【ノルウェー トロムソ】”北極海の聖堂” 北極教会。ロケーションと価格重視トロムソのおすすめホテル。

掲載日:2020.02.11
【ノルウェー トロムソ】”北極海の聖堂” 北極教会。ロケーションと価格重視トロムソのおすすめホテル。

緑豊かな大自然、おしゃれなインテリア、ゆったりと流れる時間。北欧の暮らしって憧れますよね。特集「スウェーデンの暮らし」では、現地からリアルな北欧の暮らしをお届けします。紹介してくれるのは、スウェーデン在住のライター新谷 友海さんです。

前回よりお送りしているノルウェーの北極圏の街トロムソ。今回は引き続き街の様子やホテルなどをご紹介して行きたいと思います。

こちらの写真の奥にそびえる山の手前、高くて長い橋がかかっていますが、こちらはTromsøbrua(トロムソ橋)といい、トロムソ島 (Tromsøya) とノルウェー本土のトロムソダーレン (Tromsdalen) を結んでいます。トロムソの市街地は、この橋でつながれた先のトロムソ島に位置しています。

トロムソ橋の全長は1,036メートル。私もこの橋を徒歩で渡ったのですが、見渡す限りの雪山と海と美しい景色を楽しむことができ、寒かったですがそんなに長くは感じませんでした。

トロムソ

トロムソは海に囲まれた小さな島ですので、こんな景色がちょっと海まで出るとどこからでも見ることができます。

トロムソ

さてこちらが実際にトロムソ橋を渡っている最中。海からの高さは40m弱。およそ1キロの道のりを歩くことになりますが、トロムソ島と本土をつなぐ橋だけあって、車道の交通量はとても多いです。

こちらを歩いて進んでいくと、本土に着いた先には有名なある建物があるんです。

トロムソ

それはこちら。この三角形が印象的な建物。大きな十字架がデザインされています。こちらはトロムソで有名なIshavskatedralen(北極教会)です。橋を渡ったらすぐにわかります。

残念ながら私が行ったときは中に入れなかったのですが、北極教会は「北極海の聖堂」とも呼ばれる場所。教会は、1965年にノルウェー人の建築家、 Jan Inge Hovig(ヤン・インゲ・ホーヴィ)によって設計され建築されました。オーロラやトロムソの冬をモチーフにしてデザインされているそうです。

中にある「キリストの復活」をテーマにつくられた大きな大きな三角形のステンドグラスが有名で、高さ23メートル、面積140平方メートルの大きさを誇りヨーロッパ最大級のステンドグラスとなっています。

北極教会
所在地 Hans Nilsens vei 41, 9020 Tromsdalen, ノルウェー
電話  +47 476 80 668

こちらはトロムソ島から橋を歩いて渡り、北極教会を過ぎ「ある場所」へ向かっている途中の景色。民家がたくさん並んでいる市街地に入りました。こちらはノルウェー本土となっています。

ここに住む人たちは、自宅から一歩外に出たり家の部屋から眺める景色がこんな素晴らしく、そしてそれが日常なんですよね。連なってそびえる真っ白の低い山々と凍てつく海にピンクと青の空。絶景です!夜にはオーロラも頻繁に出現する場所です。

こちらは民家のあるエリアでみつけたスーパーで売ってた菓子パンです。こちらはスウェーデンではあまり見ないタイプ。パンをくりぬきカスタードを入れた周りにココナッツの果肉をおろしたものがついています。

こちらはスウェーデンでもお馴染み!中にカスタードの入ったドーナツです。たっぷりの粉砂糖をかけて。スウェーデンではこのドーナツの中身がカスタードクリームかアップルのものがメジャーです。ノルウェーも恐らく同じではないでしょうか?

こちらは北欧らしい、トナカイのジャーキー。

トロムソのMYDLANDという加工肉のメーカーのもの。 
https://www.mydland.no/

ショップの商品ページには「Rein spekesnack smaker rein og krydder med en pikant røyksmak. Man fornemmer en stille dag ute på vidda der behovet for noe salt melder seg rundt bålvarmen」(牧草地で静かな日を過ごしている時のような気分になれるピュアでスパイシーでスモーキーなトナカイの味。塩を少し振ってから炙っても)と書いてありました。おいしそうですね。

こちらはとても可愛らしいパッケージングのチーズ。ノルウェーのNøkkelost社のもの。パッケージによって色々なフレーバーや種類があるようです。

こちらは外へ出て見つけた、凍ってしまったかのような空き缶。寒いのが伝わるでしょうか?

さて、今回の記事の最後に私がこの物価の高いノルウェーで宿泊したホテルをご紹介したいと思います。

トロムソ

コンクリートうちっぱなしの壁にYOU ARE SMARTの文字がシンプルでスタイリッシュな小さなシングルルーム。1泊525ノルウェークローナ。日本円で今のレートで約6,370円です。

トロムソ

ベッドとサイドテーブルはこんな感じ。小さな部屋ですが壁にもTVがついており、必要なものはすべてあります。

トロムソ

入り口はこんな感じ。右手にシャワールームがあります。ジャケットハンガーがそれぞれ違うポジションにあって、そんなところからもオシャレな雰囲気を感じ北欧ぽいセンスあるデザインとなっています。

トロムソ

こちらがルームキーカードと一緒に貰った部屋番号のカード。ポップなイラストが描いてありますね!

こんな感じで私がこの時重視したのは「ロケーション」と「値段」この2つ。

この時私は1人旅で色々外出する予定したので、狭くても快適に泊ることができれば問題ありません。そしてノルウェーは大変物価が高く、ホテル代も高いところが多いので、値段も重視。
特にオーロラツアーや観光など、ホテルであまりゆっくりしないスケジューリングの方などに大変お勧めです。

どの国のどの街へ行く時も、私はロケーションを最重視しているのですが(①空港からアクセスしやすい ②市街地や行きたい場所に徒歩、あるいはスムーズにアクセスできる)このSmarthotelは両方をクリアした優秀ホテルでした。1人旅や予算を抑えたいトラベラーにはお勧めです。ロケーションも問題なくどこへでも歩いて行く事が出来ます。

Smarthotel
https://smarthotel.no/tromso

最後にこちらは港に停まっている船。柵の所に何か書いてありますね。

実はトロムソでは、この時期(11-1月)には海でクジラやシャチのウォッチングができるんです。ですのでこのようにシークルーズをしながら、ホエールウォッチングを行うツアーがたくさん出ています。

以下のサイトは沢山ある現地トラベル会社の中の1つですが、是非ホエールウォッチングの様子の写真を見てみて下さいね。雄大なフィヨルドの雪に覆われた山々をぬって進む船から見る至近距離のクジラの群れ。一生の思い出になる事でしょう。

https://www.instagram.com/wildseasadventures/
https://wildseas.no/whale-watching/

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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