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今回訪れたのは愛知県刈谷市高倉町「LAMA APARTMENT」の1階にある、「CAFE LAMA(カフェ ラマ)」。
植物たちと、かわいらしいイラストの看板が出迎えてくれます。「LAMA APARTMENT」は、逢妻駅から徒歩15分ほどの場所にある、カフェ・美容室・焼き菓子販売の複合施設です。
店内は温かみがあり、お洒落ながらもほっと落ち着ける雰囲気。店内の机や椅子・照明などは、店主である加藤さんが1つひとつこだわって選んでいるそうです。
その中でも、一番のこだわりは、店内のいたるところにある植物。珍しい種類のものもあり、それを目当てに来店するお客さんもいるのだとか。
いつかは自分の店を
元々飲食業界で働いていた店主の加藤さん。お店をオープンされたきっかけを伺いました。
加藤さん:「元々、いつか独立してお店をやりたいという想いはありました。「CAFE LAMA」は37歳のときにオープンしたのですが、それ以前は居酒屋やレストランで働いていました。
人のお店で働いていた時にも楽しさはありましたが、長く働いていくうちに、「40歳や50歳になってもこのままで良いのか?」という想いが出てきたんですよね。
独立するか飲食業界で働くこと自体を辞めるか……。企業に入って開発や教育に携わることも考えましたが、やっぱり料理を作るとか現場で働くことが好きで。
そんな時に、元々友人だった現在の「Salon Lama」のオーナーさんに、一緒にお店をやらないかと誘われて、おもしろそうだなと。複合施設だということにも魅力を感じて、カフェを開くことにしました。」
自分の店だからこそ変化を楽しめる
加藤さん:「自分の店を持つことの一番の魅力は、「自分の変化と共にお店の変化を楽しめること」だと思います。
人のお店で働く場合、やっぱり自分のやりたいことや好きなものは置いておいて、そのお店に合わせることが必要になってくるんですよね。
年を重ねるにつれて、自分の好きなものは変わっていく。そんな変化に合わせて、お店の趣向を変えたり料理のメニューを変えたり。今の自分がやりたいことが実現できるのは、やっぱり自分の店ならではだと思いますね。
自分の好きなものを詰め込んだ空間にしているので、そこに興味を持って楽しさが共有できるお客さんが来てくれたら嬉しいです。」
植物やインテリア・音楽など多岐に渡る趣味をもつ加藤さん。お店では、アイリッシュミュージシャンの方をお呼びしてライブをすることもあるとか。
自分もお客さんも納得できるものを
加藤さん:「料理に関して、心から自信を持っておいしいですと言えるものを提供したい。全てのメニューに10割の力を注いで提供したいんです。
一時期、夜のメニューをたくさん増やしたことがあったんですが、そうなるとどんなに頑張っても8割程度の出来栄えになってしまうものが出てきてしまう。
それよりは、1つずつのメニューに対して修正を繰り返して、しっかりクオリティを上げていく。その方が料理に対しての向き合い方としては良いんじゃないかと思ったんです。
自分もお客さんも納得できるものを提供できるように、メニューの種類は厳選しています。」
こだわりのスパイスカレー
そんなCAFE LAMAのおすすめメニューは、「レモンライスと2種がけのスパイスカレー」。
ピリッとしびれる花椒と和風だしベースの豚キーマカレー、ココナッツミルクをたっぷりと使ったこだわりのスパイスチキンカレーです。
しっかりボリュームはありながらも、レモンの爽やかさとスパイスの香りでさっぱりと食べれてしまいます。
すべてのメニューに付け合わせがついています。
オーブンでグリルされた大ぶりの玉ねぎは、びっくりするほど甘くておいしい!付け合わせでも野菜をしっかり食べられるのが嬉しいですね。
定番デザートと焼き菓子
ガトーショコラやチーズケーキ、フレンチトーストなど、定番のおいしいデザートメニューも用意されています。
金・土・日曜日にはカフェオリジナルのデザートのほかに、「LAMA APARTMENT」2階の「beco」さんの焼き菓子が販売され、持ち帰り専用で購入することができるんだとか。
テイクアウトメニューも
カフェで食事を楽しむだけでなく、お家でカフェの味を楽しめるテイクアウトメニューも!
ラインナップは、「レモンライスのスパイスカレー」と「レモンライスのカオマンガイ風」の2種類です。
自分のお店だけの利益を追求するのではなく、地域全体で盛り上がっていきたいと言う店主の加藤さん。地元のお客さんや地域のほかのお店から訪れるお客さんも多く、地元の繋がりも大切にしています。
ぜひ一度、こだわりの詰まったスパイスカレーを食べに訪れてみてください。