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愛知県春日井市にある中古家具専門店「Re-style(リスタイル)」。「インテリアをファッションのように着替えよう」をコンセプトに、中古家具の買取・販売をしているお店です。
中古家具は、海外から買い付けるヴィンテージやアンティーク家具とは少し異なります。リスタイでは、全国から不要になったデザイナーズ家具を中心に買取、修理・メンテナンス、販売を行っています。中古家具とはどのようなものなのか、春日井にあるリスタイルの3店舗を巡りながら、お話を伺ってきました。
「Re-style」名古屋市内から車で30分ほど。春日井インターを降りてすぐの場所にあります。
店内は気軽に入りやすい雰囲気。毎日のように通われている方もいらっしゃるそうですよ。
お店の一角には雑貨コーナーもありました。
古着や中古車のように
中古家具をもっと当たり前に
代表の四方幸作さん
まずはお店の誕生について、代表の四方さんにお話を伺いました。
四方さん:「リスタイルは、中古家具専門店として2004年にスタートしました。一般的なリサイクルショップは、電化製品や雑貨などさまざまな取り扱っています。なかなか家具に特化したお店は少ないんですよね。リスタイルでは家具の中でも、デザイナーズ家具や素材やデザインが良いものに特化して買取、販売をしています。
中古家具というと、あまり良い印象を受けない方も多いかもしれませんが、そうではありません。ものを捨ててしまうのではなく、上手にリユースする。すべて新品の家具を購入するより、中古家具をちょっと取り入れるだけでかなりの節約にもつながります。中古家具って、節約とエコのコラボレーションなんです。」
インテリアをファッションのように着替えよう
リスタイルのコンセプトは、「インテリアをファッションのように着替えよう」。ファッションのように着替えるとはどういうことなのでしょうか。
四方さん:「中古家具のメリットは新品よりも安く購入できるところです。そして、数年使って再度売ることができます。多少価格は下がりますが、デザイナーズ家具や、良い家具の価値はそこまで大きく下がりません。
車もライフスタイルの変化に合わせて、売ったり買ったりしますよね。家具も同じです。例えば、一人暮らしとのときと、結婚して二人暮らしになったときでは、必要な家具も変わってきます。年齢や時代とともに好みも変わりますよね。中古家具であれば、売ったり、買ったり、もっと気軽にインテリアを楽しむことができるんです。」
ハンス・J・ウェグナーの「ゲタマ」や「Yチェア」、Gプランの「ラウンドコーヒーテーブル」など、有名デザイナーズ家具もありました。
四方さん:「そして、中古家具の魅力はすべて一点ものというところです。お店を訪れる度に違った家具に出会うことができます。今はもう製造していないものや、廃盤のものなど、なかなか手に入らない貴重な家具がでてくることもありますよ。」