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「エコール・ド・メチエ」は、名古屋市・覚王山にあるパーソナルカラーやカラーセラピーをはじめとする世界のカラーが学べるカラースクールです。ここ名古屋で30年以上カラーを専門的に教えてきた老舗カラースクールとして、多くの人にカラーの知識を広められてきました。
そんな同校では、初心者の方からプロの方まで30以上のコースの中から目的に合わせて自分にピッタリのコースを選ぶことができます。
今回は特別にカラー体験をしてきましたので、カラーの魅力をたっぷりとレポートしていきます!
エコール・ド・メチエってどんなところ?
エコール・ド・メチエがあるのは東山線「覚王山駅」1番出口から徒歩4分。日泰寺の山道沿いにあります。
エコール・ド・メチエが誕生したのは、1990年。日本でカラーについての資格や仕事が確立される以前から30年以上に渡り、常に世界の最新情報を取り入れたプログラムを紹介されています。1957年にヨーロッパで設立された国際カラーコンサルタント協会(IACC)のアジア代表校(日本支部)に認定されているのをはじめ、センセーションジャパン、オーラライトジャパン、ダイレクトカラージャパンとして色の資格の日本代表校にも認定されています。
ポイント①他では絶対に学べない、圧倒的な講座数
エコール・ド・メチエの魅力はなんといっても、講座数の圧倒的な多さ!その数なんと30以上。目的に合わせて自分にピッタリのプログラムを選ぶことも、ヒアリングしていただき、コース選びからお手伝いをしてもらうこともできます。
ポイント②県外からの受講者も多数在籍!本物が学べる学校
日本各地にカラースクールはたくさんありますが、その中にはエコール・ド・メチエの卒業生のスクールも多くあります。その原点となる本部で学びたいという方も多く、遠くは北海道、沖縄からも通われている方もいるのだとか。
ポイント③生徒さんに合わせた、受講しやすいスクール体制
時間に制限のある社会人の方も多く通われているため、生徒さんに合わせた、受講しやすいスクール体制をとられています。
「プライベートレッスン」「土日祝でもOK!」「受講日時は講師と相談」
「レッスンの分割は自由に設定可」「受講終了期限なし」「自分のペースで通える」など継続しやすいサポート体制も万全!
ポイント④開催講座の全資格をもったプロフェッショナルな講師から学べる
エコール・ド・メチエでレッスンをしてくれる講師の方はすべての開催講座の資格をもったプロフェッショナル!ただ理論を説明するのではなく、生徒さんに合わせて分かりやすく教えていただけます。また質問も気軽にしやすいアットホームさも選ばれ続けているポイントではないでしょうか。
ポイント⑤受講中も卒業後も充実のサポート体制
エコール・ド・メチエでは生徒さんに対する手厚いサポート体制が整っています。例えば、授業後に分からなかったところでも気軽に質問できる「オンラインサポート」や、目的に合わせた「個別アドバイス」など、受講中・卒業後にかかわらず、いつでも相談にのっていただけます。
また、修了生へのフォローとして定期的なスキルアップセミナー、勉強会、困ったときのオンラインサポートなど卒業後も安心して羽ばたいていける環境があります。
色を知ることで人生が豊かになる
カラー界の第一人者である代表の橋本さんにエコール・ド・メチエ設立への想いやきっかけについてお伺いしました。
橋本代表:「私がエコール・ド・メチエを設立したのは今から約30年前のことです。当時は広告デザインの事務所を経営していたのですが、クライアントさんに「君、カラーのセンスがないね。」と言われてしまったんです。昔から美術は好きでしたが、どうもカラーセンスがないことは自覚をしていたので、指摘されて確信へと変わりました。
しかし、そのことが大きなきっかけとなり、独学で学ぶうちにカラーの魅力にどんどんのめり込んでいきました。1980年代になると、アメリカではパーソナルカラーというものが流行っており、カラーを用いてその人に似合う色をアドバイスしている人たちがいるというのを聞きました。やはりカラーを学ぶのは海外しかない!と思った瞬間でしたね。そこから、私自身もパーソナルカラーを学び、事務所の一角で講座を開講するようになったんです。」
