地下鉄名港線名古屋港駅3番出口の目の前にある「鶴東餃子(つるとんぎょうざ)」。
皮からこだわって手作りした、モチモチ食感の餃子が名物です。ニンニク不使用なので、ランチにも最適!もちろん、ビールのお供としても最高です。名古屋港水族館などがあるガーデンふ頭からも近く、レジャーの前後に立ち寄るのにもおすすめ!
※2023年4月取材時の情報です
目次
名物・焼餃子&水餃子!あなたはどっち派!?
「鶴東餃子」というネーミングから老舗店かと思い訪れてみると、2019年6月にオープンした比較的新しい店。ビルの2階にあるため、この店を目掛けて行かない限りは素通りしてしまいそう。店内に入ってみると、BGMにスカが流れる明るい雰囲気。
「鶴東餃子」と大きく記された、店内の提灯はインパクト大。
店主の松沢 博さんに店名についてうかがうと、「鶴」はお祖母様のお名前とのこと。「東」は「アジア・日本」をイメージしたとのこと。「つるとん」というインパクトのある語呂・ネーミングは、言わば造語なわけですね。
さっそく登場した名物の「鶴東焼餃子(6個495円)」。モチモチの皮とあふれ出る肉汁がたまらない逸品です。
「鶴東水餃子(6個495円)」も焼餃子と人気を二分する名物。焼餃子のモチモチ感に、プルプルした食感が加わるイメージ。餃子の皮はいずれも手作りですが、焼餃子と水餃子では小麦粉などの配合を変えた別の皮を使っています。
特別に焼餃子を調理しているところを見せていただきました。鉄板に餃子を並べ軽く焼いた後にたっぷり水を振り、約4分間じっくり蒸し焼きに。
「長時間蒸し焼きにしても食感が残るように、うちの皮は市販のものよりも厚めですね。モチモチの食感を出すために、小麦粉の配合などは試行錯誤しました」と、松沢さんは話してくれました。力強く手ごねすることも、独特の食感を生み出す秘訣なのだとか。
焼餃子の中身は「野菜:豚ミンチ=4:6」といったところ。野菜や豚ミンチは刻みすぎず、食感がほどよく残っています。使われている野菜はニラ、キャベツ、ネギで、ニンニクは不使用です。
ちなみに、餃子の餡はすべて店主のお母様が手作りされているとのこと。皮との相性も抜群です!まさに「親子合作」といったところでしょうか。
一方、水餃子は「野菜:豚ミンチ=3:7」とやや肉多めで、すっきりした味わいながら食べごたえがあります。野菜はニラ、ネギに加え白菜が使用されており、焼餃子とはまた異なる味わい。
う〜ん、これは「焼餃子派」と「水餃子派」に分かれそう。いや、どちらもおいしいので、ぜひどちらもオーダーしてほしい。
筆者がもうひとつ気になったのは、卓上に置かれたミル。「鶴東餃子」のロゴが貼られています。
これは生姜、山椒、唐辛子、塩などがブレンドされた同店オリジナルのスパイスだそうで、餃子などに振りかけると味が劇的に変化!餃子以外のメニューにもマッチしそうなので、来店したらぜひ試していただきたい。
本場・台湾風の本格派!魯肉飯もイチオシ
餃子以外にもメニューが豊富です。なかでも店主おすすめの「魯肉飯(小・440円)」は、八角が濃厚に香る本格派。豚肉がゴロゴロとのっていますがクドさはなく、最後までおいしく味わえます。醤油も台湾のものを使用するなど、本場の味にとことんこだわっています。
どのメニューをオーダーしても、本格的でおいしい一品ばかり。店主にどこの中華料理店で修行したのかと訊ねると、「ほぼ独学です」とのことでさらに驚かされるのでした。店主はこの店を開く前にさまざまな餃子や中華を食べ歩き、各店のいいところを吸収したそう。センスを感じます。
町中華で一杯飲みたい方も、もちろん満足のはず。生ビール(550円~)、十年紹興酒(1杯770円~)など、定番ドリンクがひと通りそろっています。
「ドリンク1杯(一部対象外あり)+焼餃子or水餃子or揚餃子+選べるおつまみ1品」が付いた、「ちょい呑みセット(1,100円)」も人気!おつまみを10品のなかから選べるのも、うれしい限りです。仕事の帰りに、カウンター席でひとり一杯もよさそう。
名古屋港水族館などレジャー施設が充実しているガーデンふ頭に近いこともあり、家族連れでの来店も多いそう。どんなシチュエーションで訪れても、おいしい餃子で大満足させてくれます。