岡崎市の郊外にある「おかざき世界子ども美術博物館」。展示品はもちろんのこと、企画展などを開催しています。併設している「親子造形センター」では、さまざまな物をつくることができ、幅広い層から愛されています。
創作意欲が湧き上がる「おかざき世界子ども美術博物館」をご紹介します!
※情報は取材時のものです。
ご利用の際には、各施設・各店舗の最新情報をご確認ください。
目次
おかざき世界子ども美術博物館とは
「おかざき世界子ども美術博物館」とは、次世代を担う子どもたちが国際化時代に対応できる広い視野と豊かな創造力を身につけながら、心のふれあいを深める場として設置されました。
広々とした館内。開放感あふれるロビーにもさまざまな作品が展示されています。
「THINK (考える)」、「SEE(見る)」、「DO(作る)」の3つをテーマを元に、常設展示では有名芸術家10代の作品や、世界の子どもの絵、玩具などを紹介しています。
こちらは展示室。有名美術家10代の作品がずらりと並んでいます。(作品は定期的に入れ替えます。)
奥へと進むと、立体作品が。取材時は、紙などで作られた細かな作品たちが常設展示されていました。どれも細かく作られており、目を引きます。(作品は定期的に入れ替えます。)
電車のジオラマもあり、子どもたちからも大人気!大人でもじっくりと見たくなる展示物が勢ぞろいしています。
施設の2階にも年間で開催されている常設展があります。2022年9月25日まで開催されているのが「子どもたちのアール・ブリュット2022」(前期展示)。障がいのある子どもたちの作品発表の場として、岡崎市内の特別支援学級や市内の特別支援学校の子どもたちの作品が展示されています。
その他にも図書室があり、世界の絵本などがそろっています。(本の持ち出し・貸し出しは禁止となります)
このように「おかざき世界子ども美術博物館」では、世界の子どもたちの創造力を形にした作品などが展示されています。2022年9月10日〜11月27日までは「BRIOと世界のオモチャ展」も開催!子どもたちに大人気のBRIOの企画展とあり、注目です!
また、屋外には広々とした公園もあり、晴れた日にはピクニックがてら親子で楽しむ姿も。楽しい遊具もありますよ。
世界で一つだけのオリジナルアイテムを作ろう!
併設している「親子造形センター」も子どもから大人まで大人気!ここでは、絵画教室から粘土教室、工作教室、EB教室の4つの体験教室があります。色んなアイテムを気軽に作ることができ好評です。実際に「EB教室」を体験しました!
「EB教室」とは、特殊な石膏基板や素焼きの陶器に絵を描いてスタッフに渡すと、上から樹脂材を塗って電子光線で焼き付けてくれる教室のこと。素材が固く丈夫になるだけでなく、絵も色鮮やかになります。
ブローチやチャーム、チョーカー、オカリナ、風鈴、キーホルダーなど、さまざまなアイテムの中から好みの物を選び、そこに色付けをしていきます。私が今回体験したのはイヤリングです。
こちらが見本。ハートだったり、しずくの形だったり、好みの形を選びます。自販機で券を購入し受付でスタッフさんに渡して制作スタート!
しずくの形をしたイヤリング制作にトライ!見本を見ながら描いていきます。机には、色鉛筆やペン、絵の具などがたくさん。
まずは同じような色合いにするためにペンで下書き。ペンの方がいいのか色鉛筆の方がいいのか。
悩んで色鉛筆も下書きすることに。ちょっと薄いかな……。
絵の具にもトライ!絵の具がとても良い感じだったので、絵の具で作ることにしました。
水色や青色などを混ぜながら。
いざトライ!良い感じの色味になりました!
見本を見ながら真剣に!夢中になれる時間って素敵です!童心に戻ったかのような気分になりました。大人でも楽しく作品作りができますね。
もう片方はカラフルに!ペンや絵の具を駆使しながら作っていきます。誰でも簡単に作れるのが良いですね。
完成!実際に塗り終わったら、受付に持っていきます。ここからはスタッフにお任せ!特殊な樹脂剤を塗り、電気光線で焼き付けるまでに30分ほど待ちます。
実際に完成したのがこちら。艶やかなイヤリングになりました!
イヤリングはもちろん、ピアスなどもあるので自分好みのデザインが作れるのが良いですよね。子どもたちはもちろん、大人も楽しめるのが親子造形センターの魅力です。
その他にもさまざまな体験教室が。こちらは「工作教室」。ウレタンの素材でキリンやウサギなど可愛い動物の人形を作ることができます。
「粘土教室」では、手軽な粘土工作から、花瓶や茶碗など本格的な陶芸作品を作ることができます。
「絵画教室」では、自分だけのバッチや、描いた絵を下敷きにするラミアート、手提げ袋などにプリントするアート染めなどができます。
晴れた日でも、雨が降っても1日中楽しめる施設「おかざき世界子ども美術博物館」。世界の子どもたちの作品から、自分たちの創造力を高めるための作品作りなどトータルで楽しむことができます。
写真 /清水しげみ(ワンライフコミュニケーション株式会社)