橋本代表:「もっとさまざまなカラーの知識を広めていきたい。そんな想いで向かったのがイギリスとカナダでした。当時イギリスでは女性の自立支援のために、カラーセラピーが主流になっていたんです。これを日本にも広めたい!と思い、出会ったのが「オーラソーマ」から派生した「オーラライト」です。
その後、カナダでは「カラーヒーリング」を、オーストリアのウィーンやアメリカではIACC(インターナショナル・アソシエーション・オブ・カラーコンサルタント)を学び、海外には「カラーコンサルタント」という確立された職業があることを知りました。IACCにおいては、2000年度に当校がIACC正規アジア支部に選ばれており、日本で唯一、IACCカリキュラムが受講できます。」
橋本代表:「スイスでは「リュッシャー・カラーテスト※」で知られている世界的に著名な哲学者・心理学者であるマックス・リュッシャー博士に直接師事できる機会をいただいたんです。学生の頃から、リュッシャー・カラーテストについては知っていましたが、実際にカラーテストを通じて学ぶ中で、自分のネガティヴな部分をリュッシャー博士から指摘され、あまりにもその内容が正しいことに衝撃を受けました。これは、メンタル・ケアの最強のツールだと感じたので、日本でも紹介しています。
こうして長年、海外へ足を運ぶたびに日本へ新しい世界のカラーを持ち帰り、現在のエコール・ド・メチエの形になっています。今では世界中、30種類以上のカラーを学べます。
エコール・ド・メチエというのは”仕事の学校”という意味です。カラーを学ぶことで人生がより豊かになり受講生たちが今まで以上に生きやすく、仕事として自立していく姿を見てきました。エコール・ド・メチエでは今後もさまざまなカラーを通じて世界のカラーを日本に紹介していきたいと思っています。」
※リュッシャー・カラーテスト
世界を代表する心理学者であり、カラーテストの創設者でもあるマックス・リュッシャー博士が1947年に発表したカラーテスト。人の感情バランスやストレス、パーソナリティをカラーを用いて計測し、修正のための処方をするクリニカル・カラーテスト。統計的な色彩診断法として世界各国でドクターやカウンセラーなどに広く認められている権威ある資格です。
1日カラー体験をしてきました!
12タイプから自分がわかる「サイアート」
今回編集部は、数あるプログラムの中から4つのプログラムを体験してきました。まず最初に受けたのは「サイアート」と呼ばれるアメリカ発祥のパーソナルカラー診断です。
パーソナルカラーのベーシックな診断方法では「春夏秋冬」の4シーズンになぞらえてタイプ分けする方法が一般的です。しかし、サイアートではそこから各シーズンをさらに3つに分類し、明度・彩度・色相すべてを同レベルで考慮・分析して診断をおこないます。
筆者は今まで「スプリング・サマー」と診断されたことがあったのですが、それってどっちなの?とどうもしっくり来ず、自分のパーソナルカラー迷子でした。サイアートではどんな診断になるのか楽しみです。
畑中先生:「最近は、イエベ(イエローベース)、ブルベ(ブルーベース)という言葉の浸透もあって自分がどのシーズンなのか気にされる方が増えました。だけど実はどちらもしっくり来ない方ってとっても多いんです。特に日本人は肌はイエベなのに対して、髪は黒でブルベ。そもそもが4シーズンで決めることが難しいんです。
しかしサイアートはニュートラルシーズンという考え方があります。スプリングとサマーどとらも良さそうな場合でも区分にとらわれることなく診断ができます。」
まずはサイアート専用のドレープを使って、細かい診断を行います。基本色は?どのくらいの明るさが肌と調和するのか?どのくらいの彩度が肌と馴染むのか?を細かく見ていきます。
なんと、ここでニュートラルであることが判明!今までどちらもしっくりと来ていなかった理由がわかりました。
こちらが診断結果です!
筆者はニュートラルのライト・サマーでした。ファンデーションを選ぶときはナチュラル系、薄い紫や柄ものなども似合うとのことでした。また、大振りのピアスもいいそう。とっても細かなアドバイスをしていただけたので、今後のメイクやファッションの参考にしていきたいと思います。
続いて、編集部のスタッフも見ていただきました!
「最近、黒ばかり着ちゃうんですよね〜」とことでしたが、診断結果はライト・スプリング!うすく黄みがかったカラーと相性の良いタイプだそうで、実年齢よりも若く見えるのだとか。
自分では似合うんだろうと思いつつも、挑戦できなかったそうなので、これを機にワンポイントから挑戦してみたいとのことでした!
