ハローキティが誕生してから、50年。
その節目を記念した展覧会「Hello Kitty展 ―わたしが変わるとキティも変わる―」が、名古屋・金山南ビル美術館棟(旧・名古屋ボストン美術館)で開催されています。(2025年12月19日(金)〜2026年2月15日(日))
世代や国を越えて親しまれてきたハローキティ。本展は「キティとわたし」の50年をテーマに、ハローキティだけが持つユニークさを紐解く新しい展覧会です。ハローキティの展示史上最大量のグッズ展示をはじめ、個性あふれるアーティストとのコラボ作品、オリジナル映像コンテンツなど、さまざまなコーナーでそのユニークさを紐解きます。
展覧会のみどころから気になる限定グッズまで、たっぷりとご紹介します。
© 2025 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. SP660003
目次
キティはあなたの世界にやってくる



貴重な初期のぬいぐるみも展示
ハローキティのユニークな点は、ファン自身の世界にキャラクターの方からやってくること。エントランスでは、あなたの世界にやってくるキティをイメージした演出でお出迎え。貴重な初期ぬいぐるみの展示にも注目です。
グッズ出身のキャラクターとして



ハローキティの最大の魅力のひとつは、「グッズから生まれたキャラクター」という点。最初のコーナーでは、これまでに発売された膨大な数のグッズが、壁一面に飾られた展示を中心に紹介されています。
ペンケースやお弁当箱、バッグに至るまで、生活のそばにあったキティがずらりと並ぶ様子は圧巻です。「これ、見覚えがあるかも」「昔、家にあった気がする」など、想い出のグッズを探してみてくださいね!
ファンの“ほしい!”に寄り添って


時代ごとの空気を取り入れ、変化し続けてきたキティの姿も見どころ。新しい流行、暮らしの変化、SNSという新しい文化など、ファンの「こうあってほしい」という思いに寄り添いながら、デザインや表現を変えてきた歴史が紹介されています。
カジュアルな装いのキティから、ファッション性の高いグッズまで、世代ごとの「らしさ」が感じられるアイテムが並んでいます。
変身できるから、誰にでも寄り添える


ハローキティはさまざまな“形”に変身してきたキャラクターでもあります。
ご当地キティシリーズや初期のコラボレーションアイテムなど、キティが他の文化や場所と交わりながら、多様な表現を見せてきた歴史が紹介されています。
キティは、いつでもあなたのそばに



30人のアーティストたちによる 「わたしとキティ」 をテーマにした作品展示。個々の想い出や視点とキティの関係性が、色や形、線の中に描かれています。
見返り美人図や風神雷神図屏風(重要文化財)、三代目大谷鬼次の江戸兵衛(重要文化財)など、東京国立博物館の収蔵品とのコラボレーションも、みどころです。
フォトスポットとして楽しめるコーナーも


フォトスポットとして楽しめるコーナーも!ドライヤーやサンダルなどのグッズが巨大サイズで登場。ぜひ記念撮影を楽しんでくださいね。

名古屋会場からは、大阪・関西万博で話題を集めた「ハローキティ×藻類」の展示も新たに登場!
さまざまな形の藻類に大変身したハローキティが話題を呼び、万博会場で多くの来場者を楽しませました。その一部を抜粋し、名古屋会場から新たに展示されます。
展覧会限定のグッズも要チェック!





展示を見終えたあとは、会場内のショップへ。ここでは、展覧会限定のグッズが販売されています。ファン必見の図録をはじめ、オリジナルのぬいぐるみ、トートバッグなどここでしか手に入らないグッズばかり。
藤田屋の「大あんまき」やパンのトラの「りんごデニッシュ」など名古屋会場限定のコラボ商品にも注目です。

50周年という節目に開催されている本展。かわいさや懐かしさだけでなく、長く愛され続ける理由を、展示を通して感じ取ることができます。
ハローキティが、ただのキャラクターではなく、それぞれの暮らしや記憶に寄り添ってきた存在であったこと。そのことに気づかせてくれる、静かでやさしい展覧会です。






