『耳をすませば』の聖地巡礼へ!聖蹟桜ヶ丘のモデル地を巡るおすすめコース

『耳をすませば』の聖地巡礼へ!聖蹟桜ヶ丘のモデル地を巡るおすすめコース

世代を超えて愛され続けている、スタジオジブリの作品『耳をすませば』。

1995年の公開から30年以上が経った今も、多くのファンが作品の舞台モデルとなった場所を訪れています。その中心となるのが、東京都多摩市にある「聖蹟桜ヶ丘」です。

坂道の多い住宅街、高台から見渡す街並み、静かな神社やロータリー。『耳をすませば』を観た人なら、一度は憧れた風景ではないでしょうか。作品の中で描かれた風景は、今もなおこの街の至るところに息づいています。

今回は実際に聖蹟桜ヶ丘エリアを歩きながら、『耳をすませば』ゆかりのスポットを巡ってきました。

なぜ聖蹟桜ヶ丘が
『耳をすませば』のモデルになったのか

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

『耳をすませば』の舞台は作中で明言されていません。しかし、多くのファンの間で聖蹟桜ヶ丘がモデルとなった街として知られています。

その理由は、作品に登場する数々の風景が実在する街並みとよく似ているからです。

特に印象的なのが、多摩丘陵特有の起伏に富んだ地形。主人公の月島雫が駆け下りる坂道、天沢聖司が自転車を押して上る急勾配、街を見渡せる高台の風景。これらは平坦な街では表現できない、聖蹟桜ヶ丘ならではの景観です。

また、多摩ニュータウン開発によって整備された住宅街と、昔ながらの自然や神社が共存する独特の雰囲気も、作品の世界観に大きく影響したといわれています。

まずはスタンプラリーをGETしよう!

聖蹟桜ヶ丘では、『耳をすませば』の世界をより深く楽しめるスタンプラリーも実施されています。

スタンプ設置スポットは作品ゆかりの場所や観光案内所、周辺施設など。街を歩きながらスタンプを集めていくことで、自然と作品の舞台を巡ることができます。

聖蹟桜ヶ丘駅前の「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」の2Fに設置されているので、散策前にGETしておきましょう!


▼耳をすませばモデル地案内マップはこちらからもダウンロードが可能です
https://seiseki-s.com/htm/ssr/mimisuma.htm

『耳をすませば』聖地巡礼モデルコース

聖蹟桜ヶ丘駅西口

今回巡ったルートはこちら。所要時間はランチも含めて2〜3時間ほど。

・聖蹟桜ヶ丘駅西口
・青春のポスト
・いろは坂
・いろは坂桜公園
・耳すまの階段
・金比羅神社
・桜ヶ丘ロータリー
・ノア洋菓子店
・dining和桜

徒歩でも十分巡ることができますが、坂道が多いため歩きやすい靴がおすすめです。ちなみに散策ルートの住宅街にはコンビニがないので、飲み物などは駅前で準備しておきましょう。

聖地巡礼の玄関口「聖蹟桜ヶ丘駅西口」

聖蹟桜ヶ丘駅西口

ファンにはお馴染みの「Keio」の看板も!

まず訪れたいのが、「京王線・聖蹟桜ヶ丘駅」。

ファンの間では、劇中に登場する「杉の宮駅」のモデルといわれています。現在では駅の接近メロディーとして主題歌の『カントリー・ロード』が流れており、駅に降り立った瞬間から作品の世界へ引き込まれます。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

劇中では実際には存在しない「北口」ですが、ムーンを追いかけて通りすぎた改札も作品の雰囲気にそっくり。特に窓口のデザインに注目です。(写真右側)壁の茶色のラインなどはそのままですね。

【京王線・聖蹟桜ヶ丘駅】
住所:東京都多摩市関戸1丁目10-10
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聖地巡礼の玄関口「青春のポスト」

青春のポスト

西口に設置されている「青春のポスト」は、聖地巡礼の新たなシンボル。

アンティークショップ「地球屋」をイメージしたデザインで、多摩市と地域住民の協力によって設置されました。

ポストの中をよく見ると、バロンとルイーゼの姿が!

