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エコ、オーガニック、エシカル、サステナブル……最近よく目にするこれらのワードは、世界みんなで取り組んでいる「SDGs(エスディジーズ)」を紐解くキーワードです。
【SDGsとは?】
2030年までによりよい世界を目指すための「持続可能な開発目標」として、2015年9月の国連サミットで採択。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。出典:外務省(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html#about_sdgs)
環境への身近な取り組みとしては、マイ箸やマイバッグ、プラスチック製ストロー廃止や食品ロス軽減などなど。しかし「日本のSDGs達成にはまだまだ長い道のりがある」とも言われています。
そんななか、化粧品大手の資生堂と刈谷市の「カリモク家具」がコラボレーションを実現。スキン&マインドケアで「SDGs」に取り組むブランド「BAUM(バウム)」が登場しました。
一体どんなブランドなのでしょうか?現地取材で詳しくご紹介します。
「BAUM タカシマヤ ゲートタワーモール店」へ!
訪れたのは名古屋市中村区名駅。JR名古屋駅から直結のJPゲートタワーから「BAUM タカシマヤ ゲートタワーモール店」に到着です。
通路にまで漂う樹木のアロマ。そして、真っ先に目に入る「カリモク家具」による木製の円形テーブル(好きな人はすぐに分かるそうです)。
テーブルの中のひと際明るいコーナーでは、新緑の苗木がイキイキと育っています。
出迎えてくれたのは、「BAUMist(バウミスト:店舗スタッフの呼び名)」の柴田さん。きりっとしたグリーンのシャツがハンサムな印象です。
そして、東京からいらしてくださったBAUM PR担当の國司(くにし)さん。おふたりが取材に応じてくださいました!
「BAUM」はどんなブランド?
國司さん:「BAUMは『樹木との共生』をテーマに、樹木の恵みを余すところなく受けとり、感謝し、樹木資源を未来につないでいくブランドです。樹木が持つ『貯水』『成長』『環境防御』の3つのはたらきに着目。天然香料を中心に調合した香りで、性別や年齢に関わらずお使いいただける商品をご用意しています。」
成分は90%以上を天然由来成分で調合。容器には再生可能原料を使用するほか、「付け替え可能なレフィルタイプ」の製品も並んでいます。
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アップサイクルで、木材の価値を再び見出していく
BAUMが採用する「付け替え可能なレフィル」こそが、カリモク家具の丁寧な仕事の賜物。BAUMで使用されている木製パーツは、家具を製造するときに出る小さな端材をアップサイクルしてつくられています。
実際に手に取ってみると、すうっと手になじむのがわかり、ちょっと肩の力が抜けた気がします。どこも引っかかるところのない、角なのに丸い、硬いのにやわらかい、目をつぶっても木と分かるのが不思議です。
國司さん:「良質なオーク(ナラ)を使い、一つひとつが違う木目・色合いを持っています。世界にたったひとつの個性を楽しんでいただけるのも魅力なんですよ。」
柴田さん:「中身がなくなったらレフィルを取り外して、中身だけを取り替えます。カチッとはまる取り付け感もこだわりのポイントなんです。」
商品の選び方は「香り」から。
木の重厚感に心癒されたところで、たくさん並ぶアイテムからどうやって商品を選ぶのがいいのでしょうか?
柴田さん:「まず最初に、左の3種類のルームスプレーからお好きな香りを選んでみてください。」
並んだボトルを目の前に、心理テストのようにワクワクしてきます。
BAUMの香りラインナップ
1.WOODLAND WINDS
湖畔の林に吹く風の、清々しい覚醒の香り。ベルガモットやヒノキが香るリフレッシュな調香。2.FOREST EMBRACE
深い静寂の森で、瞑想する香り。サンダルウッドやイランイラン配合のオリエンタルな調香。3.SYMPHONY OF TREES
高原の野花が咲き乱れる、天空の楽園の香り。ローズやアイリスが甘く広がるハピネスな調香。
香りを深く吸い込んでも嫌な感じがしないのは、天然香料がベースになっているから。私は「1が好き!」と即答し、別のスタッフは「私は3がいいな」と。
柴田さん:「直感的なお好みで選んでいただくのがベストです。次は、その香りをベースに他の商品を選んだり組み合わせたりしていきます。」
日常に取り入れたい「リチュアル」
BAUMが展開するアイテムは4つのカテゴリ。
「SKIN」化粧液や化粧用オイル、クレンジングなどの基本的なスキンケアアイテム。
「MIND」ルームスプレーやキャンドルなどの日常のリラクゼーションアイテム。
「HAND&BODY」ハンドクリームやボディローションなどのからだをケアするアイテム。
「GOODS」エコバッグやギフトバッグなどの環境に配慮したアイテム。
柴田さん:「やっぱり人気はルームスプレーですね。1日のはじまりや終わりにシュッと空間に吹きかけるだけで、森林浴をしているような気分になれるんです。」
國司さん:「スキンケアをする前に香りでリラックス空間をつくってあげる。これがBAUMが提案する”リチュアル”という考え方です。」
確かに。こんな癒しの香りの中でスキンケアをしたら、いつもよりもっとキレイになれそう。心身を調和するリチュアル、素敵な習慣ですね!
シンプルステップを意識したスキンケア
一番人気は1のWOODLAND WINDSの香り。BAUMを代表する香りとして多くの商品に採用されています。
柴田さん:「スキンケアをお探しの方は、ハイドロ エッセンスローション(化粧液)に、モイスチャライジング オイルもしくはモイスチャライジング エマルジョン(乳液)もしくはモイスチャライジング クリームを組み合わせます。他のスキンケアアイテムも多数ご用意しています。」
ハイドロ エッセンスローションはとろみのある使い心地。オイルとエッセンスの2層タイプのモイスチャライジング オイルは、しっかり振って手の甲になじませると、オイルなのに全くべたつきません。
柴田さん:「使い続けるうちに、樹木の貯水力が感じられるようなみずみずしいお肌をつくりあげてくれますよ。」
次に、男性人気が高いというオーデコロンを試してみました。爽やかなのに深い……メンズライクだけど野性的でないのは樹木のなせる技。
少し時間が経つと樹木の香りだけが残って、なんていうか安心感がすごいです。この香りを振りまく男性がいたら気になっちゃうなぁ……気になる。
ま、まさかBAUMの最終目的は、自分が「木になる」ことですか?
柴田さん:「多分それは違いますね(笑)」
勘違いしてしまうくらい、自分の体に樹木のパワーがみなぎるのを感じました。