2023年3月、珈琲・スコーン・石けんの専門店が名古屋市瑞穂区に新規オープン！こちらの店舗は、珈琲とスコーン専門店の「Coffee Sen」と、石けん専門店の「ゆくりね」の二店舗でお店を運営するという、他にはないめずらしい形態をとっています。
今回は「地域に根付いたお店にしていきたい」という共通の目標をもったそれぞれの店主のお店への想いや、商品へのこだわりについてお話を伺ってきました。
目次
「Coffee Sen」 店主の北川さんと「ゆくりね」店主の樽谷さん
思わず長居したくなる、そんなお店をめざして。
築86年の古民家をリフォーム
「堀田通五丁目」バス停から徒歩5分、名古屋市瑞穂区の住宅街の中にあるこちらのお店。
地域の人たちの憩いの場になるようなお店づくりがしたいという目標をもち、築86年の古民家を一からリフォーム。おしゃれな外観に引き寄せられます。
木のぬくもりが感じられる、あたたかな雰囲気の店内。こだわりが感じられるインテリアはどれも素敵です。
こちらで「Coffee Sen」と「ゆくりね」の二店舗が営業をしています。
どちらの店主も明るく、穏やかな印象。何より2人の会話から仲の良さも感じられ、お店の雰囲気がとても良いのが魅力的です。
こちらの店舗、実はもともと「ゆくりね」店主樽谷さんが、「石けんに特化したお店をオープンしたい」ということから、古民家のリフォームを開始。
当初は「ゆくりね」のみオープンしましたが、マルシェで「Coffee Sen」店主北川さんと出会い、意気投合。そんな素敵な繋がりから、一緒にお店をもつこととなったそうです。
人と人をつなぐ「線」のようなお店にしていきたい
「Coffee Sen」
– 「Coffee Sen」をオープンした経緯を教えてください。
北川さん：「もともと会社員をしていたのですが、会社で働くうちに自分の居場所や癒しを求めるようになりました。「自分にとって居心地の良い空間をつくりたい」そんな想いから、飲食店をはじめようと考えるようになりました。
そこで、まずはコーヒー店で働き、経験を積んでいこうと決意。さまざまなお店で経験を積んでいくうちに、自分が目指すお店が具体的にみえてきたので、マルシェやオンラインショップでコーヒーとスコーンの販売をはじめるようになりました。
そんなときに樽谷さんとのご縁があり、今に至っています。店名「Coffee Sen」は、人と人をつなぐ「線」のような存在でありたい、一杯のコーヒーが、スコーンが、地域の人々をつなぐ役割になればと思っています。」
– お店のこだわりを教えてください。
北川さん：「コーヒーとスコーンの専門店ということで、どちらもこだわってつくっています。
コーヒーは高品質なスペシャリティーコーヒーの豆のみを使用。自家焙煎したもので、すっきりと飲みやすいコーヒーを目指しています。
スコーンは基本的に食感にこだわってつくっています。パサパサとしたスコーンは私自身が苦手なので、うちのスコーンは、さくっと、かつほろほろした、クッキー生地に近い食感になっています。」
種類豊富なスコーンと、こだわりのコーヒーを提供
常時6～7種類のスコーンを販売している「Coffee Sen」。
ジャムなどをつけなくてもおいしい、プレーン味のスコーンは人気ナンバー1。
おすすめは、「ナッツと全粒粉」。通常のスコーンと違い、北海道の粒の大きい全粒粉を使用しているため、ざくざく食感が楽しめる一品。プレーンとともに常にお店に並んでいるので、いつでも楽しむことができます。
プレーンと並んで人気なのが「ほうじ茶ホワイトチョコ」。たっぷりとホワイトチョコが練りこまれており、チョコ好きにはたまりません。上にかかっているシナモンが良いアクセントとなっていて、クセになるスコーンです。
コーヒーは「スコーンに合うブレンド」と「木漏れ日」を用意。