<青春のポストとは>
郵便ポストではありません。「青春を見守るポスト」です。
・あなたの夢や目標を、カードに書き綴って投函してください。
・配達はされません。代わりに耳を澄ましてあなたの努力を見守ります。
・夢を叶えたら、その報告を綴って再び出しに来てください。
・みんなが2回ずつ投函してくれることを願っています。

聖地巡礼の記念として、ぜひ投函してみてくださいね。(紙とペンは持参しましょう)

【耳をすませば 青春のポスト】
住所:東京都多摩市関戸1丁目11−16
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ムーンを追いかけて渡った駅前の交差点

雫が横断していた道路(※実際には危険なので信号を利用しましょう)

雫が歩いていた橋

大栗川

交差点を渡って「いろは坂」の方面へ。坂へ向かう道中も、雫が渡った道路や橋など、作品に登場したスポットが満載です。

「ここがあのシーンの場所かな?」「この構図かな?」と作品と照らし合わせながら、謎解きをするように巡るのも聖地巡礼の楽しみのひとつ。「あ!ここだ!」と見つけられた時のワクワク感がたまりません。

雫も駆け抜けた「いろは坂」

いろは坂通り

聖蹟桜ヶ丘を代表するスポットといえば、やはり「いろは坂」。

劇中では雫が図書館へ向かうシーンや、ムーンを追いかけるシーンなどで印象的に描かれています。

実際に歩いてみると、想像以上の急勾配に驚かされます。映画では軽やかに駆け下りていた雫ですが、現地では思わず息が上がるほど。それだけに、作品の中で描かれた青春のエネルギーをよりリアルに感じられます。

坂道の途中でこんなマンホールを発見しました。多摩市には「あらいぐまラスカル」を制作した日本アニメーションの本社があることから、このマンホールが設置されているのだとか。

アンティークショップ「地球屋」を思わせるデザインになっています。(坂道から少し小道に入った場所にあるので、見逃し注意です)

図書館のモデル地「いろは坂桜公園」

いろは坂桜公園

坂道を登っていくと、作中で図書館のあった場所にたどり着きます。実際に図書館はないのですが「いろは坂桜公園」という公園になっており、春には桜が楽しめますよ。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

公園の近くも作中に登場するシーンにそっくり!この辺りは聖司がお弁当を届けてくれた場所とよく似ています。

【いろは坂桜公園】
住所:東京都多摩市桜ヶ丘4丁目33−9
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ファンの定番撮影スポット「耳すまの階段」

いろは坂周辺には、「耳すまの階段」と呼ばれる場所があります。劇中の階段シーンを思わせる風景が残っており、多くのファンが記念撮影に訪れます。

階段を上りながら見える住宅街の景色はどこか懐かしく、まるで雫たちの日常に入り込んだような気分に。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

雫になった気分で、階段を駆け降りてみましょう!

「わあ、図書館の真上。いいとこ見つけちゃった。物語に出てくるお店みたい。ステキ!」
と思わず雫のセリフを言いたくなってしまいそう。

杉村の告白シーンを思い出す「金比羅神社」

金比羅神社

「耳すまの階段」を登ってすぐの場所にあるのが「金比羅神社」。

ファンの間では、杉村が雫に想いを伝えるシーンのモデルといわれています。境内は決して大きくありませんが、木々に囲まれた落ち着いた空気が流れています。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

杉村と雫になりきってシーンを再現してみるのもおすすめですよ。

【金比羅神社】
住所:東京都多摩市桜ヶ丘1丁目54−4
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坂道を上り、桜ヶ丘ロータリーへ

桜ヶ丘ロータリーへ向かう道中にも、「耳すまの階段」と同じように雫が駆け降りた坂道や階段を思わせるスポットがあります。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

高台から見渡す街並みは、『耳をすませば』の背景に描かれた風景そのもの。作品を思い出すような、心地よい風が吹いていました。

地球屋を想像しながら歩く「桜ヶ丘ロータリー」

桜ヶ丘ロータリー(桜ヶ丘ラウンド・アバウト)

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

聖地巡礼のハイライトともいえるのが「桜ヶ丘ロータリー(桜ヶ丘ラウンド・アバウト)」です。東京都内では最初に認定されたラウンドアバウト(環状交差点)なのだとか。

劇中で天沢家が営むアンティークショップ「地球屋」があった場所として知られています。実際に地球屋が存在するわけではありませんが、円形に道路が配置された独特のロータリーと周囲の落ち着いた住宅街の雰囲気は、映画の世界そのもの。

映画の中では、雫と聖司が距離を縮めていく重要な舞台でもあり、作品を語るうえで欠かせないスポットとなっています。

周辺には静かな住宅街が広がり、ゆったりとした時間が流れています。映画のワンシーンを思い浮かべながら歩いていると、思わず「この辺りに地球屋があったのかもしれない」と想像したくなります。

【桜ヶ丘ラウンド・アバウト】
住所:東京都多摩市桜ヶ丘1丁目80
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散策の休憩スポットにもおすすめ!作品愛に包まれた「ノア洋菓子店」

スタンプラリーのポイントにもなっています!

ショーケースにはケーキやプリンなど洋菓子がずらり!

