお客様は必ず購入するくらい人気なんです。
中にはた〜っぷりの餡がぎゅっと詰まっています。ふんわりとした生地と、程よい甘さの餡が絶妙にマッチした一品。訪れたら必ず購入して欲しいパンです。
菓子パンから食事パン、
食パンまで多彩にラインナップ
店内には常時50種類のパンが並んでいます。菓子パンから、惣菜パン、食パンまで豊富に取りそろえており、「今日はどのパンを食べようかな」とワクワクと心躍ります。
あんぱんと共に人気なのが「あげあんぱんちゃん(130円)」です。カリッと油で焼き上げた揚げパンのあんぱん。サクサクとした食感と温かい餡の味わいに心惹かれます。
多彩にそろう惣菜パンたち。幅広い層から愛されており、ボリューム満点&リーズナブルな価格で喜ばれています。コッペパンにサンドした惣菜パンも自慢。焼きそばくん(190円)や、みそかつくん(190円)、からあげくん(170円)なども好評です。
パン屋の定番「クロワッサンちゃん(130円)」もおすすめ。ふんわり&サクッとした食感とバターの香りが広がるパンです。
こちらはカスタードたっぷりの「カスタードシナモンちゃん(150円)」。カスタードの美味しさとシナモンの香りで、何個でも食べられるくらいクセになる一品です。
スイーツ系のパンも豊富にそろえています。コーヒーのおともにぴったりのパン!このようにさまざまなパンを取りそろえているので、好みのパンとの出会いを楽しむこともできます。
個人的にもおすすめなのが「お好み焼きくん(210円)」や「ハムエッグくん(150円)」。懐かしい味わいかつボリュームもたっぷり。惣菜パンコーナーは見るだけでもワクワクします!
今後の展望を聞いたところ「これからもお客様に喜んでもらうことを大切にパンを焼き続けたいです」と謙虚に話してくれたのが印象に残りました。古くから愛されている地域密着のパン屋。行って懐かしい、食べて納得。岐阜へ訪れた際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
写真 / 前沢美憂(ワンライフコミュニケーション株式会社)