「今の自分」と「なりたい自分」を確認しながらカラーやファッションの提案をしていただけるので新しい自分に出会えます。
【サイアート・パーソナルカラー】
https://www.color-sys.com/course/p166/
イギリス発のカラーセラピーシステム「オーラライト」
オーラライトはトニー・クーパー氏によって生み出された英国式カラーセラピーです。このカラーセラピーは、心理学やカラーテスト、色彩心理の要素を多く取り入れたシステムで、オーラは「内なる光」ライトは「外なる光」という意味を持っています。
このコースでは、80本のカラーボトルを使ってセラピー&ヒーリングの理論と実技を学ぶことができます。
まずは好きな色ではなく、なんだかこれ気になるな〜という色を4本を選びます。選んだボトルから、本質・価値観・性格・過去・現在の状況・未来への可能性など、色からのメッセージをリーディングしていきます。
2人ともまったく被らない色をチョイス!どんなことが見えてくるのでしょうか。
畑中先生:「カラーセラピーは色を通じて自分と向き合う機会をつくるものです。例えば赤は「奮起し自ら立つ」色です。そういう意味でも今頑張りどきだったり、何か突破したいことがあるのかもしれません。」
畑中先生:「また、透明のボトルは自分をリセットしたいときに選ぶことが多いボトルです。実は、すべての色を含んだ色がクリアなので、これから先何色にでもなれるという意味もありますし、自分の中でリセットしてなにかを変えたい!という想いが強い時期なのかもしれません。」
二人とも思い当たることが多々あり、なるほど!とすっかりカラーセラピーの世界に引き込まれました。
実際のセラピーでは2時間ほど時間をかけて、また、「選ばれなかった色」や「迷った色」にも着目してカウンセリングで導きます。自分の内面ともっと向き合いたい!という方や人生に迷っている方にもおすすめです。
自分のオーラの色が分かる?!「オーラビデオステーション」
続いては、人間のオーラを視覚化してくれる「オーラビデオステーション」に挑戦です!そもそもオーラとは「人間のカラダ以外のところに及ぼす影響力の範囲」を指すそうで、 この概念は言葉を変えて世界中に存在しているのだとか。
オーラビデオステーションでは、全身のオーラ、チャクラの変化をコンピュータでリアルタイムに表示します。
さっそく測定スタートです!
手をおくと、色が変化しはじめました。
測定結果によると、人型の中心の色がその人の基本色になります。筆者の場合は青と緑。チャクラの形はバランスがいいので、今は割と心の状態も安定しているようです。
一方、編集部スタッフは中心の色が真っ赤になっており、チャクラも乱れているそう。言い換えれば「有り余ったエネルギーを集約しきれていない状態」とのことです(笑)。これは自分の内面がわかってしまい、なかなか恥ずかしくもありました。
こちらコースでは、オーラの形や色の意味など、分析スキルを学んだ上で、センサー機器の購入もできるそうですよ。
【オーラビデオステーション】
https://www.color-sys.com/course/p401/
色によって人の心理を読み解く「リュッシャーフルカラーテスト」
最後は、メンタル・ケアの最強ツール「リュッシャーフルカラーテスト」。
世界を代表する心理学者であり、カラーテストの創設者でもあるマックス・リュッシャー博士が導き出したカラーテスト。客観的なものさしで主観的な感情やストレス(葛藤)を測ることができ、リュッシャー博士は自身のカラーテストを心の体温計と言っています。心身の健康をサポートしてくれるツールなのです。
リュッシャーカラーテストからいくつか派生したカラーテストもあります。その1つがリュッシャー・カラーズオブラブ。恋愛をテーマにしたカラーテーストで、実際に婚活のアドバイスなどに使用されているそうです。
実際にこの色は好きか嫌いかを答えていきながら、今の心理状態をみます。好きな色と嫌いな色を選択しながら、自分が執着していることや拒否していることを中心に客観的に診断してきます。
セラピーはセラピストによって解釈が変わったりしますが、リュッシャーフルカラーテストではどのセラピストがテストを分析しても同じ結果になるのだそう。無意識の中にある心の状態を引き出し、客観的にご自分の心理状態を知れます。またその結果から原因を探り、考え方や行動における修正を図るためのアドバイスを行っていただけます。
日頃、客観的に自分を見る機会がないので、このテストはかなり役に立ちました。今持っている執着をうまく手放しながら、バランスよく過ごしたいものです。
エコール・ド・メチエではリュッシャーフルカラーテストを学ばれるとカラーサイコアナリスト(色彩心理診断士)の称号が得られるのでカラーを仕事にしたい方にもおすすめのコースです。
【リュッシャーフルカラーテスト】
https://www.color-sys.com/course/p283/
今回は数あるコースの中から、4つのプログラムを体験させていただきました。短い時間でしたが、カラーは私たちが思っている以上に人の心の働きに影響を与えている存在なのだと感じました。
色をあつかうシーンは仕事や日常を問わず、さまざまな場面であります。そこで色を使いこなせると気持ちを伝えやすかったり、ワンランク上の自分になれたりと、自身の考え方も豊かになっていきます。
エコール・ド・メチエでは初心者の方からプロの方まで資格取得・開業をサポートしていただけます。1日で学べる気軽なコースもありますので、まずはカラーの魅力を知ってみることからはじめてみてはいかがでしょう。