【読書好きスタッフが選ぶ、6月に読みたい1冊】今月のテーマは寝る前に読みたい!”疲れた心を癒してくれる本”
目次
心が癒される「旅とデザート、ときどきおやつ」
広告・雑誌・装画などを手がける平澤まりこさんの「旅とデザート、ときどきおやつ」。
北欧・チェコ・フランス・トルコ・台湾・ハワイなど世界16カ国を旅して巡りあったおいしいデザートを、うつくしいイラストと軽やかなエッセイで紹介しています。旅行が制限されている今だからこそ、ぜひ読んでいただきたい本です。平澤さんの優しい文章に引き込まれ、自分自身も旅に出かけているような気分になります。
行ったことない場所や食べたことないものに想いを馳せ、読んでいると楽しい気持ちになりますよ。寝る前に1カ国ずつ訪れてみてはいかがでしょう。
ウソみたいな本当の話「餃子のおんがえし 」
元居酒屋店主の著者が今までに出会ったごはんにまつわるウソみたいなホントの話をおもしろおかしく、描いています。これって本当に実話?と思わず疑ってしまうほど。
あるときラーメン屋で餃子とラーメンを注文したおじさんが、ラーメンの後に出てきた餃子に「遅い!」と怒って勝手に帰ってしまったので、行き場を失った餃子を「私に下さい」と言って食べたらおいしかったというエピソードは秀逸。その後、人生のあらゆるシーンで餃子に助けらる著者のエピソードは、笑って泣けます。
おいしいものを怒りながら、おいしいとは言えない。たのしいときも、つらいときも、ごはんがおいしければいっかと前向きになれる一冊です。思わず真似したくなりレシピも必見です!結局のところ、嫌なことはおいしいものを食べればいいんだと思います。
今回は”疲れた心を癒してくれる一冊”をテーマにお送りしました。ぜひ読んでみてくださいね!