愛知県岡崎市で北欧を感じよう！自家焙煎コーヒーとスウェーデン菓子が魅力の「北欧の珈琲店オーテル」

掲載日：2023.02.28

愛知県岡崎市の籠田公園周辺は、おしゃれなお店が続々オープンしている話題のスポット。

そんな籠田公園前に店を構えるのが2022年4月にオープンした「北欧の珈琲店オーテル」。こだわりの自家焙煎コーヒーとスウェーデンのお菓子が存分に楽しめるカフェです。
今回はお店の魅力や店主のこだわりについて、オーナーを務める近藤楓さんにお話を伺いました。

籠田公園前の癒し空間が広がるカフェへ

場所は、愛知県岡崎市、バス停「篭田公園前」の真ん前に位置するビルの3階。

バス停が目の前ということもあり、アクセス抜群。

土曜日から月曜日の週3日間営業しており、コーヒーと北欧文化が好きな方々が日々集う人気店です。こちらの階段を上っていくと、なんとも素敵な癒し空間が広がっていました。

緑豊かな観葉植物と可愛らしい北欧雑貨でいっぱいの店内。ガーデナーであり、スウェーデンの文化をこよなく愛するご両親の影響からお店づくりをしているオーナー近藤さんのこだわりが感じられます。

北欧の珈琲店オーテルのオーナー近藤楓さん

Fikaを多くの方に楽しんで欲しい、
そんな願いから始めたお店

– お店のコンセプトを教えてください。

近藤さん：「北欧の珈琲店オーテル」は、岡崎市岩津町で3年前から営業している「北欧の焼菓子店コンディトリ」の弟店として2022年4月にオープンしました。おかげさまでもうすぐ1年が経とうとしています。

どちらのお店も私たちの株式会社フィーカが運営しており、会社名の「Fika（フィーカ）」は、スウェーデン語で「コーヒータイム」や「休憩」という意味合いの言葉です。Fikaはリラックスしたり、自分と向き合ってみたり、人とのコミュニケーションをとる時間。スウェーデンの方にとっては、1日に何度もとるほど大切な時間となっています。

そこで北欧の珈琲店オーテルでは、Fikaには欠かせないコーヒーとお菓子というアイテムを通して、豊かな時間を過ごしていただきたいと思っています。」

近藤さん：「もう一つ大事にしているキーワードが「植物」です。ガーデナーをしている両親の意思を継ぎ、株式会社フィーカは「植物と暮らしをつなぎ、豊かな時間と空間を創造する」をコンセプトに事業を行っています。

「植物がある環境で豊かに暮らしたい」という願いを込めて、このお店も室内でありながら植物を多く取り入れています。日々の疲れを癒し、より豊かな時間を過ごしていただきたい、そう考えています。

カフェを籠田公園前に構えたのもそのためです。ここから籠田公園が一望できるので、とても気に入っています。また、スウェーデンでもインテリアの一部として植物のある暮らしをされている方が多いです。そんなスウェーデンの方々の暮らしから学びを得て私たちも空間作りに取り組んでいます。」

こだわりのコーヒーとともに、伝統的なスウェーデン菓子を

– お店で提供しているコーヒーへのこだわりを教えてください。

近藤さん：「ここでは自家焙煎のコーヒー豆を使ってコーヒーを提供しています。焙煎機はオランダのメーカー、ギーセンのものを使用しており、常に新鮮なコーヒーの味を楽しんでいただけるように焙煎をしています。

スウェーデンでは日常的にコーヒーをたくさん飲む習慣がありますが、濃すぎたり、苦すぎたりするとたくさんは飲めないように感じます。うちではスウェーデンのスタイルに習って、浅煎りを中心にさっぱりと飲みやすいコーヒーを目指しています。現在2～3種類のコーヒーを用意していますが、コーヒー専属スタッフが仲間入りをしてくれたので、今後はコーヒーのラインナップを増やしていく予定です。オリジナルコーヒーのパッケージももうすぐできあがるので、今後はコーヒー豆の販売にも力を入れていきたいですね。」

– お店の看板メニュー、おすすめメニューについても教えてください。

近藤さん：「お菓子の中ではやはり一番人気は「カネルブッラ（シナモンロール）」です。外のお店の看板にカネルブッラの写真を載せているので、それをめがけて来店していただくことも多いです。

プレーンのカネルブッラは常に置いていますが、それに加えて季節ごとに特別な味のものを用意しています。現在はチョコレート入りのカネルブッラを並べています。先月はベリー入り、その前はりんご入りなども焼いていましたよ。スウェーデンではFikaの時間にコーヒーとシナモンロールをいただくのが定番スタイルとなっているのでそれを再現したいなと。」

近藤さん：「今の時期は「セムラ」もとても人気です。イースター前だけにいただける特別なおやつになります。シュークリームのような見た目ですが味は全く異なります。カルダモン入りのパン生地にアーモンドペーストを入れており、上に軽めのクリームがのっています。スウェーデンでは家庭でもよく作られている伝統的なお菓子です。

うちで焼いているお菓子はすべて本場のレシピで作っているので、再現度が高く懐かしい味がすると、最近入ってくれたスウェーデン出身のスタッフにも褒められました。昨年のものを改良し、より本場スウェーデンで食べられるものに近い味になっていますので、ぜひ味わってみてください。」

Fikaにまつわるものを積極的に取り入れ、新しいオーテルを見せていきたい

– 今後の展望、新たに取り組みたいことなどはありますか。

近藤さん：「たくさん取り組みたいことがあって何からお話していけば良いのか迷いますが、まずはお店の商品を充実させていこうと思っています。さきほども述べたようにコーヒーの種類も増やしていく予定ですし、ヴィンテージ食器専門の方にもいらしていただき、ここで北欧食器を購入できるようにしていこうとも考えています。

今後もFikaにまつわるものを中心に取り入れていくつもりなので、来店していただくたびに商品のラインナップが充実していくと思います。期待していてください。」

– 今後のイベント情報もあれば教えてください。

近藤さん：「引き続き、今後もイベントを多数行っていく予定です。スウェーデン料理のミートボールやお酒を楽しむスウェーデンイベントも直近で予定しています。このお店をオープンしてもうすぐ１年ですが、多くのお客様に恵まれています。そんなお客様とより身近にコミュニケーションを図れるのがこれらのイベントですので、今後とも力を入れていき、人とのつながりをこれからも大切にしていきたいです。」