【イベントレポート】ホテルの客室が美術館に?!現代アートの祭典「ART NAGOYA 2019」に行ってきました
目次
ギャラリー&作品をピックアップ
ここからは、全26ギャラリーの中から、特に気になったものをいくつかピックアップしてご紹介していきます。
909号室|RED AND BLUE GALLERY(東京)
東京のギャラリー「RED AND BLUE GALLERY」では、絵画の作品を中心に展示されていました。2月16日から名古屋市美術館で大規模な回顧展が開催される、辰野登恵子氏の油彩やモノタイプ版画作品も紹介されていました。
910号室|ジルダールギャラリー(名古屋)
「忘却の淵」早崎志保
名古屋市千種にある「ジルダールギャラリー」。その中で特に印象的だったのが、岡崎在住のガラス作家・早崎志保氏の「忘却の淵」という作品。本物の蓮の花から型を取り、ガラスと真鍮でつくっているのだそう。繊細な曲線がとてもうつくしいです。
915号室|FOCUS ROCK STUDIO & gallery(名古屋)
「NUDIST」金子親一
「NUDIST」と名付けられたこちらの作品。何に見えますか?
正解は、家庭で使われる洗剤など入ったボトル容器をラベルをはがして撮影したものなんです。私たちが日常的に使っているものも、少し視点を変えると新たな発見があるという、メッセージが込められています。
934号室|Lights Gallery(名古屋)
Mafune Gonjo/Paused Landscape/セロテープ/2018年
多くの人が足を止めていたのが、こちらの言上真舟氏の作品。いつも眺めているはずの名古屋の風景が、特別なものに感じられました。夜の雰囲気もとっても素敵なのだとか。
ギャラリーというと、少し敷居が高くなかなか気軽には訪れにくいですよね。ですが、「ART NAGOYA」では、ホテルが会場なので、普段あまりアートに触れる機会が少ないという方も訪れやすいと思います。そして、こんなにも沢山のギャラリーや作品が一度に集まることはなかなかありません。
東海エリア最大級とも言われている現代アートの祭典。また来年もぜひ開催されることを願っております。