【Rinakoより愛を込めて。NYC日記】Brooklyn Vintage shop巡り

アメリカ
掲載日:2020.02.15
【Rinakoより愛を込めて。NYC日記】Brooklyn Vintage shop巡り

ブルックリンにあるThe Breakに数ヶ月ぶりに立ち寄った。久しぶりに訪れるそのお店は、変貌していた。もちろん良い意味で。これもあれもそれもと大量の洋服を抱えて試着室へと向かった私は、SUPER COOL!と独り言を言いながら、よし!今日は買おうと思い、レジへと向かう。

「全部お気に入りです」とルンルン気分。あれ、トートバックに入っているはずの財布がない。「ごめんね。僕らは、取り置きはしてないんだよ。残っている事を祈ってるよ!」と言われ、「絶対明日戻ってくるので!」とスケジュール帳に“The Break”と書き込んだ。

翌日、約束通りお店へと向かった。探すはシャツ、セットアップ!あと、あの完璧なコートさえ見つければコンプリートだ。でもラックに見当たらない。どこだ?どこだ?と探していると嫌な予感がした。会計をしている人が“私”のコートを持っているではないか。目の前が真っ暗になった。ジッと見る視線に気が付いた彼女は「このコート、すべてが最高なの」と満面な笑み。「昨日、買おうとしてたんです」とつい言ってしまう私だった。

ヴィンテージは“一期一会”。タイミングを逃したら、もう一生手に入らない。そんな運命的な出会いが魅力でもあり、ヴィンテージショップ巡りをやめられない一つの大きな理由であろう。私は次なる“完璧なコート”を探すべく、今もまだウィリアムズバーグのショップを歩き巡っているのであった。

The Break(ザ・ブレイク)

The Break

そう、ここThe Breakこそが私の完璧なコートを逃したショップだ。シックなインテリアにやわらかな太陽の光が差し込むこの店舗は、最近、大通りに移転したばかり。このお店の魅力は、ヴィンテージだけど、古く感じさせない、今っぽいデザインが手に入る。そして何よりも、価格の安さがうれしい。大きめなサイズが多いので要試着!

The Break

The Break

アートギャラリーのようにディスプレイされた小物類。厳選されたハイブランドのヴィンテージは、巡り合ったら必ずゲットしたい。グラスやキャンドルも購入可能。

The Break

マスキュリンなアイテムが揃うThe Breakでは、お気に入りのセットアップを探してみて欲しい。

【The Break】
住所:82 Dobbin St, Brooklyn, NY 11222
営業時間:11:00am〜7:00pm(月〜土)11:00am〜6:00pm(日)
web:https://shopthebreak.com

Horizons Vintage
(ホライズンズ ヴィンテージ)

Horizons Vintage

「また来たのね!今日は何を買うの?」Horizonsの常連である私は、うれしい事に、ここのスタッフのマリッサに顔を覚えられている。エレガントだけど、コンサバまでは行かない。

その塩梅がたまらないHorizonsは、モードもストリートもカジュアルも全部かじったけど、やっぱり私が行き着くのはここよ!と、自分のファッションがよく分かっているように思える。確立した女性像は、どこに向かえば良いか分からない私自身の方向性を助言してくれたお店の1つでもある。

Horizons Vintage

今のお店一押しアイテムが並ぶ、2着。この春、マストアイテムとなるオールインワンは、上品な小物を合わせてコーディネートを楽しみたい。

Horizons Vintage

取り扱っているNA NINのフレグランスは、お店でも大人気。どの香りも主張が強すぎず、繊細な香りでふわっと包み込んでくれるから、少しつけるだけで安心する。

Horizons Vintage

冬場には、さまざまな形、サイズのブラックコートが入荷するから、運命の一着に出会いたい。

【Horizons Vintage】
住所:381 Metropolitan Avenue,Brooklyn,NY
営業時間:11:00am〜7:00pm(月〜日)
web:http://horizonsvintage.com

Mirth Vintage
(マース ヴィンテージ)

Mirth Vintage

ブラック・ホワイト・ベージュ、そして少しのパステルカラーとデニムが揃うMirthは、ナッソー アベニュー駅の大通り沿いにある。シャツやジャケット、綺麗なヒールなど都会的なアイテム、そしてシェルなどのアクセサリーも多く取り扱い、リラックスさも感じる。全身かっちりしたアイテムで肩肘張って、街へ繰り出すのではなく、休日に身につけるアイテムを1つ足す。ちょっと肩の力が抜けたスタイルこそがMirthだ。

Mirth Vintage

大振りなイヤリングで、着こなしにスパイスを加えて。シェルの素材を使ったヘアピンは、入荷したらすぐに売り切れてしまうほどの人気商品。

Mirth Vintage

シルクやシフォンを使ったアイテムは、スタイリングをリュクスに仕上げてくれる。

Mirth Vintage

足下にこっそり隠れている靴達も忘れずにチェックしたい。

【Mirth Vintage】
住所:606 Manhattan Ave, Brooklyn NY 11222
営業時間:12:00pm〜7:00pm(月〜金)11:00am〜7:00pm(土)12:00pm〜6:00pm(日)
web:https://mirth.co

chickee’s vintage
(チーキーズ・ヴィンテージ)

chickee’s vintage

Gucciのヒールつきのローファーを外から眺めていると「めちゃくちゃ可愛いよね。ヒールのローファーはかなりレアよ。試着してみない?」とあれよという間にお店に引き込まれた。

ザ ウィリアムズバーグ ホテルやワイス ホテルが並ぶ、ワイスアベニューという最高の立地にあるchickee’s vintageは、アートブックやポスターなども飾られており、ファッションをアートのように魅せている。

chickee’s vintage

カラーパレットのように並べられた服は、見ているだけでウキウキする。

chickee’s vintage

状態の良いアイテムだけをヨーロッパで買い付けているんだとか。長年愛用できそう。

chickee’s vintage

アート好きのオーナーは、他の店では手に入らないグラフィックティーや、マティスなどのポスターも取り扱い、彼女のセンスの良さが光る。

【chickee’s vintage】
住所:135 Wythe Ave Brooklyn, NY 11249
営業時間:11:00am〜6:00pm(冬時間:月〜日)12:00pm〜7:00pm(夏時間:月〜日)
web:http://www.chickeesvintage.com

同じようなアイテムがずらっと並ぶ古着屋に入ると私はいつもこう思う「よし、時間がたっぷりある日に出直そう」と。そしてその日は、やって来ない。ブルックリンの古着屋はどうだろうか。アイテム数は多くないものの、今シーズン、私たちのショップはこのスタイルを打ち出しています!とどんな雰囲気のショップなのか、そのテイストが自分に合うのかが店内に入った瞬間に分かる。

必ずしも新品の服だから良いというわけではない。さまざまな年代の中から自分のスタイルを見つけるからこそ、よりしっくり来る自分だけのスタイルが見つかるはずだ。

神奈川県横浜市出身。2018年より渡米。日本でファション誌の編集者として勤務した後、現在は、ニューヨーク マンハッタンにあるアート学校でグラフィックデザインを学ぶ。

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