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御器所駅から徒歩10分。オーガニックのお野菜や調味料、加工品、日用品など、体にやさしい食品が買えるお店「自然食BIO」があります。鮮やかなオレンジカラーが目印です。
体にやさしい商品を求める方に人気の
「自然食BIO」
店内には、オーナーの大島さんがセレクトされたこだわりの詰まった商品が所狭しと並んでいます。奥には料理教室やイベントを行うスペースも。
「自然食BIO」では、コロナ禍でお客さんが増えたといいます。「体にいいものを食べて免疫力を上げたいと考える人が増えたからではないか?」とオーナーの大島さんは語ります。
幼い頃から育まれた
体にやさしいライフスタイル
「自然食BIO」は2004年に名古屋市瑞穂区の桜山でオープンしました。お店が手狭になってきたのをきっかけに、今の御器所店に移転。元々、自動車関係のお仕事をされていた大島さんが、なぜ自然食のお店をはじめようと思ったのでしょうか。
– なぜ「自然食BIO」をはじめようと思ったのですか?
大島さん:「3人の子育てをする中で、まず妻がマクロビオティック(以下、マクロビ)をはじめました。次第に自宅で料理教室をするようになり、認定講師の資格を取り本格的に活動していったんです。
一方、私はサラリーマン生活に疲れていて、好きなことをやってどんどん元気になっていく妻を羨ましく感じていました。子どもが大きくなるまで我慢してサラリーマンを続けるのか?と考えたときに、その頃には体力がなくなっているかもしれない、はじめるなら今だと思ったんです。50代目前に脱サラして、料理教室と物販のお店をはじめました。」
– 思い切った決断をされたんですね!奥さまはマクロビをされていましたが、大島さんはそういったオーガニックや自然食といったものに元々関心はあったのですか?
大島さん:「マクロビのような名前のついたものはやっていなかったけれど、私の母は味噌汁を作るときにかつお節を削るところからはじめるような人でした。野菜も地物の農家さんから旬のものを直接買ってくるような家庭だったので、素材の味がわかるようにはなりましたね。添加物や酸化した味もちゃんとわかりますよ。」
コンセプトは
「みんなが健康で豊かに暮らせること」
– お店のコンセプトはなんですか?
大島さん:「”みんなが健康で豊かに暮らせること”ですかね。お客様がここへ来たら、みんな笑顔になって帰っていく。そんなお店にしたいと思っています。」
– 商品を選ぶポイントやこだわりはなんですか?
大島さん:「野菜は直接農家さんに会いに行って仕入れを決めます。物を見てよりも、顔を見て決めます。作り手の想いが一番大事ですね。
また、加工品は便利だけど、あまり増やしすぎないようにしています。自然食メーカーとはいえ、加工されるとどうしても添加物を使わざるを得ません。「この加工品は本当に必要か?手作りできるものではないか?」を常に意識しています。結局、シンプルなものがいいんですよね。」
オーナーセレクト!
「自然食BIO」のこだわり商品
人気No.1!「無農薬・無肥料の自然栽培米」
「自然食BIO」で一番の人気を誇るのが無農薬・無肥料の自然栽培で育ったお米です。玄米で量り売りをしています。(精米後の販売も可能)一番人気はササニシキで、原種に近いためアレルギーなどが出にくいそうです。
大島さんのお米を仕入れる条件として「13度前後の温度で一定管理できる保温庫があること」があります。一定の温度で管理することによって、お米の酸化を防ぐことができるそうです。そんな大島さんが、宮城県の農家さんから直接仕入れています。
冷凍がおいしい⁉玄米ごぱん食パン
天然酵母、国産小麦、国産玄米と、原料にこだわりぬいた「自然食BIO」のパンは人気商品。特に玄米ごぱんは、お米が使われているのでモチモチとした食感が人気です。
さらに、玄米ごぱんは意外なことに冷凍の方がおいしいのだとか!「焼いた当日に冷めたらすぐに冷凍します。冷凍した方が、味がなじんで甘味やうまみが増すんです。この味を知っているお客様は、冷凍を狙って来るほどですよ。」と大島さん。
こだわりの原材料使用!オートミールクッキー
こちらも「自然食BIO」店内で焼いているオートミールクッキー。国産小麦、有機オートミールの他にも、こだわりの原材料のみを使用した贅沢なクッキーです。
「自然食BIO」オリジナル商品!100%ナチュラル成分の「びわよう」
びわの葉エキス「びわよう」は、「自然食BIO」のオリジナル商品です。自然療法に使われる、家庭に1つ常備しておきたいものです。びわようの原料は、35度の長期熟成玄米焼酎と無農薬のびわの葉のみ。
化粧水や虫刺され、うがい、さらに飲んでもOK!グリセリンなどが入っておらず、焼酎とびわの葉だけのシンプルな原料なので飲むことが可能です。アトピーのお子さんにと買い求めるお客様もいるようです。匂いもきつくないので、お子さんでも嫌がらず使いやすいのでしょうね。
世界基準のオーガニック認証!ラクシュミ―のヘナ
ヘナとは、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも用いられる植物で、トリートメントや髪の毛を染める目的で使用されています。
ラクシュミ―のヘナは、世界基準の厳しいオーガニック認証をいくつも取っている確かな品質のオーガニックヘナ。社長の森田さんが直接インドで厳選して買い付けていて、「自然食BIO」では森田さんのお話会も開催しています。
基本の調味料
醤油や味噌、食用油などの品揃えも豊富です。「自然食BIO」で扱っているイタリア産のオリーブオイルは、単一農家で、その人が絞っているもので、そのような農家はあまりないそうです。オリーブは収穫したその日のうちに抽出しないと酸化してしまうため、自分で絞っている農家さんを選んでいます。
イタリアの生産者さんがお店を訪れたこともあるそうですよ!
質の高い商品を取り揃え、料理教室も行ってきた「自然食BIO」ですが、「これからは食べ物のことだけではなく、精神的な部分も大切にしていきたい」と大島さんは言います。「コロナによって時代の転換点にいると感じています。私たちは大きな企業にはできない、顔の見えるつながりを重視していきたい。志ある農家さんとお客様のつながりも強固にしていきたいです。」と語ります。
占いや健康チェック、お話会などのワークショップも行っている「自然食BIO」。ここへ来たら、心も体も健康になれそうです。