素朴な味わいのパンは小腹にも◎

散策の休憩スポットとしておすすめなのが、ロータリーすぐの場所にある「ノア洋菓子店」。ファンの間では知られた存在で、聖地巡礼では欠かせない立ち寄りスポットのひとつとなっています。

店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは、『耳をすませば』にちなんだ数々の展示。

バロンやルイーゼをはじめ、作品を思わせる小物や装飾が並び、まるでファンのための小さな資料館のような空間が広がっています。

テーブルの下にも「みみすま」のデザインが◎

ケーキやパンは外のテーブルでいただけるので、散策の休憩スポットとしてもおすすめです。

耳すまデザインの「塩サブレ」はお土産にもぴったり!ほんのり塩味が効いていて、ホロホロ食感&やさしい味わいのサブレです。

長年にわたり、多くの来訪者が思い出を書き残してきた「耳すまノート」も設置されているので、ぜひ散策の記念に立ち寄ってみてくださいね。

【ノア洋菓子店】
住所:東京都多摩市桜ヶ丘2-2-9
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名物の鍋焼きうどんでほっとひと息「dining和桜」

dining和桜

聖地巡礼のランチでぜひ立ち寄りたいのが、ロータリー近くにある和食ダイニング「dining和桜」です。夕方からのダイニング営業がメインですが、事前予約するとランチをいただけます。(※ランチは2〜3日前までの予約制)

店先には作品をイメージさせる装飾やグッズがずらり。2階からは桜ヶ丘ロータリー全体を眺められますよ。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

耳すま鍋焼うどん ¥1,200 ※2〜3日前までに要予約

和桜の名物は「耳すま鍋焼うどん」。地球屋のおじいさん(西司朗)が雫に振る舞ってくれた、あの鍋焼きうどんのようです。

土鍋の中には野菜や油揚げ、卵などがたっぷり!バイオリンと猫型にカットされた大根が、耳すまっぽさをプラス。こんがり焼かれたねぎの風味と柚子の香りがふわっと広がり、癒されます。

出汁のやさしい味わいが身体に染みわたり、散策で歩いた後にはうれしい一杯。具材の旨味がしっかりと溶け込んだスープと、ツルツルのうどんが絶妙でした。

どこか家庭的でほっとする味わいに、思わず最後まで飲み干したくなります。

桜ヶ丘ロータリーをイメージした「ロータリードーナツ」も人気!ランチは要予約ですが、ドリンク類は予約不要なので、散策の休憩スポットとしても、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

【dining和桜】
住所:東京都多摩市桜ヶ丘2丁目2−6
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番外編:雫たちの住む団地「愛宕2丁目住宅」

今回のモデルコースからは少し距離があり、桜ヶ丘ロータリーから徒歩20分ほどですが、まだまだ体力があるという方は、ぜひこちらも。

雫たちの住む団地を思わせる景色が広がっています。あの作中に登場する給水塔もあり、ファンにはたまらないスポットです。

【愛宕2丁目住宅】
住所:東京都多摩市愛宕2丁目5−1
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聖地巡礼を楽しむために守りたいマナー

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

『耳をすませば』の舞台モデルとなった場所の多くは、今も地域の方々が暮らす住宅街です。作品の世界を守りながら楽しむためにも、以下のマナーを意識しましょう。

・私有地へ立ち入らない
・個人宅を無断で撮影しない
・車道にはみ出して撮影しない
・ゴミは必ず持ち帰る
・神社や公園のルールを守る
・大声で騒がない
・地域のお店を積極的に利用する

『耳をすませば』の世界が今も息づく街、
聖蹟桜ヶ丘へ

坂道を登るのはちょっと大変という方は、バスで桜ヶ丘ロータリーまで向かい下るコースもおすすめですよ!(今回のモデルコースの逆の順番)

坂道を上りながら見た街並み、ロータリーを吹き抜ける風、そして作品愛にあふれたお店の数々。聖蹟桜ヶ丘を歩いていると、『耳をすませば』の世界が今もこの街の中で大切に受け継がれていることを感じます。

映画を観たことがある人なら、きっとどこかで「あ、この景色知ってる」と胸が高鳴るはず。作品の余韻に浸りながら、ぜひ自分だけの聖地巡礼を楽しんでみてください。


聖地巡礼としてはもちろん、週末の街歩きやカフェ巡りの目的地としてもおすすめ。『耳をすませば』の余韻に浸りながら、ぜひ聖蹟桜ヶ丘を訪れてみてはいかがでしょうか。

多摩地域誘客促進プロジェクトについて

東京都の西半分を占める多摩地域には、文化や歴史、食、自然など、個性あふれる魅力がたくさんあります。
「多摩地域誘客促進プロジェクト」のWEBサイトでは、そんな多摩地域に根付いたさまざまなモノ・コトを取材し、発信しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。

▼多摩地域誘客促進プロジェクト 公式サイト
https://tamawonder.tokyo/

 

スポット詳細

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