「スコーンに合うブレンド」は「Coffee Sen」の看板メニュー。紅茶寄りのすっきりとした味わいで、スコーンと一緒に飲むと、コーヒーマリアージュが楽しめます。
「木漏れ日」は夏におすすめ。そのまま飲むのはもちろんのこと、水出しにしてもおいしくいただけます。酸味がなく、いくらでも飲めてしまう、浅炒りコーヒーです。
本当に良いものを、一人でも多くの方の手に
「ゆくりね」
– 「ゆくりね」をオープンした経緯を教えてください。
樽谷さん：「前職がハードで20代の頃に体調を崩してしまったことから、自然療法に興味を持ちはじめました。そこでアロマの良さも知ったのです。
アロマは育児にも役立てると思い、娘のために、手始めにアロマを取り入れた自然由来の石けんを作成、使用をはじめました。
この頃、娘にはすでに自然由来のものを多く使用していたので気がつかなかったのですが、育児中、ママ友との会話の中から、肌の悩みを多くもっているお子さんが多いことを知りました。
「手作り石けんを使用することで肌トラブルも解決するのに」と感じたため、石けん作り教室をはじめてみたところ、大好評。その後「石けん自体の販売もしてほしい」という声を多くいただくようになり、石けん専門店をオープンしようと決意しました。」
– お店のこだわりを教えてください。
樽谷さん：「「ゆくりね」では、自分が本当に良いと思うものだけを販売しています。私自身肌トラブルを経験してきたので、こういった悩みを一人でも多くの方が感じずに済むようになれば嬉しいです。
基本的に販売している石けん一つで、頭から体まで全身洗っていただけます。肌悩みは人それぞれなので、その悩みに合わせてオイルの種類からアロマの香りまで変えて、一つひとつ試行錯誤を繰りかえして、日々石けん作りをしています。
常時9～10種類ほどの石けんを店舗で販売しているので、本当にうちの石けんを必要としている方の手に渡ってくれたら嬉しいです。
店名「ゆくりね」は、忙しかった頃、日々友人から言われていた言葉からつけました。「ゆっくり過ごしてね。」「ゆっくりね。」皆さんにも自分の人生を大切に、ゆっくりと根をはるように生きて欲しい。そして、このお店に足を運んでくださった方には、ゆっくりと楽しい時間を過ごしていただきたい。
この気持ちを忘れずに、これからもこのお店を運営していきたいです。」
人にも勧めたくなる、かわいらしい石けんの数々
この日は9種類の石けんが店頭に並んでいました。どれも違ったアロマが配合されていて、香りにとても癒されます。
「ゆくりね」での人気商品は「マルセイユ」というラインのもの。肌が弱い方やアトピーで悩まれている方、赤ちゃんにも使えるしっとりとした洗い上がりの石けんです。オリーブオイルが72％も配合されているので、乾燥する秋冬にもおすすめ。
１つ850円～1,200円で、顔だけでしたら2～3ヶ月使用していただくことができるそう。
「ゆくりね」の今の一押しは、こちらのキッチンソープ。（600円）こちらのサイズで1～2ヶ月もつそうです。
泡立ち、泡切れが抜群によく、油の汚れ落としに最適。それなのに、肌に優しく食器を洗いながら手を保湿してくれるという優れもの。
手荒れに悩んでいる方、食器洗いを手早く進めたい方にもおすすめです。
「地域の人たちの暮らしに寄り添えるお店を目指したい。」と口をそろえていたお二人。
同じ夢をもち、切磋琢磨しながら楽しそうにお店を運営する姿を目にし、いつの間にか、お店のファンとなっていました。
自分自身の日常にこちらのコーヒーやスコーン、石けんを取り入れることはもちろんのこと、こちらの商品を大切な方へのギフトにするのも良いのではないでしょうか。
ちょっとした贅沢を自分や身近な人への贈り物に。ぜひ一度お店に足を運び、ゆっくりとプレゼント選びを楽しんでみてください。
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