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みなさんこんにちは。最近の施工事例を見ているとタイルを使用したお宅が増えていますよね。そこで改めてタイルについて知ろうと思い立ち、岐阜県多治見市笠原町にある「多治見市モザイクタイルミュージアム」へ行ってきました。なんでもミュージアムだけでなく、家づくりのヒントが満載なんだとか……。ちなみに笠原町はモザイクタイル生産量、なんと全国一位!
名古屋から「多治見市モザイクタイルミュージアム」までの所要時間は約1時間(今回は高速道路を使用しました。)多治見ICで降り、20分ほど車を走らせると坊主頭のようなカタチをした建物が現れます。こちらの建物は世界的にも有名な建築家で知られている藤森照信氏が設計・監修しているそうです。
採土場をイメージした外観
建物に近づいて見ると所々にタイルの破片が埋め込まれています。芸が細かいですよね。タイルの原料である土を採取する採土場をイメージしているそうです。漆喰の白い壁にこんな風にタイルをはめ込んで見てもいいかもしれませんね。
採土場をイメージした外観
1階は受付・体験工房・ミュージアムショップ、2階から4階までは展示室になっています。まずは一番上の4階から見ていくことにしました。
存在感抜群の階段
この階段は登り窯をイメージしているそうです。
1階から4階まで一直線に続いている階段はとても長く見えますが、上に上がるに連れて階段の幅を狭くすることで長く見せる設計になっています。
階段を上って行くと、途中にはこのように各階を表す数字がモザイクタイルで施されています。照明が上から当てることで、より空間に雰囲気がでてますね。
よく見ると手すりにもタイルが施されています。アイアン素材にモザイクタイルを貼ると言う発想はしていなかったので新しい発見です。さりげなくこういうアイディアを家づくりに取り入れて見てもいいですね。
階段を上り切ると外からの明るい光が差し込んできました。私は今回階段を使用しましたが受付の横にはエレベーターもありますので赤ちゃんや小さなお子様連れの方でも安心です。